相談(6)マスクをしない子どもたちと遊ばせたくありません
「オンラインみんなの子育て相談室」は、
皆様からいただいたお悩みや質問をもとに、
心がちょっと軽くなる考え方のヒントを一緒に考えていく
子育て世代のための相談室です。
解説:かわてみか(み) インタビュアー:高田ともみ(と)
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マスクをつける暮らしが定着し、それがマナーにもなりつつある昨今。
大人なら自分で気をつけていくこともできるけれど、
子どもたちの場合は・・・?
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Q.近くの公園で遊ばせる時、近所の小学生さんたちがマスクせずに遊んでいて、うちの子と遊んでくれることにストレスを感じてしまいます。将来同じ小学校に行くことになるので当たり障りのないようにしたいのですが……。※2020年4月~5月の質問
み:これはモヤモヤしますね
と:はい。未就学の、ちいさなお子さんをもつママからの相談です。お子さんが小さいと、またさらに気になりますよね。子どもたちにすれば、何にも悪気はないはずだから、どうすればいいかのか迷いますね。
みかさんはどう考えますか?
み:そうですね。まずやるといいのは、自分にとって何がOKで何がNGなのかを、紙などに書いてはっきりさせるといいかもしれません。
と:ほー。自分の中で、OK・NGの境界線を見えやすくするということですか?
み:はい。子どもは、内容があいまいなものは理解しにくいし、こちらの気持ちを察するなんてことも難しいですよね。だから、まず自分のOKとNGを明確にして、自分が伝えたい内容をわかりやすくさせることが大切です。
と:なるほど、伝えたい内容をはっきりさせるんですね! 確かに、そこが曖昧になってモヤモヤを引きずってしまうこと、多そうです。でも、相手は子どもですし、伝えるときもなかなかテクニックが必要そうな気もします。
み:大人でも子どもでも、伝えるときに大事なのは、I(アイ)メッセージで伝えることなんです。「私はこう思う」を伝える。
と:どこかで聞いたことがある、アイメッセージ!
み:今回であれば、「おばちゃんね、子どもが小さくて病気になりやすいから心配なんだ」とか、「うちはこんなことに気をつけているから、協力してくれないかな?」というふうに、「私はこう思う」から伝えてみることが大事です。
と:なるほど、それなら子どもにもわかりやすいし、素直に聞いてくれそうな気がしますね! 前回の相談で出てきた、「相手の領域に踏み込まない」ことともつながっている気がします。
み:これを、ついYOUメッセージで伝えちゃう人がけっこう多いんですよ。「あなたはこれだからダメ」とか、「あなたがこうするからこうなっちゃった」とか。YOUメッセージだと、問題を刺激するだけで、何も解決にならないんですよね。
と:確かに。責められている気がして、話をきく気持ちが下がってしまいそうです。
み:そうなんです。だからまずは、自分のOKとNGを書き出して、自分にとっての問題をはっきりさせましょう。そして、伝えるときはアイメッセージで伝えてみてください。
と:せっかくご近所さんになったんだもの、子どもたちとも仲良くしていけるといいですよね。アイメッセージ、心がけていきます!
※追記※
2歳以下の子どものマスク着用につきましては2020年5月に日本小児科医会からマスクは不要というメッセージが発信されています
状況・情報は日々変わりますので、その時に見極めて必要な行動をしていきたいですね。
この オンライン子育て相談室は、
市民団体「ママと暮らしのデザイン社」
との共催で開催した
インスタライブをもとに再構成したものです。
解説: かわてみか(おやこコーチングmamanoria)
HP https://coaching-ehime.com/
取材: 高田ともみ(編集者/作文教室の先生)
Note https://note.com/tomomitakada
協力: 視聴者の皆さん
◆子育て相談
◆HSP(C)相談