⑤社会教育的施設を巡る北海道旅 day2_夜の部
比布町から滝上町を目指します。
ここからは高速道路が無料なのが嬉しい。
山深い滝上町
滝上町を行くことに決めたのは前日のお昼でした。講習参加者から、滝上町で「19のケイゴがお好み焼きをつくる」という情報をいただきました。あの「19」ですよ。高校生のときめちゃめちゃ聴いた19です。ただそのときすでに19は解散していたのでテレビでも動いている19を見たことなかったのです。
そんなこんなで胸を躍らせて向かったのは滝上町のゲストハウスアンドリビング「ふくらい家」さん。インスタのキャッチコピーが最高でして「気づいたらみんなが集まっているじいちゃん・ばあちゃん家のようなばしょ」というように、本当にあたたかい場所でした。
18時すぎに到着。さっそく岩瀬敬吾さんがつくるお好み焼きをいただきました。
震えた。
京都からきているアーティストKEEWOさんと北海道ツアーをしているそうです。お二人のアコースティックライブも全身で浴びることができました。震えた。
この日は昼間に滝上町の牧場でピクニックイベントがあり、そちらでも歌っていたそうです。牧場ピクニックも行きたかったなぁ。時刻は20時10分、この旅の終着点・興部町へ出発です。
興部は「おこっぺ」と読みます
YTmusicで19を聞きながら興部町に向かうのですが、楽天モバイルがちょいちょい途切れました。夜のドライブの怖さは、鹿がいつ飛び出してくるのか。凝をずっとしている感覚。幸いにも危ないシーンはなかったですが、たくさんの鹿とキツネに出会えました。
この日の興部町では夏祭りが開催され、花火も上がっていたそうです。興部町に近づくと、花火を見終えた人たちの対向車がたくさんすれ違ってました。興部町の道の駅に車を停めると、まだ夏祭りは終わってなくて抽選会をやってましたが、会場には寄らず、一目散に雨の中「CLC」までダッシュ!
くわくわ企画が主催するパーティー
滋賀県彦根市に「くわくわ企画」という団体があり、地域に開いた診療所を建設中です。詳細はくわくわ企画のnoteを見てみてください。
そこのドクターが訪問診療の立ち上げ・開拓支援のために数ヶ月北海道に滞在していて、興部町のCLCにてライブ企画をすると聞いてました。今回の旅と奇跡的に日程があったので、なんとか興部町までやって来ました。
CLCに着いたとき(21時すぎ)にはすでにライブは始まっていたのですが、街の暗さからは想像できないくらい、とてもとてもたくさんの人で溢れていました。
アーティストは「DENIMS」さんと「村上リョーケン」さん。DENIMSさんは圧巻のパフォーマンスでめちゃくちゃ盛り上がりましたね。外は肌寒かったのに、めちゃくちゃ汗かきました。村上リョーケンさんは歌声が好きすぎて恋に落ちかけました。
もっと知りたいCLC
イベント会場だったCLCとはなんだったのか。
インスタによると「油そばとコーヒー(牛乳)と酒と洋服」のお店らしい。油そば食べたかった。CLCロゴ入りの服も欲しかった。CLCのこと何にもわかんなかったけど、若者がつくる新しい文化を感じました。
誰かが言ってました。
文化は中心から離れたところで興ると。
なるほど、興部。
興部の道の駅には、無料で泊まれる宿というか車両があったのでそこで一晩越せればよかったのですが、次の日は朝一の便で関西へ戻らなければならなかったので、深夜23時に興部を出発しました。
油そば、食べたかった。
社会教育的≒公民館的
興部から新千歳まで運転したり、寝たり、旅行を振り返ったり。
社会教育というのは、教育なので、行政がまちや市民に対してこうなってほしいという願いのもと、様々な事業が実施されます。
同じように、今回訪れた場所には、その場所を作った想いが、その場所だけでなく、まちや市民に伝わっているように思います。もしかしたら誰かのマインドを刺激して、変容を促しているかもしれない。とても社会教育的であり、であればもうその場所は公民館的な場所です。札幌の「空き地」、滝上の「ふくらい家」、興部の「CLC」と各地に、この時代にこの場所に、新しい文化を育んでいて、なんかいいなぁって。
お土産を買う時間もなかったので、最後に空港で初めて見るお菓子を買いました。
Googleマップのタイムラインによると、北海道での車の移動距離997km、徒歩4kmのおよそ1,000kmの長旅でした(滞在時間は36時間)。
ありがとう北海道。行きたかったけど行けなかった地域もたくさんあるので、Peachのセール情報を見逃さないようにしよう。