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カレンのレシピで、限りなく「ユルイ」オンラインクッキングをやってみたら、限りなく「優しい」繋がりが生まれた(食べるリレー#3)

ママタチリレー5周目のテーマは「食べる」。

今回は、5月のコロナ禍の最中にママタチで開催した「限りなく”ゆるい”オンラインクッキング」のレポートです!

今回の第一回「ゆるクック」には、ゲストとして私の”ゆるい”の師匠・ジェネレーター師匠である市川 力先生が取材で入ってくださいました!力先生が書いてくださった素敵なレポートはコチラです。

疲れた時には笑顔になりたい

コロナ禍の最中、保育園がお休みになり、仕事が全く出来ない中でのオンラインMTや、三蜜を防ぐための対策、除菌・・・テレビを付ければ世界の悲惨な様子が流れる。

「あーーーもう疲れちゃったな。気の合う仲間と笑いあいながら何か出来たらいいのに。」

そんな風に考えていた矢先に、目に飛び込んできたのが、力先生がfacebookのタイムラインで上げていた滝沢カレンの唐揚げレシピ

なにこれ!めちゃくちゃふざけてる!!!
だけど、このレシピで料理をしたら楽しそう・・・でも、一人でやるより、みんなでやったほうが絶対!笑えるよね!!!!!

ということで、ママタチメンバー+面白ママたちに声をかけて、
第一回「限りなく”ゆるい”オンラインクッキング」
が開催されることになったのでした。

どうしたら”ゆるく”なる??

料理の美味しさとか、進行の上手さより、とにかく今回は”ゆるさ”にこだわりたかった私。メンバーは、気の合う人ばかりだし、ゆるゆる進行だとしても許してくれるだろう・・・

何より、、主催の私が癒されたくて始めるのに、企画と進行で疲れちゃったら意味がない!主催も楽しくて癒される。参加者も楽しくて癒される。そんな会が出来たらベストだ!!!!

とは言え、何も用意しないのも失礼なので、サクサクとパワポで進行表と企画紹介・レシピを作り、

・レシピの読み上げは、どうやってやろうか?・・・どうしたら”ゆるい”?
・15分の漬け込み時間に、もう一品作ったほうがいいかな?・・・それって”ゆるい”か?

など、とにかく”ゆるく”するんだ!とちょっぴり悩み、ゆるすぎるんじゃないのかと、ちょっぴりプレッシャーを感じ、、「まぁ・・・何とかなるだろう。」と"ゆるい"計画を立て、本番に臨みます。

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ドラクエ風にして、ちょっと冒険っぽく・・・

子どもたちは”ゆるい”の天才だ!!!!

さぁ!いよいよ始まりました。オンラインクッキング。

みんな親子で参加して貰いました。だけど、子ども向けの料理講座でもなければ、ママ向けの「健康的な」だとか「時短の」レシピ講座でもありません!

カレンの言葉の魔法を借りながら、ただただ”ゆるく””みんなで”クッキングをする時間です。ママの「癒し」がテーマの、わがまま時間です。

自己紹介とママタチのプロジェクト紹介からスタート!
すでに画面越しの子どもたちが「まだ始まんないのーーー!!!」と自由な発言を繰り返し、ママも「私、洗濯物干しますね!」と画面から消える。イイネ!!!とっても”ゆるい”!!離席したって、画面はオフにしないので、片隅に洗濯を手伝う娘ちゃんが見えたり、娘ちゃんがたまに画面を覗き込みに戻ったり。

うちの娘は、すでにアイス作りに夢中で、まったく参加する気配なし。

画面越しに色んな子どもたちの動作や発言が伝わるたびに、大人たちもどんどん”ゆるく”なってくる。

「あーーココでは、『ちゃんとしなくちゃ!』『しっかりやらせなきゃ』って肩に力を入れて、イライラする必要がないんだ~」

って思えると、もの凄く楽になる。楽しくなる。

一見、外から見ればカオスなオンラインクッキングの様子。だけど、それぞれが自由な相手と子どもを認め合う「優しい時間」が流れているのを感じることが出来ました。

オンライン越しでも気軽に声を掛け合ったり、色々なものを画面に登場させたりする子どもたち。大人が”ゆるい”にこだわってみたら、子どもって”ゆるい”の天才!!だということが分かりました。この子どもたちの”ゆるさ”が、普段、ママのイライラの原因になるのだけど、こうやって”ゆるい”を大切にしてみたら、むしろ、子どもの”ゆるさ”が愛しい♥かわいい♥と思えるから不思議です。

いつもは無理でも、たまにはこうやって、子どもの”ゆるさ”に癒される時間を持ってみるのが日々の生活の中で大切なのかもしれません。

想像力が刺激されて繋がる!カレンのゆるレシピ

レシピに沿って、ドタバタと料理を進めていても、思わずクスリと笑ってしまうのが、カレンの想像力あふれる表現!

そこに冷たい何も知らない鶏肉を入れてあげます。
匂いが取り柄な、にんにく、生姜を、鶏肉ひとつにアクセサリーをつけるくらいの気持ちでつけてあげてください。
すぐさま何かしらの反応を見せたら、あ、楽しくやってるな、と見過ごしてあげてください。
だんだんとキャピキャピ音が高くなってきたら、
ほんとに出してくれの合図です。

なんだかもう、何も知らなかった鶏肉たちが、さまざまなアクセサリーを身にまとい、お鍋城の、おしゃべり舞踏会に参加しているようです。

親子の中にできた”ゆるい”という隙間に、カレンの刺激的な想像レシピが入り込んでくると、自分たちの想像力も増幅していくのを感じます。

鶏肉のヒヤっとしてブッタリとした触り心地
ペチャクチャと油の中で喋る声
油で目覚める調味料とニンニクアクセサリーの美味しそうな香り

離れているのに、リモートなのに、仲間たちと五感を共有している。まるでキャンプ場で一緒に料理をしているみたいだ!!
想像力をフル回転させながら、頭ではなく心で料理をしていると、何でだろう?すごく「繋がっている」感じがする!!!

