【ホラー】「残穢」レンタルして観たよ⚠️ネタバレ感想⚠️
WOWOWでやっていたことがきっかけでレンタルをしてきた。
───WOWOW加入しておらず、レンタルも今回は初めてである。
小説を1回読んだ程度であるけど、なんだかんだ覚えていることは多い。
物語の性質上、マンションの住人とその周辺にも今後関係していくので、なかなか多い住人が登場するので、ノートに(途中までだが)書いたことは懐かしい。
ホラー作家である「私」が送られてくる体験を元に執筆していくというもので、今回もそういった形である一通の手紙が送られてくる。
ある部屋から箒を掃くような音が聞こえるのだという。
そこから送り主の久保氏と共に周りに聞き込み調査をしていくうちに、「ゴミ屋敷であった住人のとにかく隙間という隙間を埋めていく」「床下から猫の鳴き声が聞こえるお婆さんの話」「赤子の泣き声」·····と年代を追っていくごとに、その時その時何があったのか分かっていく。
久保氏の部屋で聞いた「箒を掃くような音」は「ある婦人が突如として首を括り、緩められた帯が引きずる音」だということも。
これの何が怖いのは、久保氏が住んでいるマンションが建った後の話ではなく、それ以前に起こったことが今でも起きているということ。
ということは──土地そのものに穢れが染み込んでいること。
映画ではチラリと、小説はそのことに触れていたと思うけど、建物を建てる際には「地鎮祭」が必ず行われる。
その土地に新しく建て、そしてそこに安心・安全に住むことを祈祷するもの。
祈祷したとしても、血なまぐさい人間関係のせいで、穢れていくのだけど。
そこに根深く、そして、長年であればあるほど。
家のことで言うと、事故物件住みます芸人の松原タニシ氏が書いた『事故物件』内にあった、「旦那の実家の床下にあった、まるでコトリバコのような物があった話」と「木の根に何故か大量の髪の毛」。
これも、いつからあるのかは分からないが、その家の者を呪うためにそうした細工がしてあって、土地そのものが穢れてしまったやつ。
これの場合はその土地で起きた出来事だけど、今回の「残穢」は、最後はその土地の話ではなく、九州で起きたある炭鉱事故からがきっかけで、何故か遠い地まで穢れが来て、今でも起こっているという話。
嫁入り道具として持ってきた美人画が穢れを背負ってきた、ということで辻褄が合うのだろうか。
そういえば欄間を覗くと、本編で何度も言っていたような地獄が見えるくだりってあったっけ。あの欄間も九州にあった木から作られていて、それが穢れが染み込んでしまったから、怪奇現象が起きた話·····ってあったような。
真っ黒な人影のようなモノが出てきた際の、呻き声よりも何だか違う、壊れたラジオから聞こえてくる音声のような声って、ホラゲーでもよく聞いた声なんだけど、実際、ああいうモノってあんな風に聞こえるのかな。はっきりとした姿は見えずとも、視界の端で見間違えたレベルの視え方しか視えてないので、声は聞いたことがないので。
座敷牢に閉じ込められた青年の床下から気味の悪い表情で見つめるシーンは、気味が悪かった。演出で不鮮明な映像にしているのでなおさら。ホラゲーでもよくある演出だったので、ある意味興奮したが(笑)
先ほどの家のことで、個人的な怖い話。なので、本編から話が逸れるけど。
祖父の家に遊びに来た際、トイレに行きたくなったわけなんだけど、居間から近いトイレは先客がいたので、その奥(とはいえ、大まかにいうとL字型なので、右に逸れる形なのだが)のトイレに行くことに。
サザエさん的に言うと、外廊下にある感じで、そのすぐ近くの部屋(サザエさん的に言うと波平がよくいる部屋)を通ってのルートなのだが、開けっ放しとなった部屋は薄暗く、そして、何だかわけの分からない怖さがあった。
自身の家の奥の部屋でも、理由は分からないが、怖く感じることがあったので、そのような感じなのだろうと思ったのだけど、数秒間じっと視えない何かを見つけようとしていたことは覚えている。
深淵をのぞく時、深淵もまたのぞいている、ような感覚だった。
相手は全く視えてないのに、いるような気配は感じた。
後に聞くと、私からして曾祖母が隠居部屋として使っていたらしいが、理由は分からないが、怨みを持って亡くなったという。
その怨念が染み込んでいる、ということになる。
地鎮祭のところで話した、「長年であればあるほど」というのは、こういう経験をしたからで。
そういうきっかけもあって、特に家関係の怖い話を好んで読んでいている中、この作品を見つけた。
これもある意味、ネタの1つであり、だから人の念って消えないんだなと納得する要素の一つになった。
あと、座敷牢について色々と知りたかったので、いい勉強?になった。
私としては、特に怖いとは感じられなかった。怖いとは何か違うなみたいな。
「私」演じる竹内結子氏の話し方が気になった。ぼそぼそっていう話し方。なんか、うーん·····。
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