実践から学んできた社長
今日は毎回楽しみにしている社長さんとの面談の日。
仕事の話は数分だけど、その他の話が面白くて学びがありすぎるので、毎回楽しみにしている。
友達が逃げていく
社長さんは学生時代の友達と今でも関係が続いている人が少ないと言う。
小学校時代の友人と35年ぶりくらいに再会して、連絡先を交換しようとしても、いつの間にか目の前からいなくなり、自分は友達と思っていて前みたいにしがらみ関係なく仲良くできると思っているのに、そうではないみたいだと。
私は、その間歩んできた道が違うから価値観が変わっただけでは?と思ったけど、そうでもないらしい。
振り返ると社長は小学生から変わっていた人だったそうで、いろんなヤンチャをしてきたからそれを覚えていて、また同じことが起きるのでは?とのことで避けられてるのかも?と。笑
やった方は覚えてないが、やられた方はずっと覚えてるってやつですかね。笑
車の修理工をやっていた祖父の元で小学3年生から溶接したり、廃車場まで運転したり、鍵がなくてもエンジンかける方法を教えてもらっていたらしい。笑
まさに、実践しながら学んでいたそう。
そんな特技もあって高校時代には下っ端なのに番長から重宝され、やりたい放題で尻拭いは周りがやってくれていた。
そんななかでも、番長などの上層部からは可愛がられるように強いところと弱いところをすぐ見つけてポイントを突く、ということはやっていたそう。
それが今の仕事にも活かされていて、これからは他業種でも他業種から見た弱いポイントを救世主のように救い出すような事業展開もしていくそうで、今後もすごく面白そうな展開!!
尊敬する偉大な祖母
そして、現場で修理工として働く会社を経営していた祖母にも大きな影響を受けたとか。
お客さんにも「バカヤロウ」と言うくらい、子どもが聞いててももうこのお客さんは来ないだろうという言葉だったとしても、祖母のところに戻ってきて、最終的には助けられていたと言う。
社長曰く、祖母は人が見えていないところまで絵を描いていた、と。
全ておばあさんの思い通りだったようです。
そんな現場を幼少期から見て聞いてきた社長は、子どもながらに効率よく結果を出す方法を習得していった様子。
腕力3割で結果をプラス2割以上出すような戦略を常にデータ化して頭の中で考えているそう。
こう言う部分がすごく囲碁にも繋がるところがあるな〜と思って、「囲碁してますか?」と聞いたけど、やってなかった!笑
継承されるもの
価値観の話になり、社長は見ているのは親の背中ではなく、祖父母の姿だと言っていた。
親を育てた親の姿を見てる。
孫から見たら、2組の祖父母がいて、全く違う価値観を大切にしている2組のどちらを選ぶのか、それで生き方も変わるだろうと。
ばら撒けるくらいのお金はないけど、ある程度自分力で稼いで老後はそのお金で生きていく、自分の尻拭いは自分でする!という社長一家と、
贅沢はできないけれど親族間で助け合って食うには困らず生きていける奥様一家。
子どもたちはどちらについていくのか楽しみだと。
感じたこと
それぞれの家庭の生き方、アイデンティティみたいなものは家庭によって違う。
全く違う環境で育った2人が結婚してどんなことが継承されていくのか、新たなアイデンティティとなるのか、なんだか面白いものだなぁ〜とも感じた。
そういう意味では、ある民族は継承されるものが明確にあって、それが長く続いていくからこその強みが大きいんだろうなと感じた。
日本人は無宗教の人が多いから、プツップツッと繋がるべきところも切断されていくのかも。
そこに外から入って来られたら、それはあっけなくやられてしまうよな、、、
何を大切にして、何を伝えていくか、本当に大事なことを考えられるような状態に早くなりたい!!