きっと、普通のレシピを共有していても、ここまでの繋がりを感じることは出来なかったんじゃないかな・・・カレンの想像力に自分たちの想像力が刺激されたからこそ!そして、そこに”ゆるい”という、想像を邪魔しない隙間があったからこそ!この「不思議な繋がり、結束感や信頼感」が生まれたんじゃないかなと思います。

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待ち時間はあえての雑談タイム

鶏肉を漬け込む15分は、悩んだ結果、あえての「大人の雑談タイム」に・・・

本当の家事だったら、ここでもう一品作ったり、後片付けをしたり、食卓の準備をしたりと、色々出来ちゃう神の15分!!!なのですが、あえて何もやらない。「もったいない時間」を過ごしてみる。

子どものために何か話したり、見せたりもしない(笑)

すると子どもたちは勝手に画面越しで、おもちゃを見せびらかし始め、大人はそれを片目で見ながら、とりとめのない話をする。そうそう。こういう雑談タイムが日常に足りていないんだよね。オンラインの会って、話し手と聞き手がしっかりと分かれて、「話さなければ!」とか「聞かなければ!」ってことに余計な神経を使うから疲れちゃうんだよね・・・こういう自由な時間があったっていいじゃない!

子どもたちは相手のおもちゃに刺激を受け、クッキングのあとは、おもちゃ作りに没頭しました。

プロセスを楽しむと宇宙一うまい料理が出来上がる?!

親子のコラボレーションと、家族間のコラボレーション!

そして、(ゆるい)相手どうしを尊重しあう素敵なコミュニケーションの先にあったのは、ものすごく美味しい唐揚げでした!!!!

全く!gを図ったり、大さじ小さじを使ったりしない料理なのに、今まで食べた唐揚げの中で一番!美味しい唐揚げが出来上がりました。

画面越しから聞こえる子どもたちの

「美味しーーーーい!!!!」
「飯、何杯でも食える!!!!」

の声、ついに仲間たちと最後の五感「味」も共有できました。
しかも格別です!!!

普段の私たちの家事としての料理作りは「〇〇時までに〇品作らなきゃ!栄養にも気をつけなきゃ!美味しく作らなきゃ!!」と、「~~しなければならない」ばかりの、なかなかどうして苦行が伴っています。

だけどたまには逆算式じゃない、ゆっくりとプロセスを楽しむ。まるでキャンプで料理をしているかのような、楽しい料理作りも必要!

そして、プロセスを十分に楽しむと、作った料理も美味しい!!!
そうそう。キャンプで自然の中でご飯を食べると、本当に美味しいもんね。あれって、自然の中で五感が開いて、想像力もフル活用しながら作って食べるから、格別に美味しいのかもね!

次回は包まない餃子を作ります

想像以上に美味しくて楽しく、そして、お昼ごはんも出来上がってしまう!というお得感満載の会になった第一回「ゆるクック」

「次はいつやるのー?!餃子つくりたい!!」

という子どもたちからの要望を受けて、第二回は・・・

「包まない餃子」を作りたいと思います(笑)楽しみーー!!!!

”ゆるい”にこだわってみたっていいじゃない

やっと緊急事態宣言は解除されましたが、三蜜対策や除菌など、まだまだ気苦労の多い日々が続いています。私は、「~~しなければならない」が一つ増えたら、「~~してもよい」を一つ増やしたらいいんじゃないかなと思っています。例えば、学校で「マスクしなければならない」が一つ増えたので、「遅刻してもよい」にするとかね(笑)

それぐらい力を抜いていかないと、いつかみんな「~~しなければならない」が詰め込まれすぎて爆発してしまうのではないかと心配です。

今でも充分!子どもも親も、先生も頑張っていると思います。本当にお疲れ様です。だからたまには、限りなく”ゆるい”にこだわった時間を過ごしてみてはいかがでしょう?

”ゆるい”のその先には、想像力あふれるコラボレーションと、優しさに満ちたコミュニケーションが待っているかもしれませんよ♪


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告知でーす!!

6月20日(土)私が尊敬してやまないジェネレーター市川力せんせいのリモートイベントがあります^^

「リモートFeel℃Walk なりきりさんまい俳キング 百人一句をつくろう」

ゆるくて楽しい!クリエイティブなオンラインイベントに家族で参加してみたい!!!という方がいらっしゃいましたら、是非とも訪れてみてください。あぁ。こんなに面白い家族の過ごし方があるんだ!と発見することが出来ますよ。

私も、フェローとして参加いたします♪♪♪♪


-profile-
なまえ 渡部由佳(わたなべゆか) 
こども 檜原村の森のようちえん(やまっこかわっこ)に通う3歳の女の子
しゅみ ボディボード・キャンプ
(株)OSOTO 代表取締役社長・カメラマン
行政書士として監査法人にて法務コンサルタントを行なっていたが、妊娠出産を機に退職、2018年1月、baby、kids、family専門フォトスタジオをオープン。幼少期はキャンプや海遊びで自然の中で過ごし、20代から趣味の波乗りを通じて多くのことを学んだ経験から、自然の中でこそ本当の自分、本当の笑顔に出会える。ということを多くの子供達へ伝えたい!と2018年株式会社OSOTOを設立。探究×自然体験をテーマに檜原村にて「ひのはら地球の学校」を運営する。https://greenz.jp/2018/07/06/watanabe_yuka_photo_studio_present/
https://note.com/yukanko_osoto


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