MXTX作品の同人活動及びコスプレについて

今回は、魔道祖師というジャンルで活動するにあたり、長年討論され続けているMXTX作品のルール(主にコスプレのルール、即売会参加の可否について)を再確認し、まとめました。わたしの頒布物を手に取ろうと検討している方、またコスプレはなにか気をつけることがあるのか気になる方は、1度最後まで目を通していただければと思います。

こちらの記事は今までの意見とすり合わせ、まとめたものですので、読んだ後の判断は各々にお任せ致します。


まず私が初めに参考にした日本語翻訳されているルールがこちらです。

・引用元が記載されている事
・私情をルールと混同していない事
この2点から、こちらのまとめを参考にさせて頂きました。

この翻訳まとめに書かれていることで今回特に関係がある所は

・同人活動も利益を出すことは許可されていない
・衣装は公式のものか、自作のものを使う

主にこのふたつです。

次に、この記事の引用元となったものを自分の目で確認するために探した、weiboで書かれている実際の公式や先生の本文を何個か提示いたします


・アニメ魔道祖師、コス衣装に関してのツイート

https://weibo.com/5406119222/4241152461417277


・晋江文学城(原作(MXTX作品)の権利を持つ会社)のライセンスに関してのツイート

https://weibo.com/1732420735/4242051878817700

・墨香先生本人の、同人活動に関してのツイート(⑥の部分です)

https://weibo.com/5907302111/3972823243022111

・墨香先生本人の、商用的権利に関してのツイート

https://weibo.com/5907302111/3993165599759420

ここから見て分かる通り、公式から出されている声明は主に

・ライセンス(権利)は原作、アニメ魔道祖師、ラジドラ、と全て違う会社が持っている
・企業、個人どちらも権利を勝手に使う(商用利用する)事は禁止している
・アニメ魔道祖師のコス衣装は「猫屋小舗」「uwowo」と契約している(当然アニメ魔道祖師のライセンスもその2つしか許可していない)


となります。
よってファンダムの中での認識は

利益を上げずに同人活動(コス含む)する事は可能、コスプレ衣装を買う場合は「猫屋小舗」「uwowo」から買う、自作衣装は問題ない

と解釈されている所が多いです。
⚠︎衣装に関して 天官賜福、さはんの衣装詳細は今回省かせて頂きます。

下記、アニメ魔道祖師と契約を結んでいる衣装(魏無羨)の画像です。アニメのロゴが着いている+「正版」と記載があるものが公式になります。現在はuwowoは廃盤となっています

猫屋小舗


uwowo



次に、以前Twitterで
「コスプレ自体が禁止」
「コスプレ写真集は禁止」
「原作(小説)のコスプレは禁止」
「cos表記はしてはいけない」
等の記事を見かけましたので、それについて私自身がweiboで本国の方々に、
MXTX作品のコスプレ関連の同人活動について聞いた事を貼っておきます。

そしてこちらが回答頂いた事の数個

全て掲載を許可済みです

※weiboフォロワー限定の記事です。気になる方は私のweiboをフォローしていただければ全ての返信が閲覧可能です。

また、中国ファンダムの中での同人活動(即売会等も含む活動)への認識はこのような回答を貰いました。
一部掲載します。
※こちらは個人ファンチャット(私のweiboにはファンのみのグループチャットが存在します)なので、アイコンと名前を隠しています。許可済

これを踏まえて、
利益が出なければコスプレも問題なく、また同人活動も同じくどのような形式でも可能
という事を再度確認致しました。

・p4pについて
利益が出ないための対策として、金丹交換の他にp4pというやり方が今主流となっています。
簡単に言えば「印刷代、梱包代、送料、材料費などその商品にかかった総合代金を頒布対象の人数分で割った金額と制作した同人グッズを等価交換する」事です。
皆で作業代を折半するという感覚です。原価でのやり取りになるので、製作者本人に利益が出ません。また、このやり方に決まった方法は無いため頒布物を手にしたい時の条件が各々で存在します。
(例:ネット上のp4pであれば、p4p専用アカウントをフォロー、主催が確認し通過したひとのみ購入可 など p4p主催がやりやすい方法で行っています)
p4pについても、最初に記載したルールまとめに軽く書いてあると思いますのでそちらも参考にしていただければと思います。
また、p4pにオンライン、オフライン、などの規定もありません。(ファンダムの中で交換物資がない人等への頒布方法として考えられたものなので、これといったルールは存在しません。)
中国の方々がp4pを簡単に説明して下さっていました。

日本と同じ認識だと確認出来ました

原作コス禁止について

MXTX作品において原作(小説)のコスは禁止なのでは?というのは昔から今に至るまで疑問にあったようです。
調べて見たところ、2016年に文学城が
「魔道祖師はcosも含めライセンスをどこにも譲渡しません」
と発表されたようです。

その頃にはまだアニメ、ラジドラ等がなかったようで、それが出回った際に日本では「原作はコスプレをしては行けないんだ」という解釈になってしまったようです。
私のweiboの質問への回答にもある通り、現在に至るまで原作コスも含め商用利用でなければビジュアルで禁止されているものは存在していません。
なぜ原作cos禁止、という解釈になったかは、言語と意味が関係しています。それが次の文章になります。


中国においてのcos、日本においてのcos 表記や意味合いの違い

こちらも以前からよく問題に上がっている事です。結論からいいますと
Twitterでcosと書くのは問題ありません
今まで出てきた記事を見たら分かりますが、他国ではコスプレ衣装のことをまとめて「cos」と表記されています。その他にも色々な言葉があり

cos 衣装など
cosplay コスプレをする事
coser コスプレイヤーの事

などがあります。
私たち日本ではcosは衣装と言うよりはコスプレそのものを指します。(略称のようなもの)
中国で意味合いが違うように、日本でも意味合いが違います。日本人がTwitterで活動する以上は、表記に関して特に制限は無いと考えます。
また、公式からcos表記に対しての声明はありません。
一方、weiboでは
「猫屋小舗の魔道祖師の衣装を着てみました!見てください」
という文面でcosと使われている時が多いです。衣装を見てほしい、という文章なので私たちとは意味合いが違います。
また、weiboにもタグが存在します。

