羊文学と五感
結局は、幸せだなあと思う瞬間というのは
五感をフルに働かせているときだなあと思う。
子供達が寝静まって、つかの間の静かな時間に
羊文学のアルバム「Our hope」をきいているのですが
贅沢な時間だなあと…
Zepp札幌でのライブすんばらしかった。
子供たちが心配で、夜のライブなんて10年近く行っていなくて、
でも初めて北海道にくるってことでどうしても行きたくて、
衝動的にチケットを購入したけど
判断はまちがっていなかった!!
アルバムをきくたびに、記憶がよみがえってきて、うれしい気持ちになる。
子供がうまれてから、いや、社会人になってから、音楽だけが昔の気持ちを思い出させてくれていたというか
誰かのための自分でなく、自分のために使う時間、だったのです。
ライブは、コロナのこともあってお客さんも心なしか遠慮がちだったけど、それもなんだか優しく感じて、
単純に盛り上がるだけでなくて、それぞれの楽しみ方をしていたというか
音楽はしばらく一人でかみしめるのが長かったから、同じものを好きなひとがこんなにたくさん集まっているっていうのがすごいなんか嬉しかった。
そして、演奏も歌唱力もすばらしかった…
「ワンダー」がほんとに好きで。
聴くと泣いてしまう。
ヴァインズのスカイゲイザーのような。
空からみおろしてるような感覚。
ずっと終わってほしくないってくらい幸せな時間でした。
やっぱりその場へ足を運ぶと、空間ごと持って帰って記憶にしまいこめるから、五感を使うことは本当に大事なことなのだと思う。
まだ6月の北海道のヒヤッとした夜の空気とか、久々に乗る地下鉄とか、なんだかそういうのが音楽をきくたびに思い出せて、それってすごい幸せなことだなあ。
最近は音楽をサブスクで聴くことが増えたけど、やっぱりアルバムを一枚通して聴くことは至極の時間なのだ。
学生時代はなけなしのバイト代で買ったCDの歌詞カードにぎりしめて正座して聴くこともあったよな笑
これからの時代、ますます五感を使うリアルな体験がへっていきそうだけど、
子供たちにも、たくさん本物をみせて、体験させて、大人になった時に何かの拍子に思い出して幸せになれるっていうものをたくさん触れさせてあげたいなっておもいます。
夜に書いたから、ぜったいはずかしくなるやつだこれ。