運動会のメダルの話
子の保育園の運動会。縮小しつつも無事に開催されました。感謝。
毎年最後に子どもたちにメダルが贈られるんですが、今年はなんと「食べられるメダル」でした。
園名と日付が印刷されたおせんべい!ビニール包装&製作メーカーの成分表示ラベルもしっかりついてて、そこにリボンがペタッとついてメダルになっていました。これは良い!!!
感染防止のために、先生の手作りを避けて外注にされたのかもしれないんですが、来年以降もこれが良いな…。
いやホント勝手な感想なんですが、凝った作りなほど、捨てるに捨てられない。
が、子の作ったものでもないし、子もすっかり忘れてたりするし…で、時間がたつと取り扱いに悩むんですよね…先生の手作りもの…
そこが「美味しく食べておしまい⭐︎」なのは気が楽!ありがたや!
ほんっとに、先生の手作りを否定する気持ちはないのです。喜ぶ子もたくさんいますし。
「手作りでないと価値が下がる」とはまったく思いません!!という感じ。ね。
保育士のメインミッションはそこじゃないですしね。どんどん外注して欲しい!!!
んでー、そのおせんべいメダル。
我が子(5歳男子)の反応はというと。
メダルもらって、各々保護者席に合流して解散、という流れ。
「かーちゃーん!メダル!もらった!」
「わあー、素敵!嬉しいね〜〜!写真とろ…」
「はやく食べよ!!!あけて!!!」
マジかよ。
もったいないから食べられない〜とかないのかよ。さすがだよ息子。せめて撮らせて。
その場で食べるのはダメだったんですが、帰り道に我慢しきれず食べてました。お昼前だったしね。走りまくってたし腹ペコだよね。
「すんごいおいしい〜〜…」(うっとり)
なによりです。
帰ってからも「メダルおいしかったなあ〜…」(うっとり)と思い出してました。
でねー。
その様子を見て、母は反省。猛反省。
正直思っちゃったんですよ、ええー?って。
速攻で食べようとする姿にちょっとガッカリしちゃったと言うか。
もうちょっとこの運動会の思い出大事にしないの?って。
でも息子の思い出の残し方、刻み方は、物を残すことじゃなく、それこそ「美味しく食べておしまい⭐︎」だったのね。
その美味しさはもしかしたら、息子に一生残る思い出の味になったのかもしれない。
そんな思い出、最高じゃん。すごい良いじゃん。こちらの価値観を押し付けなくて良かった。
おせんべいメダルをかじりながら
「見て、メダルが富士山のかたちになった!ふふ、あとちょっとだからちびちび食べよ〜!」
ちいかわみたいだな。
そんなご機嫌な息子の笑顔がまた、母である私の最高の思い出として刻まれました。
丸い塩せんべいを食べるたびに思い出せる。ありがとう。
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