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おっとのおなら。

私は夫のおならが嫌だ。嫌だというレベルを超えて、本当に嫌悪感を抱いている。夫のおならはくさいし、音がいやだ。とにかく大きな音が出る。それ以外にもぴよ~んとか、ぶるるるとかとにかくいろいろな音を出す。音の魔術師だと言って娘と笑っていた。あきれてものも言えない。

あいつは年中おならをしている、私がいくら言ってもやめてくれない。離婚問題に発展するぞ!と脅しをかけても無駄で、夫は今日もおならをする。

ところかまわず、歩きながらでもおならをするので私はいやだ!!!!と本気で怒っている。不平不満を漏らしている。ただ、夫はおどけておならをし続ける。ふざけた顔が憎たらしい。おならってそんなに出るもんかねと呆れる。

肛門はいったいどうなっているんだ、腸の動きがどうかしているんではないかと文句を言っても聞く耳を持たない。本当にそんなに気にしていない感じ。メンタル鋼かよ。

ただ、こんなに文句を言っている私と娘もおならをする。普通にする。娘は可愛くおなら出たーという。可愛い、娘のおならなら笑えちゃうなんて不思議だ。まあ、私のおならはそこまで可愛くないし、笑えない。娘はいやだーと笑ってくれるが、夫からは厳しい突込みが飛んでくる。ぶっじゃねえ!や、可愛くないよ!などといったツッコミだ。なんで可愛くないよかは、私が自分自身の恥ずかしさを消すために、おなら直後にきゃーやうわーと言ってしまうので、それに対してのツッコミだと思う。ただ私は、夫のおならよりは断然回数は少ないし、そういうことで夫よりは罪は軽いはず。

夫は、私のおならでは離婚問題に発展するとは思っていないようだ。むしろ、玄米っておなら出やすいよね?とかくだらないことを質問してくる。共感を求めてくる。おならに対して問題意識の低い夫でよかったと改めて思う。

こんな我が家のくだらないおなら事情を公表するなんて、誰が得するのだろうか。ただ、これで笑ってくれる人が一人でもいるのなら、おならは世界を救うと納得もできる。

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