保育虐待はなぜなくならない
保護者が暴いた“保育虐待”の実態、隠し録音に記録された保育士たちの異常な暴言!
机を叩き・・・行政の限界も・・・
なぜ防げない
このニュースを見て、長年保育の現場で働いてきた私が思ったこと
「なくなるわけはない・・・」
〇保育環境の悪化
〇保育の質の低下
〇保育士の質の低下
人手不足・賃金の安さ・残業・時間の余裕のなさ・・・
たくさんの要因が保育の質の低下につながっている
過酷な環境に退職者も後を絶たず、とにかく穴を埋めるために誰でもいいからと人間性を見ることなく即採用
保育技術・知識がない人が“自分が楽な保育”をする為に
今回のような“威圧”“暴力”で子どもを支配下に置く保育をする
そこに“教育”という言葉は存在しない
きっと管理職も、職員をいい方向に統制していく力もなかったのだろう
行政の限界も・・・とあるけれど
保護者や子ども達が苦しい思いをしているのをわかっていても
様々な事に縛られて園を指導するほどの力はない
私も過去いびつな環境を変えようと職員で、県庁・市役所・労基ありとあらゆるところに掛け合ったことがあったが、職員で弁護士に依頼するか、メディアに言うか方法しかない事を思い知らされたことがある
そして、いびつな環境にいることができず、子どもの事を一番に考えられる職員が大量に去っていく・・・
異常な保育環境で働けるのは、おのずと“自分の事しか考えない人”となる
この八尾市の職員のように、子どものお昼寝時間に子どもの傍で
「投げつけたい子ども誰ですか?」
「私は○○」
こんな会話、まともな人ができるはずもない。ましてや教育者ではない
保育環境の悪化、保育・保育士の質の低下、行政の介入の難しさ
これらの悪循環が、虐待がなくならない原因であると私は思う
だとしたら、大切な子供たちを守るためにどうすればいいのか
それは、子どもを預けているお父さん・お母さん・保護者が行動することだと思う
これは勇気のいることだし大変な事である
子どもの違和感を感じたら、先生に伝える・行政に言う・ボイス使う
今の現状でできることは、行動することでしか子どもを守れない子どもの事を一番に思ういい園・いい先生なら
保護者の話を親身に聞いて、一生懸命対応してくれるはずだ
このお母さんの勇気ある行動がなければ
このクラスの子ども達はいまだに虐待を受け続け
人格形成をするどころか、ボロボロにされていただろう
日本の経済は今、防衛費を優先し教育費は後回しにされている
このまま保育環境の悪化が続けば、他国から国を守る前に
自立した人材を育てられず、傷つけられた人々を作り出し、日本は自滅してしまうのではないかと不安でしかない