折
ネット上にネガティブなことを書くのはよろしくない。
そう思いつつも愚痴を話せる人もいないので、ここにまとめてしまうことにしました。
何のことかといいますとこれですね。
30秒で味わえるグロ動画です。
練習で出たことがないミスでした。
緊張で手つきがおぼつかないながらも冷静に縦コンを通せたし、そのあとの横スローも必要最低限の強さでできた。
なので「これノーミス行けるな」と思ってました。
そしたらこれです。
「準決勝進出以外の結果は価値なし。すべて0点」という気持ちでいたので、音楽が鳴りやむ前に演技をやめてしまいました。
自分なりに強い目的意識をもって臨んでいたがゆえとも言えるし、途中で諦めたという言い方もできる。
そのどちらだったのか、あるいは両方だったのか。
今でもそれはわかっていません。
ちゃんと礼をして去っているあたり、やけくそになったわけではなかったとは思いたいです。
初めて1A部門に出た2022年NJ。
そこから大会を経るごとにスコアが下がっています。
TEにも大した伸びはなく、課題としているコントールの項目も5.5→5.0→4.5と改善されるどころか年々劣化しています。
大会で結果を出すためにヨーヨーをしているので、これでは練習をしている意味がない。
その気持ちは大会に出てスコアを見るたびに強くなっていました。
「いい加減何か形としての価値を示さねば」
今回のJNのワイルドカードはそんな気持ちで臨んでいました。
練習会でも模擬演技の時間にクリッカーを叩いてもらって「これなら十分通れると思う」といった声をいただいていたのもあります。
たかだか30秒で何を大げさにと思うかもしれませんが、今回のワイルドカードは自分にとってとても重たいものになっていました。
(むしろたった30秒だからこそ納得いく結果を出さなければならないという意識もあったかもしれないです)
それが蓋を開けてみればあの体たらくです。
心を折るのに十分すぎました。
硬い壁に一点だけ入っているヒビに的確に杭をぶっ刺されたような感覚です。
JN当日ありがたいことにいろんな人から「諦めないでほしい」といった声をかけてもらえたのですが、同時に申し訳なさもありました。
その場で「はい」と言えなかったんです。
「今ははいともいいえとも言えないので、答えが出たら何かしらで改めて返事します」
そう答えたのですが、まだ結論は出せてません。
今でもJNの話題になるのを避けて練習会に行くのをやめたり、中途覚醒で真夜中に目が覚めたときにあの時のことがぐるぐる頭の中を巡ったりしている状態です。
ネット上では平常運転っぽくても今回のことをまだ消化できてはいません。
考えないようにして逃げているという感じです。
とはいえヨーヨーは触り続けてはいます。
チュートリアル動画を見て技を覚えて、それをたまにSNSにあげたりして。
そうしてると自分がヨーヨーをやり始めた頃のことを思い出すんです。
あの頃もよくそういうことしてたなあって。
たかだか三、四年前のことですが、遠い昔のようにも感じます。
今後の大会出場を白紙にしても振り続けているあたり、自分で思っているよりもヨーヨーを好きになっていたようです。