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どんな私になりたいか、のネックレス📿
「アクセサリーはアイデンティティである」
それは私が自問自答を始めるきっかけになった言葉で、
特に今年、mmmさんのリング100本ノック
浅草蔵前shopで体験できる“100本ノック”好評・口コミで広がってるので、もっと満足感上がる持ち帰れる資料作った💪資料作りだけで2日以上😂
— mmmjewelry💍12/11-17銀座三越1F𖥧12/27・28・29 東京新御徒町デザビレ (@mmm_jewelry) October 23, 2024
私も疲れて1日3人が限界&その日は皆様大体ジュエリー買えないので11月から有料にしますが、金額以上の満足感と楽しさはかなりあるかと!占いじゃないよ!🧙🏻♀️✨ pic.twitter.com/WO1NNevuKX
を体験してからは、身に付けたいもアクセサリーの解像度がどんどん高まり、アイデンティティのアクセサリーたちがどんどん集まってきた。
ただ『ネックレス』だけが、どうしても分からなかった。どんなものを身に付けたいのか。どんなものが好きなのか。
分からなさすぎてガールズの皆さんにお訊ねしたり。
どんなネックレスを着けようか悩み中です😭
— マメコ (@mameco05020) September 9, 2024
ガールズの皆さんはどんなネックレスを着けていますか?エピソードやお気に入りの点はありますか?
もしくは着けない方はその理由なども知りたいです🙏
よろしくお願いします✨#教えて自問自答ガールズ
(皆さんご回答ありがとうございました!よろしければまだまだネックレスのお話ききたいです)
『ネックレス』という存在は、アイデンティティなアクセサリーの中でも自己紹介の面も大きいのではないかと思う。
遠目から見た時、一番目立つ場所にある気がする。手元のリングよりも、顔に近くて視線が行きやすい。顔に近いなら耳元だけれど、近くに行かないと見えなかったり、髪で隠れたりするので。あと単純に一番面積が広い。一番の急所に付けるアクセサリーという気もする。耳や指は最悪無くなっても死なないけど、首〜胸元はさすがにね。
そんなアクセサリー界の大物を、どうやって選ぶか。
今までのネックレスの記憶を辿ってみる。
大学の頃に買ったネックレスはとても華奢なものだった。ほそーいゴールドカラーのチェーンに小さなリボンのキュートなもの。なんてかわいいの!と付けた瞬間にネックレスの存在感が消えた。結構ショックだった。
大学の頃はモチーフものもいくつか好きで持っていた。イミテーションのパールの蜘蛛やペンギンなど。でもそれらのモチーフが、ものすごく好きかと問われたら、別にそこまででもない。どうしてそれらを選んだのかあまり覚えていない。なんとなくかわいいから、というぼんやりした理由だったと思う。
イメコンを受けた時に勧められて購入したのはゴールドカラーの少し太めのスネークチェーン。初めてネックレスが似合うという感動があった。ただ、これはお試しに買ったプチプラだったのもあって、すぐにくすんでしまった。(今これを書きながら、今度は少しランクを上げた同じアイテムが欲しいなと思ったりもした)
自問自答を始めた頃に持っていたネックレスは3本あった。
コロナ禍もあって洋服が適当になっていた頃、何を着ていいのか悩んで入った地元の古着屋さんで購入した、シンプルなゴールドカラーのチェーンのみのものと、シルバーカラーのワンポイントが付いたもの。自由に古着を自分スタイルで着るロックな店員さんに憧れた。
好きなモデルさんが着物と合わせていてかっこいい!と憧れて買ったバイカラーでごつめのマンテルネックレス。これはよく似合っていたと思うし、褒められたりもした。
自問自答あきやさんとmmmまりかさんとのインスタ対談で「ネックレスは『しめ縄』」という言葉を聴いた。
手持ちのネックレスでは『しめ縄』には弱い…と思うようになった。憧れが詰まってはいたけれど、ちょっと安っぽいなとか、なんでこれを選んだのかの理由がぼんやりしていたりとか、そこまでデザインが好き!大好き!というわけでもないなとか。
結局、それら全ては手放した。安っぽさが気になるようになってきたとか、うっかりぶっちぎってしまったとか(華奢なネックレスでよくやる)、新しいものを買ってから手放すのではなくて、まっさらな状態で選びたかったのかもしれない。
マルジェラの太いチェーンが素敵だなとか、トムウッドのコンビカラーのマンテルがいいなとか、いやいやイギリスのヴィンテージのものも素敵だぞと色々考えたり。
今年になって実際試着に行ったのはヨウジヤマモトの黒のマンテルや、ティファニーのハードウェア。
黒のマンテルは思ったよりも細くて短めで少し物足りなかったのと、ハードウェアは一番太いやつがしっくり来たというのが面白かった。ハードウェア、素敵だった。それを付けた私が輝いて見えた。けれど、どうしてもそれでなければいけない、という理由が無かった。
そんな中、5月、伊勢丹新宿でmmmさんのポップアップが行われ、新作のネックレス『私のバラ』が出るとの事で、ふらふらと初新宿伊勢丹、初mmmさんにお邪魔した。
ハードウェアの一番太いものくらいでないとしっくり来ないかも、もっとゴツいものでないとまた存在感が消えるかも、と少し怯えていた。
チェーンとパールの組み合わせだと、他のブランドでもっとゴツいものがあって、それも相談させてもらったら(初対面なのにそんな相談までさせてくれて、本当にmmmさんは懐が深い…感謝しかないです)、「そのブランドさんは男性が作っているので、よりハードな印象になります。どんな印象になりたいか、ですよ」「今日はネックレスを買わないで、どんどん試着をしましょう!」とアドバイスを貰った。
『どんな印象になりたいか』は、かなり衝撃的な言葉だった。なんとなく好きとか、顔に似合うとか、骨格的に合うとか、憧れとか、そればかり考えてきたので、『どんな印象になりたいか』という視点は無かった。
その後、mmmさんのアトリエでリング100本ノックを行った時も、ネックレスが欲しいです!となって行ったのですが、「ネックレス、無くてもいいんじゃない?」という結論を出して帰って来た。
そう、正直邪魔かもって思う事が多かったんだ…なんか年齢的にもあった方がいいんじゃない?っていう義務感みたいな…
なので、ネックレスは付けないで生きる!と決め…
決められなかった
ネックレス欲しい!
