⑤自分の作品の適正価格を知る【基準を定める】5-2
⑤自分の作品の適正価格を知る
・適正価格って何?5-1
・基準を定める5-2(この記事です)
・一般的な市場感覚を養うために5-3
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・基準を定める
前回 こんな質問で終わりました。
「でも第一回目で学んだように、
お客様目線で考えるとよりリーズナブルな方がいいと思いますが・・・」
そんな時わたしはこうも答えます。
「では先にお客様が喜びそうな金額を決めて、その範囲内で原価+経費+利潤を出せるような計算にしたらいいね」
と。
先に金額を決め原価と経費の上限を決める方法ですね。
リーズナブルが売りだな
(お客様がお安いほうがよろこびそうだな)
と思われる商品は上記のように計算するといいですね。
それは何かというと・・・
■日常的なアイテム■
ある程度摩耗したらまた次のアイテムをお勧めする商品
ハンドメイドにおいては
・赤ちゃんのスタイ
・布ナプキン
・日常着
・エプロン
・キッチン用品
この辺はリーズナブルな方が喜ばれそうですね。
なのでお値段を先に算出したほうがいいとも言えます。
こちらは高めの単価設定よりも
気軽に購入してくださる金額に定め、
2回目も3回目以降もお客様がまた【リピートしてくださる工夫】
をした方がいいですね。もしくは【おまとめ買い】など。
○お色を豊富にそろえる
(コレクション好きの人にはたまらないですね)
○テイストでシリーズ分けする
○キャラクターをつくってみる
○商品企画以外では、ポイントカードなど
○2つ目以降割引
アイディアは山ほどあります。
それに対し・・・
■特別な日のためのアイテム■
非日常を演出するアイテムは、お値段がある程度した方が喜ばれるということも忘れないでください。
・ウェディング用品
・インテリア
・ギフト商品
・リラックス用ラグジュアリーな部屋着
・ドレス
・アクセサリー
この限りではありませんがこの辺は、【お値段を出した分だけその分の幸せの価値を手にした】ような感覚になるお品物です。
これは実際に錯覚ではなく
お客様にとって
金額=本当にその分の幸せを手に入れられるもの
なのかもしれません。
この辺はお金に対しての認識を確認する必要もあるかと思いますが長くなりますのでここでは割愛しますね。
お金はエネルギーであると考えると
その対価であるラグジュアリー商品は、それなりの価値がなければいけません。
なのでこの辺の商品は
・それなりの素材の仕入れ価格
・ある程度難易度の高い技術料
・経費
・宣伝費など
を加味し
きちんとした素材や技術を明らかに打ち出す必要があって
自分で作成する価格表についても、盛り込んでいく必要があります。
必然的にお値段は高くなります。
そしてそれをきちんと提示することが世界観に繋がります。お客様がこの世界観を納得していただくことでご購入に至るのですね。
■両方の意味を持つアイテムは?■
ちなみに、わたしのやっているキャンディブーケは両方の意味があります。
http://www.bouquetdedolce.com/
沢山の方にお配りするお土産やお心づけなど
日常的な場合はこのお値段
ウェディング・開店祝い・楽屋見舞いなど
非日常な場合はこのお値段
両方の観点からの値付けというのを考えています。
といってもご予算提示のオーダー作品が主なので
お値段の面ではお客様には120パーセントご満足いただけるのです。
そして価格表を提示し、 何故このお値段なのかわたしはお客様へは明瞭会計を心掛けています。
キチンと提示して【購入前の不安を解消してあげる】ことも私たち作家の義務だと思っています。
あなたのの作る商品はどちらでしょうか。
日常か非日常かその両方か。
基準を定めてみてくださいね。
次のテキスト「一般的な市場感覚を養うために」に続きます。
目次はこちら
著・ふじなわまどか
日本キャンディブーケアレンジメント協会公式ホームページ
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