NiNE
一昨日の12月13日(日)
大阪の梅田芸術劇場にて無事に
大千穐楽を迎えることが出来ました
ミュージカル『NINE』
振り返ると本当に奇跡の様な旅でした
稽古がスタートした9月から大千穐楽まで、
綱渡りのような日々の中で、
どれだけの人の行動、そして思いが
今回の"奇跡の大千穐楽"まで
繋いで下さったのだろう、と思うと
祈る以上に、本当に沢山の方の尽力、
努力あってこそなのだ、と。
まず稽古場、そして劇場がなければ、
我々は作品をお届けする事が出来ません。
バンキシャ!でも取り上げて下さいましたが
コロナ感染対策が徹底された、
とても大変な稽古場、劇場の環境作り。
制作さんをはじめ、スタッフの皆様が
最後の最後まで徹底して下さったお陰で、
我々は安心して稽古、本番に臨む事が出来ました。
本当にありがとうございました。
こうして、この大変な状況の中、
稽古ができる環境を整えて下さり
いざ稽古がスタート。
想像した以上に、
今までには無い壁が沢山立ちはだかる毎日。
中でも特に、
マスクをしながら歌って踊り、芝居をする。
見えるのは目だけ、と言う状況での稽古。
呼吸を取ること、
マスクを直すことに気を取られ、とにかく大変。
ただ。個人的には、
これがとても興味深い結果を招きました。
PCR検査を重ねて迎えた、ある通し稽古の日。
ようやく、通し稽古中のみ、
マスクを取っての稽古が許可されました。
するとどうでしょう。
マスクで肺が鍛えられたのか、
あれ程しんどかった、歌って踊るナンバーが
まるで魔法にかかったかの様に
歌いやすくなったではないか、、!
Wow!!
自分にとって不利だったはずの
マスクが訓練となり、結果プラスに働いた。
その後はパフォーマンスし易くなり、
マスクに感謝したのも、いい思い出。
(あくまでも個人の意見です。)
さて。
今回この独創的な日本版NINEを生み出した
演出の藤田俊太郎さん。
今回初めてご一緒させて頂いたのですが、
それはもう、目から鱗の日々でした。
自分の常識が、毎日壊され(すごく良い意味で)
新しい実感が自分の中に少しずつ生まれてくる様な
今までにない、新鮮な感覚が常にありました。
率直で素直な感想を言うならば、
とてもとても楽しかったです。
勿論楽しい事ばかりではなかったですが、
手を替え品を替え、日々挑戦させて頂ける環境を
心から楽しむ自分がいた事は間違いありません。
それが許される環境を与えて下さった
藤田さんには心から感謝しています。
成長した自分で再会する目標、を掲げ、
今日からまた、日々精進するのみです。
本当にありがとうございました!
そしてこの大変な旅路を
大きな愛と優しさで引っ張って下さった座長。
主演グイドコンティーニ役、城田優さん。
稽古場でも、舞台袖でも、どんな時も
私たちカンパニーを笑顔にしてくれる、
本当に本当に、魅力的な方でした。
今年は希望の光を見失い、
公演中止など、悔しい思いもしましたが
エンターテイメントの力を強く信じ、
突き進む優さんのお背中を見ながら私は
何度も勇気を貰い、再び希望を抱く事が出来ました。
優さん、ありがとうございました!
本当に愛と魅力に溢れた、
NINEカンパニー。
沢山の学びと愛をありがとうございました。
みんなの事が大好きで大好きで仕方がない!
この時期に出会えた事、
支え合い、共に最高の旅ができた事は
私にとって大切な大切な宝物!
お別れの瞬間は、あまりにも寂しくて
離れ難くて、涙が溢れてしまったけれど、
この状況下で、
人と時を過ごせた事が最高に幸せだった
だから今寂しいと感じるんだ、と思ったら
本当に恵みに溢れた3ヶ月だった。
改めまして。
この状況下に覚悟を決めて、
劇場に足を運びご観劇下さった皆様
ライブ配信をご視聴下さった皆様
厚い熱いご声援を下さった皆様
本当に本当に!
ありがとうございました!
これから先、
まだまだどうなるか分かりませんが、
エンターテイメントの力、
エンターテイメントの必要性を
これからも強く信じ、
少しでも多くの人が
笑顔になる時間をお届けできる、
明日も生きようと思える未来を作れる、
エンターテイナーで、私は在りたい!
この公演に関わって下さった皆様。
そして今も尚
この世界を支えて下さっている
全ての皆様に感謝を込めて。
ありがとうございました!
次へ進みます!
mahya
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