ネックレス付けたい!
急所を護る『しめ縄』が必要だ!
と悶々と考えて、9月末に受けた自問自答ファッション教室でも、あきやさんに相談させていただいたり
ネックレスについても相談させていただきました🙏
— マメコ (@mameco05020) September 28, 2024
金の細いのにしようかなと思っていたのだけれど、細いやつを付ける感じじゃないと思いますよ〜😊とあきやさん
み…見抜かれている…ッ
可愛いんだけど、可愛いんだけど!
どちらかというと、早くネックレスを決めなくてはという焦りの方に近い…
翌日にヨウジさんのネックレスを試着したら、違う…となったり
(ちなみにこの時もmmmさんのポップアップにお邪魔してリングを頼んできたのだが、ネックレスの試着をせずに後悔している)
そして、ネックレスを付けたいので、ショルダーバッグを手放そうという決断もした。(ショルダーバッグそのものがなんとなくしっくり来なくなってきたというのもある)
自問自答ファッション教室を受けてから、ネックレスを迎えるまでのひと月は、バタバタの月だった。
無事に転職を果たしたのだが、前の仕事の残りの業務もこなす必要があり、転職先はパワハラ上司がおり(1年たたずに辞める人が続出している部署だった)、精神的にかなり参っていた。
帰りの電車を降りて、夜道を歩いて家に帰る途中、数年前に亡くなった歳の離れた友人の事を思い出した。彼女はいつも穏やかに笑っていて、でも芯があって、面白くて、大好きな人だった。新卒で入った職場の上司で、仕事の悩みも沢山話せた。結局その職場からは色々あって離れたのだけれど、その後もずっと交流をしていた。
その人からかけてもらった温かい言葉を思い出して、私は大丈夫だ、と感じて、ぼろぼろ泣きながら帰った。悲しくはない、悔しくもない、嬉しいような、安堵感のような、そんな涙だった。
私も、そんな人になりたい、と思った。
どんなに世界が忙しくても、周囲から何か言われても、自然体で、動じない心、落ち着いて、他人への思いやりがあるという意味で優しさがある。北極星みたいな人。
そんなネックレスを付けよう、と思った。
『どんな印象になりたいか』をネックレスは手助けしてくれるものだから。
ちょうどその頃、東京へ出張する機会があって、そのタイミングでmmmさんのポップアップがあった。前の日は初めての月末締め作業、翌日は初めての1人勤務というハードスケジュールだったのだが、もうここで行かないでいつ行くんじゃ!!と仕事の終わりにスーツ姿で突撃した。
私のバラのチェーンを3種類試着させてもらった。
1番大きいものはマダム感が出てしまっていまいち似合わず、2番目に大きなものは角張っていて似合うかな?と思ったのだが強すぎる気がして、結局1番小さくて少し丸みのあるチェーンにした。
面白いのが、5月の試着の時は「小さいものは少しさみしくて、角張っている方がしっくり来る」と感じていた。その時の状況と今は変わっているので、私の考えも変わったのだと思う。
太くてゴツくないと似合わないのでは?と懸念していたけれど、しっかり存在感もあって、モード感もあるのに、あたたかみもあって、しっくり来たのだった。
今回はチェーンだけでもいいかな?と思っていたのだけれど、パールも気になるものを見つけてしまった。なんなら最初は星型のパールをアトリエに見に行きたいなと思っていたのに、気になったのは星でも丸でもない、不思議な形のパールだった。急所である心臓のような、正拳突きの拳のような、私のハンドルネームの豆のような、チェーンひとつくらいの小ぶりな黒っぽいパールは、遠目からだときらりと星のように光る。これは私のパールだ、と思ったので、合わせてお迎えをした。
ネックレスを着けたい!胸に北極星を抱きたい!と思ってお迎えした私のバラとパールのチャーム
— マメコ (@mameco05020) November 5, 2024
はじめは☆型を考えていたのだけど、角度によって拳、ハート、マメ、そして遠くからだと星のような形に感じられて、私のだ…!となったのです
チェーンもこちらの形がしっくり来た!@mmm_jewelry#私とmmm pic.twitter.com/SY1CMGLZUo
そしてネックレスをお迎えして約ひと月。
相変わらず仕事が忙しくて、ネックレスを付けて出かけられたのはわずかだった。
けれど、面白いことがいくつかあった。
1つ目は、トップスを選ぶ時の基準が出来たこと。一気に寒くなってきて、冬服を買い足す必要が出てきた時、『このネックレスが付けられるか?』と考えるので、トップスのデザインが自然と絞られてくるのだ。襟が無いと冷たいな、パーカーには付けられないな等。これは今まで無かった判断基準だった。
次に、転職先での私の評価が「落ち着いていて優しい」というものだと知ったこと。職場にネックレスは一度も付けて行っていない。休みの日に付けて出かけたのだって片手で数えられるかどうかだ。引っ越しの準備もあるので、毎日ネックレスを見ている訳でもない。けれど、心の何処かにあのネックレスがしっかりある。
「なりたい」象徴をネックレスという形にしたことで、「なりたい」への第一歩を踏み出せたのかもしれない。