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ももクロ・ライオンZEXPOで奇跡が起きた話

新年早々、いきなり昨年を振り返る話です。
昨年のネタはまだまだあるので暫くは続きます。


『ももクロ・ライオンZ EXPO』と題して、西武ライオンズとのコラボイベントが年を跨いで1/3まで開催中です。
お馴染み、メットライフドームに隣接する新たな施設「獅子ビル」を舞台に、ももクロの歴史を舞台衣装や懐かしい小道具などとともに振り返り、コラボメニューを展開するカフェを楽しむというイベントです。

メットライフドーム(西武ドーム)と言えば、2012年のSummer Diveツアー最終日、通称「夏西武」でももクロ初のドーム公演を敢行したのがご縁の始まりで、以来、2013年春・冬、2016年春、2019年夏と大規模公演で何度もお世話になっている会場です。
(単独コンサート以外でも、2014年にはファンクラブイベントで、2018年にはスターダストプラネットの合同イベントで使っています)
また、2017年には百田夏菜子さんがライオンズフェスティバルの応援大使に就任、チームは13連勝という快進撃を記録したことでチームにも好感を持たれているようです。

参考記事: 西武×ももクロ 辻監督「勝ち運」あやかりV奪還だ (日刊スポーツ)

そんなメットライフドームが今年のシーズンインに向けて、かつてない大規模リニューアルを行っているのです。
西武ライオンズ球場時代からの伝統だったバックスクリーンや外野芝生席、1塁側と3塁側に分かれての入場ゲートがすべて刷新されるというのですから、これは屋根を架けたとき以来の大改修になるのではないでしょうか。

そんなリニューアルを盛り上げるべく駆り出されたのがももクロ。前述のオープニングイベントには辻監督も同席し、社交辞令とも本音ともつかないコメントで歓迎ムードも満点です。
余談ですが、ここ3年に限っても、ライオンズのコラボ後に2018年には東京ドーム公演に合わせてジャイアンツと、2019年には高城さんと佐々木さんがベイスターズとのコラボを行っています。更にホークスの石川柊太選手がモノノフという縁から佐々木さんが入場曲を提供するというように、多くのチームとの交流をかなり自由に行っている印象があります。
野球ファン側からすると「あちこちのチームを渡り歩くけしからんタレントなど要らん」とお叱りを受けそうなのですが、チームからのオファーがあれば割とフレキシブルに乗っかるスタイルがいかにもももクロっぽくて好きです。

EXPOの話に戻ります。
最初にざっと書いた通り、イベントは大きく分けて2ブロック、展示とコラボカフェです。
展示のほうは、2018年に10周年記念展を行った際にも展示された過去の大箱ライブのステージセット模型やベアダーの実物展示に加え、ももクロに詳しい事情通のヘビのみなさんの実物(表現がおかしい)がエントランスでお迎えしてくれるという新しい展開も。
メインは西武ドームとの歴史を振り返るコーナーで、西武ドーム開催時のステージセットと衣装が展示されています。自分にとっては初参戦の春西武(2013年春の一大事)の衣装を見ることができたのはとても有難かったです。

そしてフロアを上がって、物販とコラボカフェのスペースに。
物販はライオンズに寄せたタオルやフラッグ、更にはオールドライオンズモチーフのユニフォームも。また、絶版のももクログッズも復刻しています。
コラボカフェは、メンバー4人が監修したフードメニューとドリンク、週替わりのスイーツも登場。コラボカフェのネガティブなイメージ、加えてイベント初日に現場から送られてきた手際の悪さなどを聞いていたためどうなっているかと思いきや、とてもスムーズなオペレーションで一安心。高城さんの激辛餃子と箱推しのプレートをいただきましたが、味にこだわったかなり本格的なメニューでした。
カフェでは「伝説のおしはがし」と題し、フードとドリンクを注文するとチェキが当たるというイベントも開催されていましたが、こちらはくじ運なのか目押しがダメなのか、まったく当たらず、でした。

