アメフラっシ【SENSITIVE】全曲レビュー
※この記事を書いてる最中に各種音楽チャートが発表されました。
ORICON weeklyランキングで7位
billboard singleチャートで8位に
ランクインしました。
おめでとうございます!!
アメフラっシ初の全国展開シングル「SENSITIVE」がリリースされました。
これまで、配信とライブ会場/通販限定盤のみの音源リリースだったアメフラっシがいよいよ全国のCDショップに並びます。目標に掲げるメジャーデビューにあと一歩まで近づいてきた感じです。
タイトル曲のSENSITIVEは8月の単独ライブでお披露目され、楽曲と振付の圧倒的なカッコ良さに打ちのめされたのも記憶に新しいです。C/Wを含めて全5曲を完全に個人的な趣味趣向ベースで紹介します。
今回は5形態展開で、TypeAは全4曲の新曲とMVのBDつき、TypeBからEまでは各メンバーのジャケットです。
1. SENSITIVE
タイトル曲なのでTypeAからEまで全ての盤の1曲めです。
メタモルフォーズから始まったごりごり路線の最先端をゆく曲。コールが打てない昨今において逆にコールが打ちにくい曲のほうがすんなり入ってくる気がするのです。
ライブやリリイベで何度も観てるのに、サビのSとVの振付はまだ覚えられません。とほほ。
Music Videoは魚眼レンズを駆使し、正方形の画角で万華鏡の中を覗くような不思議な世界が繰り広げられる意欲作です。
本当に完成度が高く、個人的にはアメフラっシ史上かなり上位にくる曲です。
2. Lucky Number
TypeB(愛来さん盤)のC/Wです。
この曲も8月の単独ライブでお披露目されました。初めて聴いた時からどっぷりハマってしまった理由は、この曲のシティポップ的なアプローチに他ありません。
1970年代終わり頃からバブル期前後、ニューミュージックとJ-Popに挟まれた時期に台頭したのがシティポップで、都会的でオシャレな曲調が近年再評価されています。
このシティポップブームにアイドルも呼応する向きがありますが、この曲もまさにそのど真ん中を行くシティポップ感ありありの曲に仕上がっています。
Music Videoもシティポップ風で80年代的お洒落な都市生活者っぽい匂いを漂わせつつ、年頃の女子たちの儚い表情も捉えるという素敵な作品になっています。
愛来さんと卓球のミスマッチが何とも面白いのです。
3. DROP DROP
TypeC(市川優月さん盤)のC/W。
K-POP的な表現手法に大胆に踏み込んだこの曲は、スタプラアイドルフェスで初披露され、ばっしょーのエンドレスOiSaに続き会場内に衝撃が走ったものでした。
殊更K-POP的な面が強調されて言われがちですが、ちゃんとアメフラっシに落とし込んで高次元にまとめた、難易度の高い曲だと思います。
4. DISCO-TRAIN
TypeD(小島はなさん盤)のC/W。
待ってました、はなちゃん曲です。はなちゃんのいいとこが存分に活かされています。
最新の音づくりで表現しているのにどこか懐かしい気がするのは、メロディラインによるところなのでしょうか。
それにしてもゆづのラップパートは、もはや必要不可欠かつ自然にそこにいるレベルまで高まっていることに改めて気がつくのです。
5. BAD GIRL (Maozon REMIX)
TypeE(鈴木萌花さん盤)のC/W。
かなり大胆なキリトリですが、BAD GIRLのかっこよさが凝縮されています。
これもまた最先端のリミックスなのに、何故か懐かしさを感じてしまう。
ちょっと昔のゲームのSEっぽい音がふんだんに出てくるあたり、おっさんの琴線に触れる何かがあるのかも知れません。
初の全国展開ということでリリイベも精力的に行われ、都内だけではなく大阪や名古屋にも赴いてたくさんの人に接してきたことが、チャートインという大きな成果に繋がったのでしょう。
(個人的にはほんの少ししか協力できていなくて申し訳ない限りです・・)
これからどんな展開になるのか想像もできないですが、更なる飛躍の第一歩になりますように。
撮影可のリリイベでのショット。タワレコ感。
リリイベの写真はまた別掲しますので。