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【mmmさんのアトリエ訪問】ジュエリー赤ちゃん、はじめの1歩は言語化100本ノックから

ドキドキしながら予約をして、こちらにお邪魔してまいりました✨


今回、mmmさんのアトリエにお伺いするにあたって「言語化100本ノック」をお願いしたのは、私の「好き」は、本当に「私の好き」なのだろうか?という疑問があったから。
幼稚園や小学校低学年の頃は「私の純粋な好き」を持っていたように思う。
しかし段々と、
「好きだけれど似合わない」
「他者から似合うと言われたけれどそんなに好きではない」
「大して好きではないけれど流行っているから選んだ」
「年齢や社会的に好きといってはいけない気がする」
などの雑音で、私の素直な「好き」が聴こえなくなっているような気がしていたから。
私が「好き」と思っているものは、無意識のうちに誰かにコントロールされたものである可能性は無いだろうか?そんな不安を払拭したかった。

親子関係や職場、社会全体…色々な場面で、ダブルバインドやミスティフケーションといった「見えない虐待」を無防備に受けてしまったこともある。カウンセリングなどでだいぶ意識をできるようになってきたけれど、自分の「好き」は本当の「私の好き」なのだろう?


ジュエリーショップでノックとは…?となるかもしれないが、まさにノック。自分の場合だと中学時代の部活、剣道部の時の総当たり稽古を思い出した。

私はジュエリー初心者…というか最早赤ちゃんなので、目に見えるもの全てを口にしたがるように、最初はひたすら、かわいい〜!これもかわいい〜!!パラダイス〜!!!となっていた。目に見えるもの、全てがかわいい(これは実際mmmさんのジュエリーが本当にかわいいので仕方がないんですが)。

全部かわいい〜!!!

しかし無情にもノックは開始された(こんなにそれぞれ全部かわいいのに、その中から選ばなきゃいけないの?!という無情)。

「買うか買わないか」ではなく、沢山あるリングの中から「好き」なものを選び、さらにはそれのイメージ、好きな所を言語化していく。

「これは近くの川、これは森、これは田んぼ、土…これはボクシングのグローブで…剣や飛び道具ではなくて拳で直接打撃なんです…こっちは蛙だから逃げちゃうので…これは目黒川の桜…こっちはビル、これは地元駅の夜空で…」

ジュエリーショップに行って、そこで出る(いや私が出したんだが)単語とは思わなかった。

何それ?!と思われた方、ぜひ体験してほしい。

これがその日の私が選んだ世界!

上から好きな順に並べた✨


言語化100本ノックをして分かったのは「私、好きなものをちゃんと持ってるんだな」という強い安心感だった。

地元の、しかも割と近場の、川や田んぼの、一見何も無いような景色がとても好きなんだなと。大体が俳句を作りに句会で、またはひとりで吟行に行った所。コンセプト「郷土史家」とも繋がる気がする。

移ろいゆくもの、はっきりしない色合い、透明感はあるが透明過ぎす中に何かを含むものが好き。当日着ていったY’sのデニムパンツもまさにそんな感じだった。

共通してるってことは、ちゃんと「好き」を選べてるんじゃない?!

好きな「かわいい」の姿も段々見えてきた。mmmさんのアトリエにはそれはもうかわいいが沢山あるので、かわいいの森で迷ってしまうのだけど、魔法使いのまりかさんはちゃんと道案内をしてくれるのだ(その森を作ったのもその魔法使いなんだけども笑)。

私は、かわいいが好きと言っても、レースやフリル、ピンクハウスやロリータを身に着けたいと思ったことはあまりなくて(他者が着てるのは「かわいい〜ッ!!!」となるけれど)、どちらかというと自然の造形でかわいい〜!となりやすい気がする。梅の丸い蕾、たんぽぽの花や綿毛、てんとう虫におたまじゃくし、ふっくらした冬毛の鳥…。そうした「かわいい〜!」を見つけて俳句にしたいのかもしれない。ちなみにそれらの「かわいい」は大体丸みがあったりするので、私の顔タイプとは喧嘩しやすく、着物の柄で取り入れようとして散々挫折したこともある。

これらは私一人で分かった事ではなくて、まりかさんの的確な道案内(質問や感想)によって気付いたこと。

予約枠は2時間なのだけど、これで大体1時間以上過ぎていた!あっという間だったような、すごく長い旅をしたような…とても不思議な魔法の時間だった。


そのあたりの時間で、自問自答ガールズの方々が来て下さった。事前にお会いする予定を組んでいたのだ。そこから暫く3人でまりかさんの魔法の時間に突入することになった。

もう、めーっちゃめちゃ楽しかった!

