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イヤイヤ期は1歳から始まっている?対処法や接し方のポイントを解説
「イヤイヤ期の子どもへの接し方がわからない」
「イヤイヤ期はいつから始まっていつ終わるの?」
「イヤイヤ期って2歳からって聞いてたけど、1歳ですでに始まっている気がする」
そんなお悩みや疑問を持つ親御さんは少なくありません。
2歳から始まるといわれているイヤイヤ期ですが、早い子は1歳から本格化してきます。
実際、私の娘も1歳4ヶ月ごろから床に転がって「イヤ!ヤダ!」と泣き叫ぶようになりました💦
そこでこの記事では、
そもそもイヤイヤ期とは?
私が実践して効果があったイヤイヤ期の対処法・接し方
なぜイヤイヤ期が来るのか
などについて解説します。
絶賛イヤイヤ期の子のママ・パパに届け~!
そして、共に乗り越えましょう!!😭
パターン別|実際に効果があったイヤイヤ期の対処法・接し方
外出先で泣き叫ぶときの対処法・接し方
外出先で寝そべって鮮魚と化した子を見かけること、ありますよね…。
それ、うちの子です()
ぐずる原因は「お菓子を買って欲しい」「まだ遊び足りない」などさまざまですが、その場をいさめようと要求に応じてばかりいると、「泣き叫べば親は言う事を聞く」と学習させてしまいます。
そうなってしまうと、外でのイヤイヤがエスカレートしてしまいかねません。
まずできることとして、出かける前にルールを決める(〇時になったら帰ろうね、今日はお菓子買わないよ、など)ことが重要です。
ただ、約束したにも関わらず癇癪を起してしまう、それがイヤイヤ期!
そんな場合は、以下のような対応をしましょう。
まずは気持ちに共感する(「食べたいんだね」「まだ遊びたいんだね」等)
代替案を提案する(「帰ったらバナナ食べようね」「明日また来ようね」等)
その場から離れ、安全な場所に移動させる(これだけでも大変ですが…)
こちらの声が届かないくらいヒートアップしてしまっている場合は収まるまで見守る
泣き疲れて落ち着いてきたら、改めて「家でバナナ食べようね」など気持ちが切り替わるよう促す
ママ(パパ)、一人であっちに行くのが怖いから一緒に行ってくれる?等お願いする
癇癪を起しても、長くとも30分以内には収まることがほとんどです。
泣き叫ぶことでストレスを発散している面もあるので、周囲の目は痛いかもしれませんが、冷静に対応しましょう。
ご飯を食べてくれないときの対処法・接し方
イヤイヤ期にご飯を食べないこともあるあるのようです。
我が家の1歳も、大好物を突然食べ無くなったり、何もかも嫌といった様子でほとんど食べないことがあります。
そんな時は、以下の対処法を実践してみてください。
食べ物の形状を変えてみる(細かくする・大きくする・とろみをつける等)
アテレコしてみる(「トマトさんが食べてほしくてえーんえーんしてるよ!」等)
人形に食べさせるふりをしてみる(「メルちゃんあーん!○○ちゃんも、あーん」等)
お皿に載せる量を変える(見た目を変える)
大人がおいしそうに食べているところを見せる(もうやっている人が多いと思いますが…)
食事のシーンがある本や野菜の本、ご飯の本を普段から読み聞かせる
おもちゃなどが見えると集中できない場合もあるので、見えないところで食事をさせる
我が家の場合は、「○○君、これ大好きなんだって!娘ちゃんも食べてみる?」というのが効く時期がありました。
着替えを嫌がるときの対処法・接し方
「お着替えしない!」というのも、イヤイヤ期のあるあるですよね。
そんなときは、以下の方法を試してみてください。
遊びに集中しているタイミングなどは邪魔をされたくない場合があるので、飽きたタイミングで声をかける
引き出しの中から自分で服を選ばせる
