上級救命講習を受講しました

上級救命講習を受講しました!!!
ホラ私意識高いママだからさ!!

何かあったときに、何もできなかったと後悔するのはしんどいので、できる範囲で知識と経験をしておきたいなと思ったのです。
上級救命講習は、普通救命講習に加えて、小児と乳幼児への心肺蘇生法を学べるんですね。
本で読んではいたけど、やっぱりプロの講義と実習はめちゃくちゃ勉強になりました!

忘れないうちに、ちょっと記録。
いつものことながら、長いよ。

内容は大きく分けて、
①心肺蘇生のやり方(成人、小児、乳児)
②AEDの使い方
③↑2つを通しての実技試験
④誤飲窒息の対処
⑤傷病者の寝かし方や運び方
⑤止血のやり方
⑥↑ここまで通しての筆記試験
⑦骨折や火傷の応急手当の仕方
⑧三角巾のいろんな使い方
⑨救急車を呼ぶ時には

①②は、テキストと動画による講義、そのあと人形と練習用AEDを使って実技練習しながら進みます。
感染予防のため、人形は1人1体専用に使えます。待ち時間がなくじっくり取り組めて良かったです。なお、人工呼吸は人形相手でもやりませんでした。フリだけ。

成人、小児、乳児とそれぞれに胸骨圧迫(心臓マッサージ)してみて…
単純にめちゃくちゃ疲れるし、力加減あってるか不安なるし、(人形だから当たり前なんだけど)反応ない様子に「えっこのまま反応なくてダメだったらどうしよう」って、勝手に想像してめちゃくちゃ怖くなりました。
この恐怖としんどさは、絶対に1人で抱えてはダメなやつだわ。
もしもどこかで、心肺蘇生の現場に立ち会うことがあったら、「胸骨圧迫やります、代わります」って言いたいと強く思いました。
倒れた人はもちろんだけど、救護してる人も神経ギリギリ状態になるよこんなん。
ぶっちゃけ、ちゃんとできるかはわかんないよ?緊張で正しくやりきれないかもしんないよ?
でも、こうして人形相手でもやったことのある人間として、神経ギリギリで勇気を出して誰かを救おうとしている人を、助けなきゃいかんよなと感じました。

③と⑥の試験は、無事に合格しました!同じ回で不合格の方はいませんでした。
当日の講義を聞いて、その場での練習をしっかりやれば大丈夫。練習中に講師が細かく指導もしてくれます。

めちゃくちゃガタイよくて、スキンヘッドで、銀縁メガネの講師の方に、低ーーい声で「…うん、うまい」って言われたのは、なんだか嬉しかったですね!くっそビビったけど!!

④の誤飲窒息対処は、小さい子どもがいる身としてやれるようにしなきゃなと。
でもこれはなによりも予防することが超重要ですね。最大限に予防ができることなので。
ちなみに資料にあって驚いたのが、高齢者の窒息原因となった品物の1位が「おかゆ」(2位が餅)
おかゆて。おかゆ詰まるってどういうこと??と不思議だったんですが。
これは介護者が食べさせていて、今日は食べっぷりがいいな〜ってときに、飲み込む前にどんどん入れてしまって詰まることがあるそうです。これは怖い。飲み込んだことをしっかり確認、は乳幼児も高齢者も同じだね。

あとねー⑧の三角巾!
三角巾ってすごい!!
初めて触ったんですけど、こんないろんな結び方というか巻き方があるのか…と驚きました。体の全部位に使える。しかも目的に応じて、固定も保護もできる。すごい。防災用品に入れておきます。
ただし、ここも感染予防のために、普段であれば受講者同士で練習する部分ができませんでした。
やれるものだけ人形、あるいは自分でやったのみです。動画とかみて、家族相手に練習しようかな。

全体通しての感想は、とりあえず成人は全員受けて欲しい。男女ともに。
なんでかってーと、心肺蘇生もAEDも、体に触れたり衣服を脱がす必要があるので、できることなら同性がやってあげた方が良いと思うんですね。
本人は意識なくても、周りからの見え方としてね。
実際の現場では、冷やかしで寄ってくる人、撮影する人がたくさんいるそうです。
だから、異性相手だと手当に躊躇してしまう人も多かろうと思います。
だからこそ、手当できる層が性別年齢満遍なく広がる方が良いよなって。
ちなみに、群がる冷やかしたちには
「そこのあなた!周りに見えないよう壁になってあげてください!」ってガンガン声かけると良いそうです。当事者になる勇気のない人は立ち去るのでしょう。

AEDについて、今まで正直なにをする機械なのか良くわかってなかったんですよね。恥ずかしい。
それがとてもクリアになりました!知識って大事!すごい!
「急病や、外的な衝撃によって変な動きになった心臓を元に戻そうとする機械」でした。

心筋梗塞なんかがよく聞くんですけど、子どもでもボールが当たったり、転んだりした衝撃で、心臓の動きが変になることがあるんだそうです。ドックンドックンしないで、ぶるぶる震えるみたいな。これをそのままほっとくと心停止してしまう。怖い。
それを元の動きにするために、電気ショックを与える機械なんですね。
で、ショックが本当に必要がどうかも、機械がチェックしてくれるわけです。
機械の作りや仕組み、使い方は万国共通だそうです。すごい。

で、つまりこれは、止まってしまった心臓を動かすもの…ではないのですね。ここ勘違いしてた。
止まってしまったら、とにかく胸骨圧迫するしかないのです。
たとえ心停止したとしても、外から胸骨圧迫で強制的に動かすことで、心臓から脳に酸素を送れる。これが大事。脳に酸素がいけば、助かる可能性が保たれる。
だからこそ、通常の心臓と同じ強さ、同じ速さで、絶え間なく続ける必要がある。
これはやる方がめちゃくちゃキツい。なので、なるべく複数人で交代しながらやるべき…なわけです。みんなやれるようにしよう。マジでマジで。

で、参考までに
受講にあたっての注意点〜

会場は原則消防署です。
場所によっては、近くにお店がないところもあるのでお昼ご飯と飲み物の確保を。
昼休憩自体はしっかり1時間ありました。

消防署だからこそ…なのかもですが、女性用トイレが少ないです。
私が行ったとこは1個しかなかったです。女性受講者は複数人だったんで、お互いにアイコンタクトでタイミング取ってました(笑)

結構激しく動きます。とくに胸骨圧迫は汗かきます。床に膝立ち必須です。なるべく動きやすい格好で。

カリキュラムは9時〜17時となってますが、これは通常時で同時に20人以上が受講するときの時間のようです。
現在の感染予防体制では、受講人数が少ないので実技での順番待ちの時間がない、またできない内容もあるため、かなり短くなってます。私の回は15時前に終了しました。
なので、そんなに長いの受ける自信ない〜!って人も大丈夫ですよ!なんだかんだ実技が続くので、眠くなることもそうないと思います。

現在は予約がなかなか取りにくいです。ネット予約で、開始日の0時にガッ!と取りに行くのをオススメします。スマホからだと微妙に誤操作しやすい画面なので、PCのが良いです。

ちょっとだけ、ハードル高そうに見えるけど
受けてみたら実りしかない、しかも特大大豊作な講習でした!!!!
内容忘れないよう、定期的におさらいしていこうと思います!!!!

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