一人でもすごく楽しいのだけど、複数人になると、新しい視点、似合うものや耳の形!を見比べられることなどなど。それぞれ似合うものが全然違って楽しすぎた〜!

ささめさんは、きりりとカッコよくて、パキッとした色味がとてもお似合い。考え方がストイックで憧れました!

ゆとりさんは、自然体でポップでかわいくて、真剣にパールを選ぶ姿にかっこいい〜!としびれました!

「かわいい!」「似合う!」と言い合うのは普通の友人や家族でもあるかもしれないけれど、さすが自問自答ガールズ、上辺の言葉ではなく、自分のものも他人のものも、とても真剣に選んでいる。その姿勢が素敵でかっこよかったし、勿論当日身に着けてきたものも「しっくり」で最高だったし、店頭にあるものを試着していくと、「今日、付けて来たやつですかそれは?」というくらい馴染むもの、逆に似合わなすぎて「こんなに素敵なやつなのに何でこうなるの(笑)?!」みたいになったり、「探していたものはこれだ〜!!!」みたいなアハ体験があったり、楽しくて、真剣で、充実のお時間をありがとうございました!

こうしてジュエリーを沢山試着!ガールズさんたちとお話しつつ試着!気になっていたネックレスもちゃんと試着!をしたところ、

「今の私にネックレスは必要ないのでは?!」という結論が出てしまった。

え、ええ〜!!?

驚いた。何なら行く前は、ネックレスは絶対に欲しい!と思っていたくらいだったので。

でも確かに、

確かに、納得しちゃったのだった。

既に手放したものだけれど、去年コンセプト活動していた時付けていたネックレス、引っかかって邪魔だったなって。

でもアクセサリーを身につけるならネックレスはあった方がいいよねと思っていた。けれど、どんなネックレスを付けたいか?を考えても、リング等に比べると全然想像がつかなかった。

ハイブランドさんで試着して、素敵!となったものもあったけれど、ひんやり冷たいなとか、ちょっと重いなとか、あとやっぱり「邪魔だな」って心のどこかで思っていた気がする。

けれどmmmさんのネックレス「私のバラ」のコンセプトが最高に好きだから身につけたい!と思ったのも確かで、試着した時、軽いし、華奢感もあるのに存在感もあるし、すてき!かわいい!となったので、私のものにしたかった。

でもよく考えてみると、先日の伊勢丹ポップアップでお迎えしたリング、これこそが私のバラ!と、直感で思っていたのだった。そういえば。

えっ…もしかしてネックレス、義務感で欲しいと思っていた…?ごめんネックレス。


このリングが私にとっての「私の🌹」なのかも


100本ノック言語化天下一武闘会で優勝した青いリングも欲しい〜!青いリング欲しかったの〜!ともなったのだけど、いや優先順位そこまで高くないのでは?やめときな?という制止をまりかさんとガールズさんからも出していただき(笑)、今回はやめとくか〜…でも、いつか青を探しに来ますから!と渋々引き下がったのだが(赤ちゃんなので散々駄々をこねていた気がする)、帰る途中で気付いたことがある。

青、そこまで身に着けたくないなって。

嘘でしょ?

数秒前の事を忘れる子供か?

いや赤ちゃんか…まあ仕方ないか…?

いやでも嘘でしょ?こんなに簡単に切り替わることってある?

