3分で終わる!プログラミング概要 #4 - 関数
この記事は、非エンジニアやプログラミング初心者向けに
どのプログラミング言語にも共通の考え方を3分でお伝えしようというものです。今回は「関数」です。
3分に収めるために、あえて説明を避けた部分もあります。
より詳しくは別途調べていただければと思います。
この記事では具体例に PowerShell を使います。
選んだ理由は windows 10 に標準搭載の環境だからです。
具体的な表記方法はプログラミング言語ごとに異なるので、
大枠の考え方に注目していただければと思います。
関数
関数は同じ処理を共通化するもので、
あらかじめ関数を記述しておくことで、プログラムの他の箇所でも、
関数名で呼び出すだけで同じ処理を実行できます。
次のようなかたちです。
function <関数名> {
<処理内容>
}
多くの場合、関数を呼び出す際に値も渡します。
この値を引数(ひきすう)といいます。
受け取った二つの数値の差を返す関数を例に見てみましょう。
function gap {
if( $args[0] -gt $args[1] ){
$args[0] - $args[1]
} else {
$args[1] - $args[0]
}
}
ここでは関数名を gap としました。
処理内容は前回の条件分岐の回で挙げた例そのままで、
大きい方から小さい方を引き算するよう条件分岐して記述しています。
ひとつ違うのは、変数の名前です。
前回は $x, $y という任意の変数名を使っていましたが、
今回は $args[0], $args[1] という引数を表す変数を使っています。
かっこ内の数字が(0番始まりで)何番目の引数かを表します。
実際に呼び出してみましょう。
結果として
2
が返ってきました。
変数名のあとにスペース区切りで入力している二つの数値が引数です。
最初の引数は 3 で、次の引数は 1 です。
関数内では $args[0] に 3 が、$args[1] に 1 が代入された状態で処理されます。
関数が一度記述済みなので、次のように
関数名と引数だけで何度でも自由に呼び出すことができます。
今回は以上です。
読んでくださりありがとうございました。
今後取り上げてほしいテーマなどありましたら
コメントいただけるとうれしいです。
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