好きな動物やキャラクターの服を見せ、「○○が娘(息子)ちゃんに来て欲しいって!」と伝える
「こっちとこっちどっちがいい?」と選択肢を与える
どの服も着たがらない場合は、「今はお着替えしたくないんだね」と共感し、気持ちが切り替えられるまで遊ばせる
親が目の前で楽しそうに着替えてみる
言葉がある程度理解できる子の場合はルールを決めておく(「〇時になったら着替える」「ご飯のあとはお着替えをする」等)
まぁ、忙しい朝の場合は無理やり着せるしかないこともありますけどね…(遠い目)
しかし、無理やり着せてしまうと、そこから更にグズグズしてしまうこともあります。なるべくうまく気持ちが切り替わるように促すことが大切です。
まとめ:気持ちの切り替えを促すことが大切
どの状況にもいえますが、イヤイヤ期には気持ちの切り替えを促すことがポイントです。
子どもは「今、ココ」に生きています。目の前のことしか考えられなくなってしまうこともあるのは当然。
他の選択肢もあることを教えてあげたり、泣いてストレスを発散させて気持ちを落ち着かせてあげましょう。
…とはいえ、私もまだまだイヤイヤ期対応は初心者。
他にもいい方法があれば、ぜひ教えてください✨
イヤイヤ期とは?
「そもそもイヤイヤ期って何?」という疑問を持っている人もいるかと思うので、ここでイヤイヤ期についてわかりやすく解説します。
イヤイヤ期とは
イヤイヤ期とは、子どもの発達過程においてあらわれる自我を押し通そうとする時期です。
あらゆることに「イヤ」と主張するようになるため、「イヤイヤ期」と呼ばれています。
函館市のホームページにわかりやすい解説が掲載されていたので、ご紹介します。
イヤイヤ期は,自分で自分のことができるようになるための2歳前後 に始まる重要な発達のステージのひとつです。 1歳半から3歳頃にかけて自分に対する認識が急速に発達し,人前で 行動することへの照れや相手へのうらやみ,思いやりなど,複雑な感情 を抱くようになります。「自分」がはっきりしてきたからこそ,親の言う ことは簡単に受け入れられなくなるのです。 この時期,子どもは未知の世界を冒険しながら自分にとって楽しいこ とは何かなど,「自分探し」の探検もしている状態です。自分で決めたい と思う行動は,子どもの自律性が育ってきた証拠といえます。
親にとってはしんどい時期でもありますが、成長の証でもある「イヤイヤ期」。
暖かく見守っていきたいですね(自戒を込めて)。
なぜイヤイヤ期が来るの?
イヤイヤ期は、自立心が芽生えてくる精神発達の段階において、脳の前頭前野と呼ばれる部分が未発達なことが原因で起こります。
前頭前野は感情をコントロールする機能を司る部分のため、ここが未発達だと感情を抑えたり、我慢したりすることが難しいのです。
また、言葉で気持ちをうまく表現できないことでイライラしてしまうことも、イヤイヤ期の癇癪の原因です。
大前提、イヤイヤ期は成長過程において必要なこと。悪いことではない
毎日毎日癇癪を起されると、親も疲弊してしまいますよね。
外出先で寝そべって暴れられた日には、こちらまで泣き叫びたくなることもあります。
でも、イヤイヤ期が来るということは自立心が育っていることの裏返しでもあります。
自己主張ができることは素晴らしいこと。
きっといつか来るイヤイヤ期の終わりを心待ちにしながら、お子様が寝ているときや預けているときは存分に自分を甘やかしながら(重要)、必要な時は助けを求めながら(非常に重要)…日々を過ごしていきましょう。
イヤイヤ期はいつからいつまで?|平均期間は1年~1年半
一般的に、イヤイヤ期は1歳前後から4歳頃までの間に訪れるといわれています。
平均的なイヤイヤ期の継続期間は1年~1年半ほど。
イヤイヤ期がない子もいる?問題はあるの?