本来イベントはこれで全部なのですが、川上MGのサービス精神で、会場のファンとメンバーをzoomでつなぐというイベントをゲリラ的に行っていたのです。
これはzoomを立ち上げた川上さんが会場内のオープンスペース(ビジョンあり)に集まったファンにインタビューし、拾われたファンがメンバーと直接お話しできるという、お手軽にして最強のイベントなのです。
メンバーのスケジュールもあるので毎日あるとは限らず、また誰が何時ごろ出るのかも全く分からないので、当日のタイミングが合うかどうかは運次第。
私は19日と27日に行ったのですが、最初の入場時間で入った19日は完全に空振り。27日は14時入りのチケットでしたが、ここまでの流れからメンバー登場があっても夏菜子ちゃんかあーりんではないかと予想。2日ぐらい前に出ていたれにちゃんはこの日の出番はないと踏んでいたのです。

カフェで美味しくいただいた後、そろそろ始まるかも、との情報が流れ、指定場所に向かうと既に最前列はほぼ埋まっていて、ビジョンに向かって右側(舞台で言えば上手)と左側(同じく下手)に少し余裕があるだけでした。
この時点では誰が来るのか全く分かりません。
すると自撮り棒にスマホを取り付けた川上さんが下手のオペ室から登場。自分の位置が川上さんに一番近い。

川上さんの前説。今日つなぐメンバーは・・高城れにさん!
えっ。
予想ハズれたよ。いい方向に。
れにちゃんがビジョンに登場。川上さんが会場を映しながら(その映像はれにちゃんにも届いています)下手から上手へゆっくり移動。
れにちゃんと一瞬だけ2ショになったよ!よっしゃ!!
などと浮かれているうち、最初のお話し相手に上手側の親子連れをご指名。
ほのぼのとしたお話がしばし続く。
さて次、れにちゃん、誰とお話しします?と川上さん。
それじゃ、最初に映ったウインドブレーカーのひと!とれにちゃん。

え?
ちょっと待って。
最初に映った、ウィンドブレーカーのひと?
今日は卸したての公式ウィンドブレーカー着てきましたけど。
えっ?
えっ?

れにちゃんに、指名されたのかい?

待て待って待って、そんなことってあるかい。
上手から下手に川上さんが移動してくる間、暫く状況が把握できずぐらんぐらんしていた。
いや落ち着け。
ここはちゃんと会話を成立させないと。
えーと、取り敢えず今日の服装で拾ってもらったと思うので、よし、ウィンドブレーカーと今治タオルマスク(暖かい)の話だな。
意識が遠のきそうになりながらも、何とかそこまで考えをまとめ、川上さんが来るのを待つ。
川上さんが目の前にやってくる。ビジョンには自分と、れにちゃん。
うわー。
うわー。
れにちゃんに「お名前は?」と聞かれる。れにちゃんに名前を聞かれて、名前を呼ばれるイベントってホントに存在するのか。
(名乗ったのはモノノフ界隈でのHNで、もちろん本名ではありません)
何度となく気が遠くなりそうになるのを必死でこらえながら、ウィンドブレーカーがとても良いものなのでみんな買いましょう、という話と、今治タオルマスクも暖かくてこの時期にとても良いです、という話をした、と思う。
今思うとなんか一方的にばかすか話し続けるキモオタの典型なのだけど、あの場ではどうしようもない。
そんな与太話も、れにちゃんはずっとにこにこしながら聞いてくれていたのははっきり覚えている。
そのあと、今日何たべた?と聞かれたので箱推しプレートを、前回れにちゃんの餃子を食べました、めっちゃ辛かったけどおいしかったです流石れにちゃんのメニューでした。と(かなり早口で)。
最後に川上さんから何故か歳を聞かれるというハプニング?、川上さんから「人生の先輩」などと言われて恐縮するという場面もあったりして、概ね和気藹々な感じで次の方にバトンを渡すことができたと思います。
後で聞くと、どうしても自分で覚えていないことを口走っているようなので、冷静を装いながらも内心は一杯一杯だったことは間違いない。

メンバーとzoom越しとは言え会話するような機会は一生かかっても一度あるか無いか、だと思う。それが数々の偶然に助けられ、この混迷の2020年の最後に思ってもみない巡り合わせがやってきた。
奇跡が起きた場所がももクロと初めて会った西武ドームというのもまた、見えない縁が引き合わせてくれたのかもしれない。
zoomの最後に「また会いましょうね」と言われたので、「また会いましょう、れにちゃんも元気で」と交わした約束通り、また元気で再会できますように。

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川上さん、程々にいじってくれて本当に有難うございました。

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