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3年ぶりに帰ってきた暑い夏の思い出・ももフェス2022(初日)
ももいろクローバーZの夏ライブは毎年灼熱の下で「バカになれ!」をテーマに開催されてきました。
しかしここでも御多分に洩れず、コロナのため2020年から2年連続して客入れのライブは中止に。
幾多の困難を乗り越え、遂に満を辞して3年ぶりの夏ライブが
「ももクロ夏のバカ騒ぎ2022 -MOMOFEST-(以下ももフェス)」
と銘打ち、お馴染み西武球場前駅からほど近いベルーナドーム(頻繁に名前が変わる)にて開催されました。
例年この夏ライブは豪華なゲストやド派手な演出で盛り上げるのが恒例となっていますが、今年は早くから「ももクロメンバーとDMB(ダウンタウンももクロバンド)以外ゲストは一切なし」と宣言。
ももクリはメンバーのみ(マーティがスペシャルゲストも1曲だけ)でしたから、DMBが帰ってきたことは一歩前進でとても嬉しいことです。ですが、やはりいつもの夏に戻るにはもう少し時間がかかりそうです。
中止になった昨年と一昨年はセンターステージに砂かぶり席を始め多種多彩な席種を設けていました。今年はスタンダードなエンドステージながらステージからの距離や座席のグレードにより席種に格差をつけていました。
遂にアリーナよりスタンドが割安になりましたが、これにはわだかまりが残りそうな気もしなくはないのでそれは後程。更にアリーナはTDFシートと名付けた前方確約席も。アリーナで水が掛かるのはTDFシートだけ!という触れ込みでした。
とにかくコロナ後初めてのドームライブなので、運営側の試行錯誤があちこちに垣間見れて頭が下がります。
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7月30日。
暑かった今年の夏を象徴するような灼熱の中、ももフェスは無事初日を迎えました。
物販は昨年のまるごとれにちゃんで導入した「Narabee(ナラビー)」というシステムを採用。事前に商品をセレクトし代金を決済、当日は指定時間に物販エリアに行き、送られてきたバーコードをかざせばすぐに品物を受け取れるという、なかなか優れたシステムです。去年の時点でこのシステムもっと広く導入すれば良いのに、と思ってたのでこれは朗報でした。実際、人数が格段に多い大箱ライブでも待ち時間は殆ど要することなく品物を受け取ることができましたから、これからも定着してほしいです。
とにかく暑いので体調優先で、現場到着→物販受取り→入場まで淀みなく行います。公式物販以外は残念ながら今回は見送り。
ドームは今年初めにかけての大改修を経て、左右に振り分けるゲートが撤去されて手前1箇所のゲートに集約されました。これが功を奏して、左右どっちから入れば良い?という迷いが解消されたのは良いことです。
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集中してしまう問題はあるものの
入場指定時間で対応してる模様
入場してしまえば直射日光は遮られるので少しは凌ぎやすくなりますが、そこはそれ、夏は蒸し暑く冬は寒いベルーナドーム。あの隙間は風通しが良くなるための隙間ではないのか!?と再三に渡り問うてきた疑問が湧いてきます。まあやっぱり蒸し暑かったです。
ももクロをはじめスタプラ現場はアルコール厳禁なので勿論ビールの売り子さんはいませんが、サーティワンの売り子さんが出ていました。ライブ会場でサーティワン食べる機会とかそんなにないじゃん!ということで記念にいただきました。ドーム名物、狭山茶の売り子さんはいなかった模様。
春一に続き、今回もクラウドファンディング形式で資金を募りました。参加者の名前入りミニのぼりをステージに並べて、のぼりはライブ後本人に送られるというリターンです。のぼりを確認してもらうために、開演前にステージセットの撮影タイムを設けたのも春一と同様。ステージセットを自由に撮れる機会は本当に貴重です。
さて、早めに入った理由はもうひとつありました。なんと2日間に渡ってAMEFURASSHIがオープニングアクトを務めることになったのです。
開演30分前から、20分程度の持ち時間とのこと。絶対に見逃すわけにはいかない。
【アメフラのオープニングアクトについては別掲します】
AMEFURASSHIは堂々と、いつものパフォーマンスを完璧にやり切って空気を温めていきました。
いつもの影ナレもここで聞くと懐かしさすら感じてしまう不思議。
そして定刻。OPビデオ、春一は立木さんのナレーションが無かったので消化不良でしたが今回は立木さんの美声が聞けて一安心。相変わらずOPから泣かせるから困る。
初日のセトリは以下の通り。
M-1. 労働讃歌
M-2. 吼えろ
M-3. Nightmare Before Catharsis
M-4. 愛を継ぐもの
M-5. ダンシングタンク
M-6. stay gold
MC
M-7. ショービズ
M-8. ココ⭐︎ナツ
M-9. ワニとシャンプー
DJ TIME by TeddyLoid(△)
M-10. MYSTERION△
M-11. momo△
M-12. ロードショー△
MC
M-13. 孤独の中で鳴るbeatっ!
M-14. ツヨクツヨク(移動)
(サブステージ)
M-15. HAND
MC
M-16. なんとなく最低な日々
M-17. 未来へススメ!
M-18. 走れ!(移動)
M-19. PUSH
(アンコール)
UN-1. 一味同心
DMB紹介(Zの誓い)
UN-2. Believe
MC
UN-3. キミノアト
UN-4. ニッポン笑顔百景
MCや移動を挟んで全体をいくつかのパートに区切って、それぞれにテーマを持たせる構成でした。
オープニングから6曲ノンストップで強めの曲を押しまくるパート、ココナツとワニシャンで夏を満喫するパート、TeddyLoidさんのゴリゴリなクラブパート、チルなアコースティックパート。
それぞれ全く違う顔のももクロを魅せてくれます。なるほど、ももクロしか出演しないのに「FES」とはこれ如何に?と思ってましたが、そういう趣向ですね。
制約がまだまだ多い中、手駒だけでどれだけバラエティに富んだライブを魅せるのか。とても難しい筈ですが、最高にかっこよく、しかもさらっと見せてしまうももクロちゃんはやっぱり凄いです。
個人的にはサブステージでチルい演奏を終えたサトヒロさんが自転車で颯爽とメインステージに戻っていく姿がめちゃくちゃツボでした。
アンコール1曲目は馴染みのない、しかしどこかで聴いたはずのイントロから。えっと、どちら様でしたっけ、、としばらくうろたえていたところ、途中から今年の田中将大投手曲「一味同心」だとわかりました。
夏菜子ちゃんの作詞作曲による、どストレートでひたむきな熱い応援曲。マー君曲ということを置いても、心に響く曲です。
みんなだいすきBelieveと、キミノアト。アンコールでとっておきを持ってくるのずるいわ。
そしてオーラスは笑顔百景。笑いながらしんみり涙してしまうのですよ。
初日からあっという間の3時間コース。すっかりお腹いっぱいなのですが、物足りなさと言えばRe:StoryとHanabiがなかったことぐらい。2日目に期待。
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西武名物の駅前大渋滞がほとんど
なかったのはすごいですね