#cosplay #
#魔道祖师cos #

主にこのふたつです。
向こうでも略称として使われている時もあるようです。(つまり特に気にされていません)

日本では検索避けのためにcosという単語を混ぜる場合もあるそうなので、こちらを付ける、付けないに関しても個人の自由で問題ないと思います。


X(Twitter)の青バッチについて

青バッチ収益化についてですが、インプレッション率による収益化の条件は

・認証バッチをつけた人がその記事を見た事を1カウントとして、閲覧数の上限を満たしたら収益が入る
・認証バッチがあるだけで収益化は通らない

こちらが収益化を申し込める最低条件です


最近はリプライによるインプレッションはノーカウントになったそうです。
本人確認等も必要です。
チェックマークがあるだけで収益化は出来ません。詳しくはXのブルーマークについての規約を読んでいただければと思います。


上記をまとめると、

・同人活動は利益が伴わなければ問題ない(p4p、交換共に可能)
・MXTX作品のコス衣装を購入する時は契約している会社のものを使用、自作に関しては特に制限なし
・利益を出さない前提の同人グッズに制限する記載は無い(写真集、イラスト集、キーホルダー等)
・どのビジュアルの作品もコスプレを楽しむことは特に禁止されていない(ラジドラ、アニメ、原作等)
・cos表記について、公式から指定するような声明は無い

私はこちらの結論に基づいて、活動をしています。


今回この様にまとめたのは、様々なことに挑戦する時に今1度私自身がルールを再確認するためでもあり、何に基づいて行動しているのかを皆さんにも共有すべきだと思ったからです。

では何故、日本で即売会の参加が暗黙のタブーとなってしまったか

本国には実際に、二次創作品を利用して中国政府に犯罪行為として通報し、原作者である先生を訴えるというアンチ活動が存在します。
そこで日本では、本国のMXTXアンチ対策として「不特定多数の手にわたる可能性のある即売会、書店販売などは行わない」ことを暗黙のルールとしています。
即売会に参加して頒布するということは、上記のような可能性が少なからずあること。

ですが、「即売会に出ることを禁止」している訳ではありません。

私は自らの頒布物に「頒布の条件」を決め、その条件を守れる人のみにグッズをお渡しするという事を、責任をもって行っています。
※下記に「頒布の条件」を記載しています

年々暗黙のルールが本来のものと混同してしまい「存在しない過激なルール」を唱える人が多くなってきているのも事実です。

そのために、先生本人の声明と他国ではどんな風に言われているのかなどを今一度、自分の手で確認致しました。

また、多くの人が行っているネット上のp4pでも不特定多数の中にいるアンチの手にグッズか渡るリスクは少なからずあります。
そのアカウントが本当に本人か、魔道祖師のファンなのか確認できる術はありません。p4pは、お互いの信頼の上で成り立っています。

▷ネットp4pの対策ではアカウントを把握して確認し、怪しい人やアンチ、転売目的ではないかを判断して頒布するという形
▶︎対面では本人が本人のアカウントを持って提示、条件を満たして参加しているかを確認し頒布するという形

を取りました。

過激な考えは二次創作の範囲を狭め、界隈の衰退に繋がります。
そこでいま1度真偽を確認し、自分が責任を持って行動できる範囲で二次創作を同じジャンルが好きな人同士で共有し合うことは、全く悪いことではありません。

これに基づき、即売会(COMIC CITY SPARK)で写真集等を対面式のp4pにて頒布することを決定致しました。

※COMIC CITY SPARK の規約については赤ブーの公式ホームページをご覧下さい。


今後即売会に挑戦してみたい方などの参考にもしていただければと思います。

くれぐれも、公式に問い合わせをしたり個人を攻
撃するようなことには使わないで下さい。


私が今回、即売会で行う転売対策及び対面式p4pの方法

私が今回の即売会で決めた転売対策及び頒布方法を詳しく説明します。参考までに

前提としてネットも即売会も
「取引垢、捨て垢、(ネットのみ鍵垢)は本人確認の提出書類として不可」

・写真集等の頒布希望者に待機中、本人のTwitterのIDと本名を渡したシールにかいてもらう
・本人のTwitterかどうかIDと実際の携帯画面で確認、その後OKであればシールを表紙裏に貼り付ける
・オンラインp4pでのアカウント確認と同じ様に、IDと本名記載で誰が購入したかを確認、把握


このやり方で、対面ならではの確実性、信憑性のあるp4p及び対策を立てました。


ネットp4pでは、商品選択後に通販用のサイトから私への個人メッセージに本名とIDを送って貰うようにしています。
年齢確認は実際に身分証明書を見せてもらうことは不可能なので

・18⬆️の記載を個人メッセージで確認▶︎アカウントに飛んで再度年齢を確認

とよく色々な方が行っている確認方法で頒布しています。
p4pはお互いの信頼の上で実現していることです。前回は皆さんのご協力のおかげで、オンライン、オフライン同時に円滑に頒布が出来ました!本当にありがとうございます!

同人活動を通して界隈がもっと盛り上がって言ったら嬉しいなと思います!



質問等なにかありましたら、そらまめ(@mame_sky13)のDMにお願い致します。
⚠︎︎捨て垢や誹謗中傷等には対応致しません。

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