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ライター講座は行ってよかった
先日、半年間通ったライター講座が終わった。
ライター講座に通う前、いろいろなところで「あんなのに通っても意味がない。それより沢山書いた方が良い」みたいな意見をよく目にしていた。
たしかに、ライターのスキルを上げるためには、書くしかない。
講座を受けて、勉強した気になっていても、結局のところ書かなくては意味がない。
しかし講座がなんの意味もなかったかというと、自分はそうではなかった。
十数万円する講座だったが、それに見合うだけの価値は手に入ったと思える。
講座に意味がないという人
講座に意味がないという人は、講座の内容(コンテンツ)にしか目がいっていないのだろう。
たしかに、自分が通った講座もコンテンツ的には不十分だったかもしれない。
普段では出会わないような凄い人のお話を聞いて、へえーって思ったり、
そんな人たちから一個でも二個でも盗もうと、話を真剣にメモしたり。
でも半年もあると内容はマンネリ化するし、講師によって言っていうこと違うし、そもそも立場が違いすぎて何も参考にならん!みたいなこともあった。
受講生が質問で「どうやったら、著名な方に取材を受けてもらえるのですか?」というのに対して、すごーい講師の方が「会社が知名度あるから、断られたことがない」って。
そういうことじゃないんだよ!我々、一般人にはその手は使えないだよ!と心の中でツッコミを入れたことも数知れず。
挙句の果てには、スケジュール通りに授業が進まない始末。
(このことでピンと来た方は、たぶん同じ講座を受けていたと思います)
これらのことが積み重なると、
「受けても意味なかった」
「期待していたのと違った」
「カネ返せ」
と不満が溜まり、結果として「受けても意味がない」に繋がってしまう。
講座の価値は自分が決める
自分は受けて良かったと思っている。価値があったと。
正直なところ、講座内容(コンテンツ)にはあまり期待していなかった。ゴメンナサイ
それよりも講座に集まってくる受講生、講師の方、運営の方々といかにして仲良くなれるかが楽しみだった。
ちなみに高校も大学も、学校での授業が楽しいと思ったことは一度もない。
それよりも、部活だったり、サークルだったり、授業の空き時間だったり、
授業以外の友人との交流に楽しさがあって、そこに価値を見出していた。
もちろん、講座内容に価値があることに越したことは無い。
しかし、多数を相手にしている授業の100%が自分にとって価値あるものなわけがない。
全体のうち10でも20でも、持ち帰れるものがあれば、それで十分ではないか。
それなのにお金を払った分の価値を、授業内容だけで取り返そうとするから、不満が溜まる。
講座の価値を決めているのは、講座内容(コンテンツ)ではない。あくまで自分なのだ。
価値があると思ったこと
自分の周りには、ライターという職業の人はいなかったし、ライターになりたいという人もいなかった。
お金を出してでも、そういう人たちと知り合えたことは、非常に良かった。
それにお金を出して講座に通うという人同士には、絶対に共通項はある。
この広い社会で、同じ価値観を持っている人たちが集まること自体に価値があるし、そこでは常に刺激を貰えて、新しい価値が生まれる。
だから、これはライターに限らずだが、これから何か始めようとかしている人には、お金を払ってそういう場に行くことを勧めたい。独学や知り合いに教わるとかするよりも、圧倒的にコスパよく学べることは多いから。
やってよかったこと
時間になったら教室に来て、講座を受けて、帰る。ってことだけにしなくて良かった。
特別すごいことはしていないのだけど、アンケートをちゃんと書いて出すとか、疑問に思ったことは伝えるとか、「講師調整中」のテーマには、合いそうな講師探してメールを送るとか(採用はされなかったけど)
課題を出した講師の方に「課題でしたけど、赤字直すので運営されているメディアに載せて下さい!」って頼むとか。(実際に掲載頂いた!)
「授業を受けて終わり」ではなくて、授業外の部分で色々と働きかけたおかげで、講座の価値が高まった。
お金を払っても、商品の価値を付けるのは自分
巷で流行っている「オンラインサロン」も、お金を払って一生懸命働いている人がいると聞く。
お金を払ってまで、なんで?っていう人もいるけど、
むしろ逆で、お金を払ってるからこそ、沢山働きたいのだ。
お金を払って買うものが形の決まったもの、例えばリンゴなら、それはそのリンゴとして支払った金額以上の価値をつけるのは難しい。
しかしそれが形の無いもの、経験であるならば、自分の働きかけ次第で支払った金額以上の価値は簡単に出せる。
お金を払っても、商品の価値を付けるのは自分。
このことが、講座を通じて一番学びになったことかもしれない。
ただ、本当に、
内容自体は物足りなかったな・・・もっと書く練習をしたかった。
と思ったので、ここからは新しい働きかけを始めたい。
宮脇先生が言っていた
「早く行きたいなら一人で行け、遠くへ行きたいならみんなで行け」と。