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娘と子供向けじゃないハンバーグ。

2日続けて予定が入っていたために、娘と夕ご飯を食べていない。仕事を辞めてからはそういう多忙な?時間を過ごすのは久しぶり。2日が多忙かは分からないが、無職の私にとっては多忙である。

勉強会に参加したり、個人的に友だちと夕ご飯を食べに行った。その間、娘は1日中夫と過ごしている。どんなことをしているのか気になる。

ちゃんとご飯食べた?お風呂入った?と、どうでもいいことをいちいち確認してしまう。既読スルーだが、私のしつこさに負け、写真が届く。そこで私はやっとホッとすることが出来る。

どうやら娘は夫と楽しく過ごしているようだ。ハンバーグを食べに行って、お子様ランチではなく我々大人が食べる量のハンバーグを注文したらしい。その時夫は、どうせ食べられないだろうと自分の食べる量は減らしてスタンバっていたらしい。

ところがどっこい。娘は必死にハンバーグを食べた。美味しすぎて手が止まらなかった、夢中だったとのちに娘は語っている。ハンバーグで時間を忘れたのだ。どこのハンバーグがそんなにおいしいのかと思い夫に尋ねると、何の変哲もないフードコートに入っているハンバーグ屋さんだとか。子供向けじゃないから味が濃かったのかもと夫は言っていた。味が濃いのは美味しい。それはやはり子供でも同じなのだ。私たちの生活習慣がそうさせているのだと思った。

娘は黙々とハンバーグとライス、そしてちょろっと入っている野菜を平らげた。もやしにチーズがかかったやつは美味しくなかった、それだけが残念だったと言っていたが、夫は嘘ー!お父さん美味しかった!と言って衝撃を受けていた。そんな父を娘はちょっとがっかりしたような様子で見ていた。え?もやしが美味しいの?味ないじゃん。という感じだろうか。大人になると分かるもやしのおいしさを私は知っている。薄味でも大人はたのしめるのだ。味塩コショウでも完璧もやしになるということを知っているのは、大人が大人たる所以である。

今度、私も一緒にハンバーグを食べに行こう。

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