ママも持つべき存在:スーパーバイザー
あなたは、スーパーバイザーがいらっしゃいますか?
そういう存在の人が必要だと思いませんか?
私は、アメリカで音楽療法の勉強をし、米国認定音楽療法士の資格を取って、しばらくお仕事をしていました。
音楽療法というのは、日本ではあまりなじみがない方が多いと思いますが、福祉業界でアートセラピーの1つとして使われます。
ヨーロッパやアメリカなどでは、ケアマネジャーが採用を承認すれば、保険が適応されて、クライアントさんが利用できるサービスの1つとなっているくらいです。
音楽療法については、どうでもいいのですが、私が音楽療法士として活動をするうえで、大事な存在だったのが
スーパーバイザー
です。
音楽療法士として、サービスを提供していると、いろいろなことを考えたり、迷ったりするものです。
これは、どんなお仕事をしていても、どんな立場の人でも同じことだと思います。
「あの時のクライアントさんの反応が良く理解できないな」
「あんなふうなセッションになっちゃって・・・どうしたらよかったんだろう?」
「クライアントさんがあんなふうになったら、どうしたらいいかな」
「あのセッションのあの瞬間がすごくよかった!」
「あのクライアントさんは、最近ああいう行動が多いけど、こういうことをやってみたらどうだろう?」
そういう疑問や課題などについて、壁打ちをさせてくれる相手
が スーパーバイザーでした。
私のスーパーバイザーは上司でしたが、その相手は、信頼できる相手であれば、だれでも大丈夫だと思います。
同じ業界の方でもいいし、違う業界でもいい。
とにかく壁打ちをして、考えてことを出す習慣に付き合ってくれる方が大事なんだと思います。
「頑張ってるじゃない」とか
「いい感じね」などと共感のコメントをもらえたり
「今度は、こんなことをやってみたら?」とか
「それって、こういうことだったんじゃない?」というふうにアイディアをもらったり
「そうなったときに、どうしたらよかったと思ったの?」とか
「その時、どう感じたの?」など、振り返ったり、考える機会をくれていました。
おかげで、自分の気持ちを消化し、やりがいを感じて、仕事をすることが出来たと思っています。
スーパーバイザーは、仕事の指示を与えたり、評価をしたりする役割ではなく、あくまでも対話を通して伴奏をしてくれる人なのですよね。
ママもスーパーバイザーが必要
私は、ママたちにも、そういう「スーパーバイザー」がいるといいのではないかと考えています。
日々の生活で感じていることや抱えている課題を吐き出したり、願いや思いを叶えたりするためのアイディアを出したりする時間を持つときの伴走者がいると、ママが笑顔でいられるのではないかと思うのです。
その伴奏者は、家族や友達でもいいですし、他に伴奏者を見つけてもいいと思います。
赤の他人の方が、いろいろ気を遣わずに壁打ちができる、という方も多いかと思います。
日本ではこういうコーチングやスーパービジョンというのはあまりなじみがないかと思いますが、海外では、経営者や専門職の人たちの多くが利用しており、有効性が認められています。
経営者や専門職の人がコーチやスーパーバイザーがいることを有効に思うのですから、毎日、子供の成長を見守る「ママ」にとって、有効でないわけがありません!
こちらの本に書いてあるように、私たちは毎日いろいろな刺激を受け、いろいろなことを考え、感じて生活をしています。
それだけインプットしているのですから、それらを消化して、出していかないと、どんどん溜まってしまって、不調を起こしてしまうのです。
我慢はよくないのです。
どんどん口から思いや考えを出してしまう。
悩んでいること、困っていること、考えたことを出してしまうことで、すっきりするということはそういうことですね。
もし、「試してみたいな」と思われたら、ぜひお気軽にご連絡ください。
私の対話の練習になりますので、喜んで伴奏いたします!