照れくさくてポケットの中で握りつぶしてしまったファンファーレ
夢を見ていたんだ。いつからかそれが夢では無いんだと思えるようになったんだ。
千里の道も一歩から。僕はずっと頂を夢見てた。たくさん滑落もした、怪我もした。でも進み続けた。すると、雲がかかっていたはずの頂は、澄み渡ってようやく視界に入ってきた。
努力が報われない事は知ってる。それに、結果が伴わない物は努力と言って貰えないことも知ってる。成果が出た時、傍観者は僕のその、無謀かもしれないけど、魅せられてしまったからには諦められない目標にむかって進む、意味の無いかもしれないし、得るものも無いかもしれないのにつぎ込んだその時間を手のひら返して、努力と呼ぶんだという事はよく分かっている。それにやはり、努力は報われない。しかし、いいや、だからこそ、努力をするんだと思う。
もしダメだと思った時でも、次の1歩はものすごい偶然を引き起こすかもしれないと考えて進んで見てほしいんだ。夢が叶うのはとても難しい事だけど、できない事じゃない。自分を疑って、出来ないんじゃないか、とか、もし失敗をして全て意味の無いものになったらとか、考えて、座り込めばそこで終わってしまう。とにかく歩き続けることが大切なんだ。
本当に限界の時は、カバンを開けて、魅せられた夢の欠片を取りだして齧ったらいい。少し元気が出ると思う。
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