08.「ありがとう」は距離を感じる言葉?
私は今、ニューデリーでインド人の先生からヒンディー語を習っています。
挨拶は基本中の基本として最初に習いましたが、
その中でも「ありがとう」はヒンディー語で
धन्यवाद(ダンニャワード)
शुक्रिया(シュクリヤー)
と言います。
授業では学んだ単語をなるべく使うようにしていて
授業中に質問したときにはダンニャワード!
と言っていました。
そしたら先生が、こんなことを。
ダンニャワード(ありがとう)は普段あまり使わないけどね。
ありがとうやごめんなさいは距離を感じる言葉だから。
家族や友達に言うことはなくて、例えば飛行機のフライトみたいに丁寧なシチュエーションでしか使わないの。
私を含むクラスメイト一同(ブラジル人やカンボジア人など5名)、
一瞬理解できませんでした。
日常でありがとうを使わない!?
普通家族や友達に言うよね?
とザワザワしました。
どうやらダンニャワードと言うと
大変光栄ですくらいの意味が込められてしまうそうです。
たしかに、インドに来てから
レジ、デリバリー、オートリキシャのドライバーなど
ありがとう(ダンニャワードもthank youも)
を言わないなと感じていました。
ダンニャワードが大変光栄ですという意味なら
レジで言わないのも理解できるし、
ダンニャワードの英訳であるthank youも
日常であまり使わないことも理解できます。
(ちなみに、軽くありがとうを言いたいときは
Thank you を使うそうです)
インド人って愛想悪いな〜と思っていましたが、
その理由や背景を少し理解できました。
ヒンディー語、引き続き頑張ってみます。
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