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こどもの語彙(言語)爆発を促す9のこと

まず語彙爆発という現象について。

語彙爆発とは、主に2歳前後の子供が急速に語彙を増やし、言葉を使って自己表現を活発にする時期を指す。
この時期は、言語習得の過程において非常に重要であり、親や周囲の大人がどのようにサポートするかが、その後の発達に大きな影響を与えると言われている。

このnoteは、日々育児に奮闘するママパパが実践しやすい形で、子供の言語爆発を引き出し、より効果的にサポートするために必要な10のことを紹介します。
そして、我が家の子供たちに実践した具体的な経験談も紹介します。


1. 豊かな言葉をかける

語彙爆発は、子供が新しい言葉をどんどん吸収し、使いこなす時期。そのためには、日常生活の中で子供に対して豊かな言葉をかけることが重要だと感じます。
「今日はお天気がいいね」「お昼ごはんは何を食べようか」といった、具体的で豊かな表現を使うことで、子供の語彙が自然に広がることがねらいです。

私が意識的にやっていることとしては、日々の送迎やお散歩中に、「返答がなくても声をかける」こと。側からみたら子供を連れたママが1人で喋っている異様な光景です。笑
しかしその声かけが、「言葉」を知り、「日本語」を理解することに繋がると思っています。

結果、我が家の2歳は保育園の先生曰く
10人のクラスの中で1番言葉が早かったそう。
話が通じる!と感じた瞬間、もっと伝えたい!と意欲が湧くのも実際に感じたこどもの変化でした。

2. 子供の言葉をしっかりと聞く

子供が言葉を発するたびに、真剣に耳を傾けること。
これは簡単そうで意外と難しい。
先ほどお伝えしたように、子供は自分の言葉が理解されることで、さらに言葉を使う意欲が高まります。そのためたとえ言葉が完璧でなくても、肯定的に受け止め、会話を続けていくことを大切にしています

とはいっても、最初は宇宙語で「ん?なんのこと?」と全く理解できないことも多々。というか、そればっかり。
結局意味が分からず、でも無視するわけにはいかず、「そうだね〜」「そうなの〜すごいね」とだけ反応をして、会話終了。

独り言を話し続けることより、宇宙語の子どもと会話することのほうが難しいと個人的には思っています。

そんな壁にぶつかったわたしが、次に試したこと。
それは…

3. 簡単な質問を投げかける

子供が言葉を使いながら思考する手助けとして、「これは何?」や「どれがいい?」といった簡単な質問を投げかけることも効果的だとか。答えを予測しながら言葉を使う練習になるため、言語能力が鍛えられるそうです。

これは、1歳半ごろから現れるイヤイヤ期対策にも使えるコミュニケーションのひとつで、子供に選択肢を与え、自分で考えさせて選ばせる。
「自分のことは自分で決める」を当たり前として習慣化させることで、「イヤ」という選択肢をなるべく作らないことを意識しています。

4. 絵本を読む習慣をつける

絵本は子供の言葉の世界を広げ、理解力や表現力を豊かにすると言われています。物語の内容を読み手と一緒に楽しみながら、登場人物のセリフや情景に関連する言葉を使って会話を増やすことが、語彙爆発を促進するポイントです。

どんな動物がでてきているのか見つけてみたり、何匹いるのか数えてみたり、少しの工夫でたった一冊の本なのに何通りも楽しむことができます。

我が家の人気絵本は「こぐまちゃんシリーズ」
寝る前の一冊は「ごぐまちゃん おはよう」一択。
『おはよう』で始まり、『おやすみ』で終わるので、寝かしつけの時にピッタリ。朝ごはんが出てきたり、トイレやお風呂など、身近なものがたくさん出てくるので、会話も弾みます。
0歳は大興奮。2歳は内容を丸暗記していて読み聞かせができるくらい、大好きな一冊です。

他のおすすめ絵本はまた後日……

5. 繰り返しと予測を取り入れる

言葉を覚えるためには、繰り返しが効果的といわれています。
今読んでくれているママ、パパも経験があるはず。
好きなアーティストの歌を何回も何回も聴いていると、いつの間にか覚えていて歌えてしまう、この現象。
まさにこれです。子供も同じように何回も何回も聞くことで、「言葉」を覚えていきます。

たとえば、同じ絵本を何度も読むことや、日常の中で同じ言葉を使うことで、子供はその言葉を自然に習得します。また、予測を立てるような遊びを取り入れることで、語彙力を伸ばすことができるといわれています。

とはいっても、「予測を立てるような遊びって何?」と思う方も多いはず。そんなママ、パパに向けて我が家で実際にやっていた遊びを紹介します。

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