「イヤイヤ期がなかった」という子もいるようです。
イヤイヤ期がない子は、以下のような特徴を持っている場合が多いようです。
言葉の発達が早い(言葉で気持ちを伝えられる)
おとなしい性格
執着心が少ない
気持ちの切り替えがうまい、自分でできる
割合としては4~5人に1人程度とのこと。1クラス30人として、6~7人いるんですね。思ったより多い…!
ただし、「うちはイヤイヤ期がないタイプかな?」と思ったら4歳くらいで遅れてくるケースもあるそうなので、過ぎてみないとわからないですね…。
また、「イヤイヤ期がない子は発達障害がある?」と心配になっている人も多いようですが、相関性はないようです。
発達障害でもそうでなくても、イヤイヤ期がない子は一定数いるので、イヤイヤ期がなかったからといって問題があると考える必要はありません。
年齢別|イヤイヤ期の特徴
年齢別でイヤイヤ期の特徴を調べてみました。
私の子は1歳ですが、1歳時点の特徴はかなり当てはまっている…!
ぜひ参考にしてみてください。
0歳児のイヤイヤ期の特徴
早いと0歳6ヶ月頃からイヤイヤ期の兆候があらわれることがあるようです。
0歳児の場合は、お腹が空いていたり抱っこしてほしいのにしてもらえなかった場合など、要求が通らなかった場合に泣いたりジタバタとすることがあります。
要求を満たしてあげたり、あやすなどして気持ちを切り替えてあげましょう。
他の年齢に比べると対応は難しくないことが多いです。
1歳児のイヤイヤ期の特徴
1歳児は自立心が芽生え始め、自分の意思を一生懸命伝えようとします。
要求が満たされないことに怒ったり、まだお話ができなかったり語彙が少ないので、うまく伝わらないことに怒ったり癇癪を起します。
気持ちを察して代弁してあげたり、「○○がしたいの?」と聞いてあげるとよいでしょう。
(私の場合、全く察することができずに余計怒らせることもありますが…)
2歳児のイヤイヤ期の特徴
2歳児のイヤイヤ期では、自分の思うとおりにならないと癇癪を起したりします。また、自立心が高まっているため、大人に手伝われることを嫌います。
そのため、「自分でやりたかった」と怒ることが多いでしょう。
やきもきしますが、「手伝ってほしい」と言われるまでは手を出さないようにしましょう。
また、「なんでもかんでも嫌」と泣きわめいたり、納得した上でやらせたのに「やっぱりこうしたかった」とやってしまったあとに泣かれることもあります。
こうなると、「さっきこう言ったよね」等言っても焼け石に水。
気持ちが収まるのを待つしかないシーンも多いでしょう。
3歳児のイヤイヤ期の特徴
3歳児は2歳児と同様に、「自分でやりたい」「自分で決めたい」という気持ちが強い時期です。手伝わずに見守ったり、子どもが決めたことに同意してあげられると早くおさまるかもしれません。
ですが、そうもいかないこともありますよね。
3歳は言葉も話せるようになってきているので、事前にルールを決めておいたり、言葉でいさめることもある程度効果的です。
イヤイヤ期にやってはいけない対応の仕方
イヤイヤ期、つい頭ごなしにしかりつけたり恐怖で従わせたりしてしまう人も多いのではないでしょうか。
その対応は、NGです。
子どもは癇癪を起したくて起こしているわけではありません。
いわばパニック状態の人に怒鳴りつけたりしても、逆効果なのはいわなくてもわかりますよね。
また、「○○君はできてるよ?」等、誰かと比べるようなことを言うのも良くありません。
嘘をついてその場をやり過ごす人もいますが、嘘だとわかると子どもは親を信用しなくなります。そのような対応もしないよう気を付けましょう。
理由も言わず頭ごなしに怒ったり問い詰めない
誰かと比べるようなことは言わない
その場限りの安易な嘘をつかない
イヤイヤ期が始まる兆候は?
