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真っ白が怖い。

学校の図画の時間、
白の画用紙を渡されるのが怖かった。
「どう描けばいいの?
余白があるも手の抜いた絵に思われるのでは?」
と戸惑った。
紙の端から端まで筆圧は濃く描き
色をしっかり敷きつめて塗っていた。
紙から白の余白を消したかった。


大人になるにつれ
削ぎ落とすことで本質を浮かび上がらせること
空白は美しさを際立たせることを知った。
白への恐怖はイマジネーション源と変化した。


私にとって白は可能性だ。
何も描かれていない空白は
これから何かが描かれる可能性を示唆する。

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