ままともやファームの実験農場?
ままともやファームの実験農場?
写真は、ままともやファーム「実験農場」の様子です。
「実験農場」なんて、まるで農業試験場?みたいですが、そんな大それたものではまったくありません。
ままともやファームでは、炭素循環農法にチャレンジ中です。間伐材や竹、落ち葉や収穫後の農作物の葉や枝など、周辺の炭素資源を畑にどんどん入れ、光合成で固定した炭素成分を地中に循環させ、農薬を使わず、半永久的に実りを得て行こうという画期的な農法です。
しかし、一朝一夕に、そのような理想的な状態になるわけではなく、数年がかりの土作りが必要です。今は緒についたばかり。この秋、緑肥としてのエン麦をほとんどの畑に蒔きました(前回原稿の写真が成長中の畑のエン麦です)。年を越して来春、実ったエン麦を畑に鋤き込み、次はソルゴという背の高い飼料用トウモロコシを蒔きます。この植物の長い長い根っこで、畑の土を深く深く、柔らかくしてもらいます。
つまり、畑の大半がまだ土づくりの段階で、本格的に栽培できるようになるのは、まだ先のことなのです。
とはいえ、土づくりだけでは楽しくないし、具体的な栽培についても経験を積みたいので、畑のうち1枚だけエン麦を撒かず、栽培したいものを作っています。各種野菜の練習にもなるし、ここでの野菜の生育状況が現在のままともやファームの土の状態を教えてくれるので、なんちゃってですが、「実験農場」と称しているのです。
映っているにのは、左からじゃがいも、白菜、玉ねぎ(玉ねぎは、苗を育てています。 苗が大きくなったら改めて移植します)、ブロッコリーの4種類です。
じゃがいもの品種は、メイクイーン、キタアカリ、男爵です。今夏に収穫したもののうち、 小さめのものを選んで種芋にしました。秋じゃがの品種は、通常デジマやニシユタカですが、春の収穫のとき、大きくならなかった芋を秋じゃがにして大きくしたいと実験中です。
ブロッコリーも、最初に種を撒いたロットは、今年の猛暑のせいか、苗がほとんど全滅、遅ればせながらリベンジで改めて種を撒きました。なのでこのブロッコリーは、周辺でいちばん遅い、小さいブロッコリーだと思われます。無事成長してくれて収穫までたどりつくか?これまた実験中です。今年の冬は暖冬とのことなので意外にいけるかも。
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