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生産技術職のキャリアを考える

新型コロナウイルスの影響もあり、テレワークやズーム会議をはじめとした働き方改革が半ば強引に進められてきました。私の会社はキャリア形成に透明感が無く、、異例の異動なども多い状況でした。そのためキャリア形成に関して深く考えたことがありませんでした。しかし、働き方改革が進むとキャリアも選べるように変わる可能性があります。そこで今回は私の職業(素材メーカー・生産技術職)でのキャリア形成ついて書きたいと思います。
ここでいうキャリアとは将来的な立場・職種と定義します。もともとの意味とは違うかもしれませんが、このように定義させてください。

・生産技術系サラリーマン4つのキャリア

私の会社では最終的には以下の4つのキャリアに大きく分類されます。
①現場マネージャー
②設備導入
③新規技術導入
④全体統括
以下にそれぞれの特徴と求められるスキルについて書いていきます。

①現場マネージャー

現場マネージャーは工場統括者として現場を引っ張っていく存在です。この立場の人は現場の設備と状況を深く知り、その場に応じた最適かつ迅速な判断が求められます。また、現場の人を知り働く環境をよりよくすることも重要です。現場やトップからの意見を包括していく必要がありズバッと言えるメンタルの強さ、人間力といったスキルが必須となります。

②設備導入

設備導入者は現場に新しい設備を導入することを主な業務とします。工場のシステムに合わせて最適な設備を設計して導入するまでを担当するため、長らく現場を経験している設備に非常に詳しい方が適します。このキャリアは同じ現場に長く在籍し、設備の酸いも甘いも知ることが必要であり、そこでの知識、経験がスキルとなって業務に活きていきます。

③新規技術導入

このキャリアは会社を取り巻く環境の変化を的確に見極め、新規技術を搭載した設備を導入することが主な役割となります。②の設備導入というキャリアよりも技術的に先進的な設備を導入していきます。②は老朽更新といった設備、③は全く新しい技術を駆使した設備といった住み分けになります。工場でのニーズを吸い上げて最新の技術の導入を探求、適合していく必要があり、高い好奇心と忍耐力が求められます。また、転勤が多くなるためいつでも異動できるような心づもりをする必要があります。

④全体統括

このキャリアは経営状況などを考えて各工場で最適な判断を下す立場となります。①の現場マネージャーよりも上の立場となり、難しい決断(たまに苦い決断)となることもあります。そのような立場なので各現場からはあまり好印象が得られないこともあります。ときには憎まれ役となりながらも社会の変化を掴み、的確に判断するスキルが必要となります。

・興味あるキャリアを歩みたい

この中で私が興味があるのは①現場マネージャーと③新規技術導入です。現場マネージャーは工場のリーダーとして周囲を引っ張っていける点で非常に魅力的です。入社した時からそのような働き方に憧れていたところもあったため、目指していきたいキャリアとなります。③新規技術導入も自社初(または世界初)の設備を作り上げるという点でやりがいを感じると思います。ただし、転勤が増えるということで家族に負担がかかってしまうため、いろいろと大変かなとも思いますが、惹かれるキャリアの一つです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。この題材は社会派ブロガーであるちきりんさんの記事を参考にさせていただきました。

もともとキャリアを5つ考えようとしたのですが、残り1つがなかなか出てきませんでした。今後のサラリーマン生活のなかで考えていきたいと思います。

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