青欲しい〜ってあんなに駄々こねてたのに…よしよし落ち着いてとなだめられつつDringとか色々試着させて貰ったのに…

青系は眼鏡を持っていて、その眼鏡は主に仕事に使っている。お買い物にも普通に使っていたのだけれど、今回は赤いバラみたいなmmmさんのリングやルビー色のマスカラに合わせて、主に家用で使っていた赤い眼鏡を掛けていったのだった。

青、仕事用だな、って思ったら、ジュエリーとしては身に付けたくないなって思っちゃったんだよねえ。

青いリング付けたいの〜!ってなっている私に色々試着させて下さったまりかさん、ささめさん、ゆとりさん。すみません!青、今はやめます!


イヤークリップも気になるな〜、買うなら黒と白のやつかな〜と、こちらも試着させていただいた結果、ぴったり来たのは黒じゃありませんでした。

なん…だと…?

暖色系の、茶色のような、小豆色のような

そう、美味しそうなお団子のような…!!(詳しくはここで書かないけれど、コンセプト活動に関わるもの)

片耳はサイドに、反対側は耳たぶに、それぞれ違う面を出してアシンメトリーに付けてもらったら、最高にかわいかったのである。

「これ、欲しいです!買わせて下さい!」とお迎えしてきました(『千と千尋の神隠し』の「ここで働かせて下さい!」みたいな勢い)。

門番まりかさんを説得しないと買えないシステム…?というか、ジュエリー赤ちゃんの私が、見るもの全てに対して、かわいい!ほしい!と口に持っていって食べようとする(比喩ですよ!食べたいほどかわいいのも確かにあるけど!)のを、ちゃんとガードしてくれたのでした…ありがたすぎる…どんなに美味しいものだって量が適切でないと消化不良を起こしたり、食べ飽きたりしちゃうものね…

どんなに効きめのあるお薬だって、用法や用量を守らないといけない訳で。でも素人にはかわいいジュエリーは全部効きそうな気がしちゃうんですよね…

こうしてお迎えしたイヤークリップ、付けていることを忘れるくらい痛くないし、それなのに全然取れる心配が無いし、すごい!と感動しながらそのまま付けて帰宅!(前回のリングも付けて帰っていた)


お団子ちゃんと呼んでいる


個人的に、mmmさんの頭文字は「魔法使い」「道案内」「門番」かも?と思ったりした。

魔法みたいな空間で、道案内を受けながら、安心して選べる感じ。なんたって最後に門番もいるので、安心感がすごい。「本当に欲しい」という以外の感情で買おうとするのを止めて下さるという。素敵なジュエリー体験だったなあ…

自分のようなジュエリー初心者…赤ちゃんこそ、お店でじっくり選ぶのオススメします!

まりかさんは、かわいいとカッコいいのバランスがとても素敵で、とても気さくで、何より安心感がすごい方でした!お喋りするのが楽しくて、時間が過ぎるのがあっという間でした!

そして帰りの電車でも、帰ってきてからも、自問自答がすごく捗った気がする…

先日のあきやさん講演会の2択で、いちばん難しいと思った「情熱的」か「冷静」かという問い。

その時は「情熱的」と答えたけれど、「その情熱を冷静に見つめたい」という本音があった。

今まで「冷静」「平静」「落ち着いた」をイメージしたリングを選んで付けていた事があって、でも実際に付けたら「抑えつけられているようで嫌だ」と感じていたのだった。(5月の断服式で去年作った制服を全て手放したのだけど、ほぼ同時に自分で買ったアクセサリーも全部手放していた)

そこで、先日の伊勢丹ポップアップでお迎えしたDringを振り返ってみた。

ゴールドにガーネットの深い赤。明るい赤ではない、深い赤というのは、情熱的であり、冷静さも感じる。まさに『情熱を冷静に見つめたい』という欲求を満たしていた。

(ちなみにゴールドは情熱的、シルバーは冷静さを感じる)


言語化したら改めて好き!ってなった


mmmさんでのジュエリー100本ノックを体験して、「自分の好き」を自信を持って、素直に出せるようになってきた気がする。他人の目を気にせず、子供の頃の『これ好き!』という直感を再び味わえたから。それはmmmさんのジュエリー、それも『子供の頃に持っていたおもちゃの指輪』をイメージしたというツイストリングの試着だからこそ出来る技なのかなと思った。

かわいすぎる…

また「自分の本当の好き」が揺らいだ時は、ノックをしに魔法使いの元へ行きたい。