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TNPヲタクの戯言〜尊がる人〜


私は共感が欲しい。
自分だけじゃないってことを確かめたい。

「TNPなヲタク」って、
私以外にもいっぱいおるよなぁ…?


TNPヲタクとは

TNP(=低燃費)なヲタクのこと。

推しからの刺激に過敏
ささいなことにでも喜んだり、
テンションが上がったり、
有り難がるなどの反応をしてしまう

様々なパターンが考えられるが、
推しているのが特に2人以上のグループ
または推しが複数いる場合には、具体的に以下の傾向がある。

・血液型や星座、学年などの小さな共通点を喜ぶ
・衣装が似てるだけで心が騒ぐ
・同じ劇場を使うだけで喜ぶ
・共通のスタッフや共演者がいるとニヤニヤする
・推しが別の推しの話をするだけでドーパミンが大洪水


現時点での私の推し3TOPは
SMAPラーメンズ、声優の鈴村健一

ぶっちゃけ好きな人はもっといるけど、
全部あげちゃうとキリがないのでこの辺で。

アイドルと芸人と声優。

同業じゃないから絡みや関わりは少ない。
そうすると、必然的に刺激に対する反応の閾値がぐぐっと下がる。

絡みが少なければ少ないほど、
関わりが薄ければ薄いほど、
ちょっとした刺激にも敏感になってしまう


実例をいくつかあげてみる。


iPhoneのピープル機能で
別の推しに認識されてるだけで爆笑する。

iPhoneは、カメラロールに入った写真に映る人の顔を勝手に識別して、
それぞれフォルダリングみたいなことをする。
だけど時には同じ人を別人だと認識したり、
別人を同一人物と認識したりする。
全くの他人が混ざっているとチッと舌打ちしたりするんだけど、
殊それが推しの場合は
「全然ちげえよww似てねぇしwAI大丈夫かww」
とか言いつつ、なぜか嬉しい自分がいる。


推しと推しの間に
”共通の知人”を見つけると身悶える。

一回ポッキリのスタッフや共演者でも震える。
レギュラーとかでガッツリなら尚更。
「友達の友達は友達」理論に近いようで遠い。
推しの戦友が別の推しと絡んでる姿を見ちゃうと「フゥ……」ってなる。
東京03のラジオに鈴村さんがゲストで出たときは「キェエエエ!!!!」って言った。
本当に口に出して言った。
舞台演出が一緒とかホントもうしんどい。
しんどいよ。
「はぁ…世界狭い…」ってなる。
イッツアスモールワールド。


おんなじ劇場を使ってるだけで叫ぶ。

梅田のドラマシティだ!!
本多だ!!ブリーゼだ!!グローブ座!!
(もしかして同じ楽屋使ってるのかな…?)とか考えてはニヤニヤする。
我ながらにとても気持ち悪い。

いっそのことロケ地や旅行先でも叫んじゃう。
ハワイだとか、中国だとか、パリだとか、
いや芸能人ならみんな行ってるだろ…って場所でも嬉しい。
「おんなじところに立っておりますね!!」って祝いたくなる。


推しが他方の推しの存在を知っているだけで
泣きそうになる。

流石にSMAPは誰でも知ってんだろ〜と思うけど
それでも推しの口から発せられるだけで、無性に興奮してしまう。


この程度のつながりでビャァアア!!!って騒いでる奴が、
推しと推しがガッツリ絡む様子を見てしまったら…どうなるか。

閾値を振り切っちゃってるから
ただただ仏の顔をするしかない。



「同い年で、同じ星座で、同じ家族構成で、
 天パで、ガンダムヲタクじゃん…!」
とか言って、共通点の多さにはしゃいでいた頃が懐かしい。

「死体役と主役の上司役か…
 こりゃ一緒のシーンはないかもな。
 でも同じドラマに出演というだけで尊いッ…!」
と言っていた私、元気ですか。

その作品の中で一瞬とは言え、同じシーンで共演したと思ったら、
舞台で共演して、それが再演されて、
そして知らん間になんかす〜〜〜〜〜〜〜っごい仲良さげになってた
I垣さんとK桐さん。

ありがとう。
末長く仲良くしろよな…!

(そして大地讃頌を歌い始める)


TNPヲタクの悩み。

悲しいことに、
〇〇推しかつ××推しとかになってくると
興奮するポイントがめちゃくちゃニッチになってしまう。

だからSNSで共感し合える人が極端に少ない。


時々、なんで私はこんなことで
ギャーギャー喚いてるんだろう…?
って賢者モードに入る。


おんなじグループじゃん。
おんなじ芸能人じゃん。
てかお前が好きになるのって、
基本的にその世代のおじさんじゃん。

想定できるつながりだろ?
なのになんでそんな大袈裟に反応すんの?

うるせぇ。
うるせぇばーか。


些細なことに幸せを感じられるって…
素敵やん?
とも思う。

でもこの些細な喜びを共感してくれる人がなかなかいない。
そして無限ループ。

ジャンルが違ってもいいの。
推しが違っててもいいの。
ちょっとしたことで反応しちゃうよ、って人がいるかどうか知りたいの。

もう一度言う。私は共感が欲しい(笑)。



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