見出し画像

子どもへのイライラどうしたらいい?!

子どもはママにとって何物にも代えがたい大切な宝物。
「とても可愛くて、愛おしくて、これからの成長が楽しみ!」
と心の底から思っている!でも・・・ついついカッとなって、イライラして怒鳴ってしまったり、手を出してしまったりすることはありませんか?大切な子どもを前にして、自分の感情が抑えきれなくなってしまう。「本当は何とかしなきゃと思っている・・・」感情的になってしまったあとはこんな風に罪悪感を抱くママも多いのではないでしょうか?今回は、多くのママが直面している「子どもを愛しているけれどイライラして怒鳴ってしまう」という現状に焦点を当てていきます。なお、今回の記事で取り上げる「子ども」は主に2歳から7歳ごろまでの年齢を想定しています。

これらのチェックリストに当てはまるママはぜひこの記事をお読みください!
実は「子どもにぶつけてしまうイライラ」はママ自身が抱えていた心の傷や過去が蘇ることが原因であることが多いのです。だからこそ、心の傷や過去の悲しい記憶・経験を癒し、イライラを解消していく必要があります。本書は子どもにイライラをぶつけてしまうママが、自身の心の傷や過去を癒しイライラを解消するための方法をまとめたものです。この機会に、イライラの正体やママの心を一緒に見つめ直してみませんか?

第1章: 子どもへのイライラの正体は何だろう?
第2章: イライラの裏にあるママの心
第3章: 傷ついた心を癒す
第4章: 子どもと過ごす何気ない毎日が宝物!
この記事のまとめ


みなさんはどんな時にイライラをぶつけてしまいますか?自分の感情をコントロールできなくなってしまう時はどんな時でしょうか?例えばまだ小さな子どもの場合、予想外のタイミングで、それも大事な時に限ってぐずったり、大胆な行動に出てしまうことがありますよね。

「もうこれから家を出なきゃいけないのに、どうしてこのタイミングでぐずるの?!」
「掃除をしたばかりなのにどうして小麦粉まき散らすの・・・」
「またものがダメになった・・・」
「今急いでいるのに駄々こねないで・・・!!」
「もう夜中なのになんでそんなに大きい声で泣くの・・・!」
などなど、ハプニングが度々起きていることかと思います。そしてそのハプニングのせいで予定や時間の計画が崩れたり、ただでさえ忙しいママの負担が二重にも三重にも重なるなんてことがあるのです。そしてママにとってこの小さなハプニングが大きな問題に繋がることがあります。それは「時間」という縛りがあるときです。例えば、もう保育園に連れて行かなければいけない時間。「これ以上遅れると会社に遅刻してしまう」という場合。ママのワーカーとしての信頼に関わりますよね。笑って済まされる問題ではありません。子育てはいつも予想外のことばかりで、時間が読めないことが多い。「そのせいで会社での信頼を損なってしまった」という経験をしたママも多いのではないでしょうか。信頼に関わるからこそついカッとなったり怒鳴ってしまったりしますよね。もう少し子どもが大きくなると、予想外のハプニングでイライラすることは少なくなってくるかと思います。しかし、習い事を始めたり、学校での勉強が始まったりしてイライラする場面も少し変化してきます。
「なんでもっとちゃんと勉強しないの!」
「テストでもっと良い点数を取りなさい!」
「もっとピアノの練習頑張りなさい!」
「〇〇ちゃんは出来てるんだからもっと頑張りなさい!」
「なんで同じ間違いを繰り返すの!!」
などなど、子どもの勉強・習い事・スポーツに関してのイライラが出てくるようになります。「全部子どものためだから」といって必要以上にきつく叱ったり、イライラして怒鳴ってしまったりするなんてこともあるかと思います。
このように、子どもの年齢によってイライラするタイミングに少し違いはありますが、ママのイライラの正体はズバリ「思い通りにならないイライラ」です!まだ小さい子どもの行動であっても、少し大きくなった子どもの勉強や習い事に関しても、自分の思い通りにいかない、動いてくれないことからイライラが生まれてくるのです。

ではなぜ「思い通りにならない!」とイライラしてしまうのでしょうか?それには2つの背景があります。

①無意識のうちに子どもを支配しようとする
子どもはママより立場が弱く、ママは無意識の内に「思い通りにできる」と思いこんでしまいます。ママは生まれたときから子どもにつきっきりで常に子どもを守ってきました。ある意味「ママが子どもを支配してきた」とも捉えられます。だからこそ思い通りにいかないとき、イライラが顔を出してしまうのです。
②ママ自身の心の傷や悲しい過去の経験・記憶が蘇る
ママ自身の子どもの頃の悲しい記憶や、心の傷が癒されていないことで、子どもに自分の夢を託したり、無意識のうちに子どもを自分の思い通りにしようとしたりすることがあります。子ども=自分の分身のように考えてしまうのです。心の傷や悲しい過去が癒えていないと、その感情をぶつけてしまうのです。
このように、子どもにぶつけてしまうイライラの正体は、「思い通りにならないイライラ」です!一言で「イライラ」と言ってもパパに対して抱く「認めてほしいイライラ」とはまた違ってきます。パパに抱くイライラに関する情報はこちらの記事にまとめてありますので、ぜひお読みください。

