井の中の蛙、また大海を知ってしまう
よくあのおしゃスポットに行きます。
中目黒蔦屋書店です。
別に家が近いわけではないです。ただ、おしゃれ空間にひたひたに浸りたい…というときに行きます。
普段、家で赤ちゃん社長の護衛部隊隊長として気を張り詰めている自分としてはこんな時間が何よりも至福なのです。
そのおしゃスポットで
とあるヤバい本を見つけてしまったのです。
その名も「『グラップラー刃牙』はBLではないかと1日30時間300日考えた乙女の記録ッッ
著 金田淳子
「キャオラァッッ」※
…なんという…衝撃……ッッ
絶対にヤバい本。
いや、私刃牙大好きですけども
刃牙の絵柄でBLはほんと勘弁してください。
でも読みます…。
読まないわけにいかないと思うから…。
…
…
…
…
えー
このたび、悔しいですが刃牙をBLと認定させていただきます。…と。
読んだ感想としては、この世の中にBLは星の数ほどあれど、まったく新しいBLの世界を見てしまった…。という感じです。
ちなみにこの方、執筆当時はまだシリーズごとに3巻ずつ、計9巻までしか読んでなかったとのこと。すごいです。それだけの量で想いがあふれて(著者表現で行くとおじやがあふれて)
本まで出してしまうなんて…。
いや、めちゃめちゃ面白かったです…。
著者の想いが強すぎて刃牙はBLなのか、BLじゃないのかの論争をしても
最後は著者に軍配が上がると思いました。
私は途中から刃牙うんぬんよりこの人が何者なのかが気になってしょうがなかったです。
そこでこの方について少し調べてみると社会学者として有名な方で、いくつか本も出されているんですね。
この本が出版された時のイベントなんてめちゃめちゃ面白そうだったな…。
ああ私はまたしても井の中の蛙…
30年間こんな面白い人を知らずに生きてしまったのか…
なんと惜しい…!
というわけで蛙、また大海を知ってしまいました。
この時代に生まれてよかった。
と思わせてくれた金田さん ありがとうございました。
※グラップラー刃牙シリーズで出てくる加藤清澄が戦闘中に発した声
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