突発性発疹から脱水症状になり、入院した娘の話
こんにちは、ママリ編集部・シンママみほです。
暑い日が続き、熱中症や熱射病なども心配ですよね。
室内で熱中症が起こることも珍しくありません。
そして、怖いのは脱水症状…。
そんなこの時期、ママリ記事の校正や編集をしている中で、
とても気になる記事がありました。
つきママ(@tsukimama34)さんが描いた、『突発性発疹から急性脳症になりました』です。
実は、私の娘も2歳になったばかりのこの時期、「突発性発疹」にかかり、
脱水症状から1週間近く入院したことがあります。
40度の熱が下がらない…
娘が2歳になって間もないころ…ある日、娘が高熱を出しました。
そのころは離島に住んでいたため、急遽、内地へ帰り、
実家にほど近い病院へと向かいました。
熱は40度近いものの、目に見えて衰弱している様子もなく、
笑顔も見せ、いつものようにおしゃべりをするくらいだった娘…。
小児科の先生も解熱剤を処方するくらいで、「家で様子を見てください」と言われるだけでした。
気になっていたのは、食事をほとんどとらないことと、
「のどが痛い」と言って、水分をあまりとらないことでした。
それでも、全く水分をとらないわけではなかったですし、哺乳瓶でミルクも飲んでいました。
しかし、解熱剤を飲んでも熱はなかなか下がらず、
すぐに40度近くまで上がりました。
そこで、通常の診療は終わっていたため、
夜間の救急診療を受診することに…。
「明日で大丈夫」という医師
夜間の救急診療を受診したものの、当直医は小児科の先生ではなく、昼間と同じように、「解熱剤を飲ませて様子を見ましょう」と言われました。
一度は帰宅し、解熱剤で様子を見ていたものの、深夜近くになっても熱が下がる気配がありません。そして、尿がずっと出ていなかったのです。
家族の中でも「様子をみよう」という意見と「もう一度受診しよう」と言う意見で分かれ、心配のあまり一触即発な状態に…。
話し合いの結果、もう一度、夜間の救急診療を受診することにしました。
当直医には「そんなに心配しなくても、明日でも大丈夫ですよ。今できることは点滴を打つくらいです」と言われましたが、家族が「点滴だけでも打ってください!」と強くお願いしました。
家族のけんまくに押され、点滴を打ってもらうことに。医師には、「点滴を打って、おしっこが出たら帰ってください」と言われました。
まさかの即入院…危機一髪だった
点滴を打っている間、とても長い時間に感じました。
心配している大人をよそに、娘は点滴を打ちながらベッドの上でニコニコしながら、おしゃべりをしていました。
しかし、点滴を丸々一本打っても、尿は出ませんでした。
そして、医師から急きょ告げられた言葉に、
家族一同言葉を失ってしまいました。
「このまま、即、入院です」
娘は脱水症状を起こしており、熱も下がらず、非常に危険な状態だったのです。そして、検査の結果、肝機能などの低下も見られたため、1週間近く入院することとなりました。
医師から告げられた、熱の原因は「突発性発疹」でした。
「突発性発疹」から合併症を起こすこともある
つきママ(@tsukimama34)さんが描く、『突発性発疹から急性脳症になりました』では、「突発性発疹」から「急性脳症」を発症したフォロワーさんの体験談が紹介されています。
「突発性発疹」は乳幼児には比較的よくある病気。私の娘も最初、言われたように、「家で様子を見て」ということもあると思います。
ですが、熱性けいれんや、まれに、脳炎、脳症、劇症肝炎、血小板減少性紫斑病などを合併することがあるそうです。
記事の中でも呼びかけていますが、「おかしい」と思ったらすぐに受診することも大切です。
私の娘の場合は、突発性発疹にかかりましたが、水分が十分にとれておらず、脱水症状から入院となってしまいました。大人が思うよりも、子どもの脱水症状は起こりやすく、熱が出ている時は特にこまめな水分補給が必要です。
熱中症などが心配なこの時期…たとえ室内であっても、水分補給に気をつけたいですね。
熱が出ていても「元気そうだから」と、油断せず、普段と様子が違っていた場合、よく観察することも大切ですね。
そして、もし病院を受診した際、医師に「大丈夫」と言われても、万が一の場合もあります。娘もあのまま帰宅して、翌日になっていたら…どうなっていたかと思うと怖くて仕方ありません。
いつも一緒にいるからこそ、時には「母の勘」「親の勘」というものが役立つときもあります。
みほははさん(@miho.haha)の描く、「母の勘」シリーズは、「母の勘」が子どもの命を救ったエピソードを紹介しています。ぜひのぞいて見てくださいね。