生き物は飼わないと決めていたのに、ある日わが家にメダカがやってきた #7
【ママNavi代表のパパ日記】
~ 「大人のメダカ観察日記」編 |#7
水槽に水を張って、2日が経過した。
インターネットで調べたら、水を汲み置く日数として、2日というものもあれば、3日というものもある。ちなみに、2~3日という幅を持たせたものもある。
2日だと、まだ少しカルキが残っていて、メダカたちが苦しむかもしれないと思い、念のために3日間置くことにした。
メダカたちは、インスタントコーヒーのビンの少ない水が、さらに少し蒸発して減っている中で、なんとかまだ元気を保っている。エサも、あげるとパクパク残らず食べている。
3日置く、というのは難しい判断であったが、別に弱ってはいない様子なので決定したのである。
そして、ついに3日が経過した!
狭いビンの中から、広大な水槽の中に、メダカたちを解き放った。
はじめは、戸惑った様子でじっとしていたが、すぐに水槽の中を元気に泳ぎだした。
たった1匹のエビも、元気に水の中を飛び跳ねるように泳いでいる。
昨日まで水も砂利も整っているのに、主人公を欠いてどこか無機質だった水槽は、急に生命が宿ったように活き活きと感じられた。
また、翌日、水草と土管(メダカたちの隠れ家用)も追加で購入し、一層水槽らしくなった。
こうして、メダカたちを飼育する環境が整い、生き物は飼わないと決めていたわが家は、生き物を飼う家へと変わったのである。
~「生き物は飼わないと決めていたのに、ある日わが家にメダカがやってきた」シリーズ 【完】