わたしの部屋には文化が無かった?(東京お部屋さがし)

仕事のため、2年半東京に住んでいた(そのあと、仕事を辞めてイギリスに1年間留学した)。東京のわたしの部屋には文化(?)が無かった。

(※↓このブログのマネ)

どうせ短い期間の「仮暮らし」だと思っていたから、モノを増やしたくなかった。すぐに、どこへでも行けるもんね、身軽だもんねって思っていたかった。毎日服を選ぶのも面倒だったから、ユニクロで買いそろえてパターン化した。極めつけには、勢いで購入したフカフカのコアラマットレス(数万円)を、結局東京を離れるまで未開封のまま放置した。というのも、今すぐにでも仕事を辞めて、都内の別の場所に引っ越すと思っていたから、マットレスをせっせと運搬している姿を想像すると面倒で開封できなかった。圧縮を解いたら大変だと思った。ズルズル仕事を辞められないまま1年ちょっと経過して、結局一度も使わずじまい。その間マットレスは、六畳間の隅に鎮座する縦長ダンボールの置物と化し、最後はメルカリで売っぱらうことになる。

面倒くさがりの性格と、「どうせすぐ引っ越すし」という謎の未来志向(?)が、部屋を味気なくしていた。

節約のため会社の寮に住んでいたけど、思い返せば寮のユニットバスも自分にとっては「ナシ」だった。掃除してもすぐ汚れるし、何よりシャワーを浴びた後に狭い部屋に湿気がこもるから、居心地が悪かった。私は「海外での暮らしやすさ」を判断する際のスケールとして、真っ先に「トイレ」が挙がる人なのだけど、こういった自分の基準にも気づかないふりをしていた。

部屋に帰りたくなかったから、よく終電を逃しては、結局疲れて(泥酔して)タクシー代を払って帰宅する始末だった。

で、大学院を終えて、再び東京で暮らすことになった。次は、あんまり後先考えすぎず、お気に入りを詰めていきたい。まずは本棚とスピーカー。あと、フカフカのマットレスとか(コアラ・リベンジ)。エアコンが効いた部屋でアイスコーヒー飲みながら、漫画とか本をダラダラ読みたいからヨギボーみたいなクッションも欲しい。

どっかにプラッと行きたいって気持ちもあるけど、ちょうどいい塩梅を探っていきたい。

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