正直でいること。
あの人に話さないといけないなぁと思うことを話したら泣けてきた。
別に何が変わるわけでもないのに、というか、話してしまったらなかったことにはできないのもわかっていたけれども。もしかしたら、何も変わらないことが悲しいのかもしれないけれども、それ以上に正直でいられないことの方がつらい、気がしたのです。
私、すぐ先回りして考えちゃう癖があるんです。つらくなるかもと思ったら予防線を張らずにいられない。その予防線で自分が傷ついていたら世話はないよという話なんですが。
感情を語る言葉が足りなかったかな。
現実だけじゃなくって、事実だけじゃなくって、もう少し感情を伝えてたら今悲しくはなかったかもしれないと思います。ちょっと失敗。自分の中のものを伝えるのに夢中で、相手の中にあるものまで探せなかった。感情を語れば感情が返ってきてたかも。
でも正直でいれたから、間違ってはいないと思いたい。
一度嘘ついちゃうと、その相手にはずっと嘘を話さなきゃいけなくなるでしょう? そうしたくない相手なら、私はひとつも嘘をつきたくありません。
今日はnoteを書くと決めていた日だから書きにきたけど。
ちょっと心がぐちゃぐちゃで。こういう日はエッセイみたいなものじゃなく、物語を書くことの方が向いている自分を思い知ります。作者は神の目線でいるから、正直さを描く時にも冷静でいれるもの。
話して、私は少しだけ前に進んで。でも見ないふりできなくなったものに途方に暮れて泣いちゃうけど。
あの人は何を思ったのかな。あの人も正直でいてくれたかな。
小花の中のライオン像。
たてがみ一筋分の痛み。
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