【映画】「鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎 真生版」⚠ネタバレ感想⚠️
めちゃくちゃに気になっていて、逃しているうちに半端ない人気が溢れに溢れ、余計に気になっていた作品が再び上映されたのを気に観に行ったぞっっっ!!
ホラゲーが大きな影響を受けたわけだけど、閉鎖的な村での大きな権力を持つ一族の裏ではその繁栄を維持するために、身内でも手をかけることもためらわないというのにも惹かれ、そういうのがあると、前回の時にパンフだけを買ったのだけど、というのを知り、めちゃくちゃに楽しみにしていた。
横溝正史にも影響されている私なので、それと思わせるところがあって、とても楽しめた!
何者かによる身内が次から次へと殺されていき、それがそのうちこれは人間の仕業ではないと気づいた時、そこは妖怪が溢れるゲゲゲならではの要素で、妖怪好きとしてもわくわくしてしもうた。
ゲゲゲの父と水木がいつ会うんだとドキドキワクワクしていたら、出方がおどろおどろしい。
この驚き、ぞっとする仕方がホラーチックで滾らせるところ。振り返った時にはいないというのも良い。
座敷牢に入ったきっかけもよそ者だからというのと、閉鎖的な村ならではの理由。
水木も凄惨な過去が重なり、庇ったことでそばにいることになったわけだけど、その出会いがきっかけで、最初のうちはタバコをあげることすら嫌がっていたけど、村のほぼ中央に存在する禁足地のことがあって、タバコをあげたり、ゲゲ郎が妻を探しているということに協力したりと段々と隣にいるのが当たり前になっていく関係が良い。二次が捗るのもよく分かる。
けど、妻がいるひととそのような関係になるのはちょっといただけないぞと思っていたのもある。
しかし、戦時中で見かけた屍のような人間に打たせていたという『M』の正体、そして妻の行方と、龍賀家の裏を知ってしまった時、これは水木が慰めて欲しいと思ってしまった。あと、後の鬼太郎を代わりに育てる話がちょろっと。
結果的にその一族も村ごと狂骨によって一夜にして滅んだわけだけど、滅んで本当に良かったとさえ思ってしまう。
祖父と孫娘による近親の結果産まれた男の子でさえも、その祖父によって運命を弄ばれたのがな⋯⋯何度その祖父に心の中で罵詈雑言を吐いたことか。水木もその事実を知って、気持ち悪さを覚えたのもうなずける。
沙代の母が水木が社長のお気に入りだと言った時、身体の関係があるのだと思ってしまった私をコロしてくれ。きっとそういう意味ではない。
時ちゃんがものすごく不憫なわけだわ。そこで泣けたし、エンディングもなんだ。水木はゲゲ郎がああ成り果てたことは知らないから、驚いたことだろう。記憶も失くてしまったし。
けど、再びやってきて奥さんを弔ってあげた時、後の鬼太郎がそこから這い出てきて、バケモンだとコロそうとしたけど、脳裏に過ぎる顔の見えない誰かによって、そうしなかったという⋯⋯泣けるで。
ああ、見て良かった。
桜が綺麗に咲くのは、その下に死体の血を吸っているからと昔聞いたことがある。
その迷信めいた話を思い出させる血桜の描写は好きなところ。
水木がどうにかこうにか鬼太郎を育てる育児日記ください。
ちなみに画像のパンフはラス1でした⸜🙌🏻⸝
今年で二回目の出来事ヽ( ´_つ`) /