徳永英明とフランク・オーシャン
こんばんは。
フジイ サダモリです。
僕はもともと、日本のポップミュージックが大好きで
小学校の頃、初めて買ったカセットテープは
徳永英明さんの『夢を信じて』という、シングルでした。
当時、大流行していたテレビゲーム『ドラゴンクエスト』の
アニメ版が有り、それの主題歌がその曲だったんですよね。
今でもイントロを聴いただけでドキドキしてきます。
その後、中学ではTMネットワークにどハマり。
そして、中学後半でSpiralLifeを知り、
お二人の影響で、洋楽の海にズブズブと
潜り込んで行ったのです。ありがちですねw
そんな僕のフェイバリットミュージックは、
今もRadioheadやThe Beatles のような
バンドなのですが、最近、サインマガジンの
田中宗一郎さんが週一でアップしてくれる
Spotifyのプレイリスト『PopLife』を聴くようになり
ちょっと変わってきました。
それは、
ヒップホップミュージックが素晴らしい。
ということであり、
もっと細かくいうと
ロック耳の僕らでも共感できるくらい
ポップな音楽性を持ったアーティストが
台頭してきたということです。
ヒップホップや、ラップミュージックが
魅力的なのは昔からそうなのですが、
僕のような極東の田舎のナードにとっては
いわゆる『ワルそうな』感じに苦手意識が正直ありました。
なんていうか、リアリティが無いんですよね。
それが2000年代半ばのアウトキャストや、
カニエウエストのようなポップなメロディーが普通にかける
人達の台頭により、徐々に変わり始め、
2015年以降のここ3年、2人のラップミュージシャンの登場で
明らかに新たなフェーズに突入しました。
その2人とは、
と
ケンドリック・ラマーです。
フランク・オーシャンが2016年に出した
『Blonde』という作品は、ロック耳の僕らでも
十分楽しんで余りある。非常に叙情的で詩的なサウンドです。
特にRadioheadのような憂いを帯びた
イギリスのロックサウンドが好きな人には、
下手なロックバンドの新人より、
よっぽど満足させられてしまうでしょう。
一方、ケンドリック・ラマーはどちらかというと
硬派なサウンド。しかし、一度彼のラップを聴けば
これまでのラッパー達とは一線を画すライミングに
舌を巻いてしまうでしょう。
リズム感がとんでも無いですね。
(しかも最近、ピューリツァー賞を受賞。。)
ラップ界のボブディランという表現もあるようです。
僕は個人的には彼の音楽を聴いていると
ブラックコーヒーを思い浮かべてしまいます。
この2人の音楽。歌詞を僕が正確に理解することは
現状できていませんが、音を聞く限り
浮かんでくる世界観はクリント・イーストウッド監督の
諸作品。『グラン・トリノ』のような。
ギターロックが好きで、ラップミュージックを
いつのまにか避けてしまっている方に、
今こそこの2人のアーティストはオススメです。
特にケンドリックラマーは今年のフジロックの
ラインナップに入っていますからね。
これからのヒップホップ、どのような進化を遂げていくのか。
また、ロックミュージックはどう切り返していくのか。
(太刀打ちできるのはアークティック・モンキーズくらい?)
ますます楽しみです。
今日の一曲:Frank Ocean『Moon River』
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