父が亡くなって気づいたこと~想像以上に母が専業主婦だった~
父が亡くなって今、一番気が滅入ること。
それは、いわゆる「手続き系」。
タイトル通り、母は専業主婦。
短大を卒業して一瞬だけ企業で働き父と結婚している。
私には姉がいるが、姉はとっくに結婚して子供が3人。
独身で動きやすいのは私だけだ。
ある意味、今回父の闘病に関しても、私が初めて自分自身が
独身でよかったと思えたこともあった。
やはり家庭や子供がいたら、
思うように最期父とは過ごせなかっただろうし、
父との時間を大事にできなかったとおもう。
私は有難いことに父を最優先して最期を過ごすことができた。
話を戻すが、とにかく父はリスク回避型の性格と、こだわりが
あったようだ。なぜなら銀行やカードが多すぎる・・・。
私は性格上母に似たのでそのような管理が苦手、
銀行もカードも数枚しかない。
そして母はというと前述の通り、全く管理や事務能力がない。
銀行の窓口にいってもてんぱってとんちんかんなことを言いがちなので
全てを紙に書いて
「この紙を、銀行の窓口にもっていって、そのまま読んでみて」
と伝えた。
最初はこの方法が全く思い浮かばかったので、
銀行の窓口に一人でいかせても親なのにガキの使いというか、
全く用事を済ませずに帰ってきたことも何度もあった。
こういう無駄なやり取りが何度も発生することに
さすがに娘の私は辟易していたし、だけど一歩ずつでも前進しなきゃいけない、やらなければならない状況で、ただ一人で背負わなければいけない
(勝手に背負ってるだけだけど)のが本当にしんどい。
とにかく銀行やカードの手続き、インフラ(ガス、水道、電気)は
時間をとられる。慣れていないから余計にわからないし不安だ。
途中からこの紙をもっていかせる方式で少しずつ回り始めた。
母に対しては「母」を思わず心を鬼にして会社の「新人」としてみたら
意外と厳しくも、もやもやもすっきりした(笑)
その合間で母は突然泣いたりするし、
強がっているがあきらかに精神的に不安定なので、それにつられて
私も不安定になることがしばしばあって、引きずられてはいけないと
わかっていつつも、ああ、こうやって死を受け入れていく過程を
ふんでいくのだな、と思っている。
ここまで書いて、カードも銀行も、母が全て全く把握していない前提を書き忘れていた(笑)つまり、母はカードも銀行もどこから引き落とされているかもわかっていないので、全てをたどっていかなければならない作業を2週間くらいかけてやった。
これが本当に大変だった・・・(涙)
リスク回避の父の性格ゆえ、母の記憶は全くあてにならず、口だけだしてくる母は更にたちが悪い(苦笑)
今思うことをばーーーっとかけたので今日はここまで。
49日過ぎたら少しは落ち着くのだろうか。