イヤイヤ期が始まる兆候としては、以下のようなものがあります。
渡したおもちゃを叩き落す
以前は素直に食べたものを食べたがらない
ベビーカーを嫌がる
思えば、我が家の1歳児はイヤイヤ期に入る前、突然ベビーカーに乗ってくれなくなりましたね…😭
イヤイヤ期が終わりそうな兆候は?
イヤイヤ期が終わりそうな予兆としては、以下のものがあるそうです。
気持ちの切り替えがスムーズできるようになってきた
交渉できるようになってきた
気持ちを表現できるようになってきた
これについては、我が家の1歳のイヤイヤ期が終わったら、娘のケースを改めてご紹介したいと思います…!乞うご期待!
どうしてもイヤイヤ期の癇癪が辛いとき、どうしたらいい?
イヤイヤ期の子どもに冷静に対応するのが難しいときは、誰にでもあります。
そんなときは、一人で抱え込まないことが大切。
配偶者や親、友人など、誰かに愚痴をこぼすだけでも気持ちが違います。
相談できる人がいない場合は、X(旧Twitter)など、SNSに吐き出すのも手。同士が自然と共感をしてくれ、一人じゃないと感じられます。
また、子どもから離れ、気分転換をすることも大切。
「母親なのだから我慢しろ」という心無い声をかける人もいますが、このような考えは前時代的です。
少し美味しいお菓子を食べる、好きなテレビを見る、推し活など、少しでいいので自分の時間を持ちましょう。
家族が理解してくれないなど、八方塞がりになってしまった場合は自治体などが運営する育児相談窓口に連絡し、必要な支援につなげてもらえるよう、助けを求めましょう。
東京都の相談窓口はこちら
イヤイヤ期に関するよくある質問と回答
ご飯のイヤイヤ期はいつまで続く?
以下の文献によると、3歳1ヶ月頃に拒否行動が減少するとされています。
発達的に 1・2 歳児は,反抗・自己主張が本 格化する年齢でもある。母親に対する身体的拒 否は 1 歳 1 か月頃,言語的拒否は 2 歳 1 か月頃 から増加し,両拒否行動は 3 歳 1 か月頃に減少 する )。
もちろん個人差はありますが、筆者の周りでも「3歳になった途端急にイヤイヤ期が終わった」という親御さんが多い印象です。
3歳…筆者の子の場合、あと1年以上あります😅
よく「3歳児は天使」といわれるので、それまで頑張って耐えましょう…!
もちろん、イヤイヤ期の最中でも我が子はカワイイですが🥹
イヤイヤ期のピークはいつ?何か月ごろ?
イヤイヤ期のピークは、2歳頃といわれています。
「2歳になった途端イヤイヤ期が本格化した」という声、多いですよね~。
魔の2歳児と呼ばれるほどなので、一般的にはこの時期にピークが来やすいのでしょう。
ただし、個人差はあるので、ピークの時期が違うからといって心配する必要はないようですよ。
イヤイヤ期が終わって振り返ってみないとピークはわからないものなのかもしれません…(遠い目。)
イヤイヤ期が早い子の特徴は?
イヤイヤ期が早い子は、成長発達が早い特徴があるようです。
発達が早く、考える力が早く身についてくるため、人より早く自己主張をするようになります。
イヤイヤ期が早く終わる子の特徴は?
イヤイヤ期が早く終わる子の特徴は、自分の気持ちをうまく表現できることと考えられます。
少なくとも、気持ちが伝わらずに癇癪を起してしまうことが少ないからです。
イヤイヤ期は早く始まったら早く終わる?
残念ながら、早く始まったからといって早く終わるとも限らないようです。
ただし、ほとんどの場合、3歳になるとイヤイヤの度合いがかなりマシになる子が多いといわれています。