第2次磯辺揚げ対戦
こんにちは。未熟なパパです。今日は、先日の夕飯の出来事を書きたいと思います。
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未熟な家の主である、未熟なパパはいつものように食卓に着きました。
机の上に並んでいる夕飯の品を、確認していきます。
「はぅ!!!」
数ある夕飯の中でも、一際輝く【一品】を見つけてしまいました。
今日はなんと!!
「ちくわの磯辺揚げ」が並んでいるではありませんか。
何を隠そう、未熟なパパはこの「ちくわの磯辺揚げ」が大好物なんです。経済的なパパです(笑)
・食べて美味しい。
・香りも良い。
・見た目もスマート
・時にストローにもなる。
・すいとんの術でも役立つ。
後半は完全に調子に乗っていますが、とにかく好きなんです。
はやる気持ちを抑えて、まずは椅子に深く腰掛けます。
喜びを悟られないように、そっと深呼吸をし、ゆっくり子ども部屋の方を確認します。
小3の娘(=トト)は大好きな本を読んでいます。
小1の息子(=タロウ)はゲームに夢中です。
どうやら子ども達はまだ「ちくわの磯辺揚げ」の存在には気づいていないようです。
ただし、【香り】が子ども部屋に届くのは、時間の問題です。
時は令和時代。
今一度、深呼吸をします。
前回の対戦がよみがえります。
そうです。前回はパパがお風呂に入っている隙に、「ちくわの磯辺揚げ」は無くなっていました(´;ω;`)
完全に油断していました。油断は禁物です。
物音一つでも気づかれるかもしれません。
箸を、ゆっくり準備します。音をたてないように気を付けて・・・。
と、その時です。
「トト~、タロウ~。ご飯だよ~。」
ママの大きな声が響き渡ります。
子ども達の「は~い」という返事と、本や宿題を片付け始める音が聞こえます。
せっかく一番に食卓に着いたのに、まだ一口も食べていません。
アドバンテージを活かせていません。
急いで、箸を動かしとりあえず一口。口の中に頬張ります。
う・うまい!ビールにも合う!!
幸せな瞬間です。ずっと食べていたいです。
しかし、そんな時間は長くは続きません。
子ども達も席に着き、テーブルのおかずを確認しました
「ちくわの磯辺揚げ」があることを確認したトトは、自分の取り皿に、「1個・2個・3個・4個・・・7個」
相手に攻め込ませないように、自陣の守りを固める作戦に出たようです。中々やります。策士です。
一方、タロウは、ちくわの穴に箸を通して、「1個・2個・3個・・・4個」と一気に口に頬張っています。
パワープレーに出てきました。責めるが勝ち、先行逃げ切りタイプです。
パパも、負けてはいられません。
急いで飲み込んで、二つ目に箸を伸ばそうとした時でした。
ピンポーン「宅急便で~す。」
チラッと、ママを見ます。
生後5か月の赤ちゃん(=メイタマ)を抱っこしています。
念のため、もう一度確認します。
やっぱり、抱っこしています。
手が離せないようです。
(´・ω・`)
箸を静かに置きます。
先ほど深く腰掛けた椅子から、ゆっくりと立ち上がります。
玄関に向かう瞬間。タロウがもう一つの箸に、例の串刺しを始めました。
終わった。。。
今日の磯辺揚げ対戦も、子ども達の完全勝利で幕を閉じました。
宅急便を受け取りながら、パパは誓いました。
「明日スーパーで、ちくわを大人買いしてやる」と。