お弁当作り卒業🌸
息子くんが高校生になってから毎日のお弁当作りが始まりました。
そして3年が経ち最後のお弁当。
次男くんが小学校に入学して初めての遠足の前日。
次男くん「ママ~。僕も○○ちゃんみたいにキャラ弁がいい!明日の遠足のお弁当はキャラ弁にして」
長男くん「そんなことを言ったらダメよ」
「ん?」
当時、のりやチーズなどでお弁当のおにぎりやおかずをデコレーションして可愛く作るお弁当がはやっていました。
私も作ってやりたいとは思いつつ・・・細かい作業が苦手な私に出来たのは、ニコニコ笑顔のおにぎりと、タコサンウィンナーを入れてやるくらい。
何も言って来ない息子くん達には興味がないのかと思っていたところ。。。
長男くん「ママはね、お弁当作り頑張ってくれてるんだよ。でもね、ママは苦手なんだ。だからね言うたらいけんのんよ」とピカピカの一年生の次男くんを諭す。
『え?!そんなことをこんな小さな息子くんは考えてたの?作って欲しい気持ちを言わずに私のお弁当を食べてくれていたのか!!』作ってやれない不器用な自分が申し訳ないやら、ありがたいやら。
「ママごめんねぇ。そうなんだよ。ママ苦手なんだぁ。作ってあげれんでごめんよ。でもね、ママ頑張って美味しく作るからね!」と小さな2人を抱きしめた。
高校最後のお弁当何にしようか・・・。
そうだ!オムライスにしよう!
小さい頃から息子くんに『大好き』が伝えたい時に、私はハートのケチャップのオムライスを作っていた。
ほっぺたにケチャップをつけて、満面の笑みでオムライスを頬張る息子くん。
本当に美味しそうに食べる息子くんによく見とれていたんだっけ。
私も中高生だった頃、毎日母がお弁当を作ってくれました。
母はあまり料理が得意な方ではなくて。毎日毎日、卵焼きと冷凍食品のエビよせフライが入っていた。
友達のお弁当に、手作りのエビチリやコロッケが入っているのを見て、ちょっと羨ましいなぁと思ったことも。
だけど、ずっと母には自分はエビよせフライが大好きだと言い続けた。
子どもは親が想像するよりずっと沢山たくさん、親を想ってくれているのかもしれない。
毎日毎日息子くんは手抜きの多い私のお弁当をどんな顔で食べてくれていたのかなぁ。
コロナ禍のこの2年。お弁当の時間も黙食で、お友達と輪になってお弁当を食べることも出来なかった。だからこそ、「今日のお弁当は何かなぁ」と楽しみに開いてもらえるように作ってやりたい。そんな風に思いつつ、忙しさにかまけてなかなか十分には作ってはやれなかったけど。
「お弁当どうだった?」と尋ねると毎回「美味しかったよ」の一言だけが返って来る。
文句も言わず、毎日毎日ママの作ったお弁当を、残さず食べてくれてありがとう!!
大好きだよ息子くん。
大切な大切な息子くん。
ケチャップ大サービスの最後のお弁当に愛を込めて…。