今回はこの「思い通りにならないイライラ」の原因になっているママ自身の心の問題をどのようにして癒していくのかを考えていきます。

第1章では子どもにぶつけてしまうイライラの正体についてお話ししました。第2章では「思い通りにならないイライラ」の裏にある「ママの心」についてお話していきます。実は消化しきれていないママの過去の記憶、夢、心のわだかまりを癒し、その記憶を書き換える必要があるのです。

〈果たせなかった過去の夢たち〉
自分が果たせなかった過去の夢を今でも引きずっていることはありませんか?果たせなかった過去の夢を引きずったママは、その夢を子どもに託そうとします。叶えられなかった夢、果たせなかった夢を引きずり続けると、心の中で「コンプレックス」へと変わっていきます。そしてそのコンプレックスを、自分が出来なかったことを、知らないうちに子どもでリカバリーしようとします。ママの思いを、果たせなかった夢を子どもに押し付けるようになるのです。「子どもが自分の夢を叶えてくれる」と無意識に思ってしまうからこそ、自分の思い通りにならないとき、カッとなってしまうのです。例えば、幼少期・学生時代に成績が悪かった、勉強が出来なかったことを後悔している・引きずっているママの場合、
「いい学校に通わせたい!」
「テストでいつも100点を取らせたい!」
「絶対にお受験させたい!」
「完璧な子にさせたい!」
「誰よりもうちの子を一番にさせたい!」
という思いが強くなっていきます。「勉強が出来なかった」という過去を自分の子どもに託そうとします。そうすると、「どうして100点取れないの!」「もっと勉強しなさい!」とイライラしてしまうのです。ママが子どもを自分に置き換えていて、思い通りにしようとするからこそ、「思い通りにならないイライラ」が生まれてくるのです。

過去に果たせなかった夢、過去の思いはママ自身で消化しましょう。この機会に一緒に振り返ってみましょう。過去にあきらめた夢、果たしきれなかった夢はなんですか?その夢をあきらめたことでどんな良いことがありましたか?何を得ることができましたか?改めて考えてみると、夢をあきらめたことで得られたもの・奇跡・今の自分があることに気が付くはずです。過去の思いが浄化されていきます。「過去の夢にこだわる必要はないんだ・・・!」と思えるのです。

〈幼い頃の悲しい記憶〉
子どもの頃、悲しい思いや切ない思いをして、心に大きな傷を負ったことはありますか?両親・親戚・友人など・・・小さいころあなたは周りの人たちとどのように接していましたか?幼少期の人間関係、両親との関係性で、切ない思いや悲しい思いをしてできた心の傷は、時間が経って大人になってもそう簡単には消えません。あなたは今も無意識のうちにその時の記憶に影響を受けています。そのくらい、小さい頃の記憶、特に悲しい記憶は人生で大きな存在なのです。例えば幼いころ、両親に言われたこと、されたことで辛い経験をしたママ。そんなママは自分が幼い頃に言われたこと・されたことを、自分の子どもにもしてしまうことがあるのです。自分がされたことを同じように自分の子どもにしてしまうのです。自分自身がその辛さや悲しさを一番分かっているはずなのに、それでも同じことをしてしまうことがあるのです。まさに、辛い経験が親から子へ、そして子からその子へと連鎖が起きてしまいます。「子どもは親の鏡」という言葉があるくらいですから、幼い頃の両親に言われたこと、されたことがあなたの一部となっていてもおかしくありません。
「幼いころ、何か少し失敗するだけで母親に怒鳴られた」
「常にびくびくしていた」
そんな経験をしたママ。今度は自分の子どもが何か失敗をすると怒鳴ってしまう。
「勉強しろと何度も怒られた」
「テストで良い点を取らないと怒られた」
そんな経験をしたママ。今度は子どもの勉強に対して頻繁に怒るようになってしまう。
だからこそ、ママ自身の辛い経験を癒す必要があります。

ここで、MAMACOCO塾長Mikityの幼少期の悲しい経験についてご紹介します。

〈MAMACOCO塾長Mikityのストーリー〉
ミキちゃんの父は教育公務員。母は13歳年の離れた専業主婦。ミキちゃんには3歳上の姉と5歳下の妹がいる三姉妹の真ん中です。父は強烈な亭主関白で、その圧力を受けた母がストレスを発散するのに向けた矛先は「子ども」です。しつけという名の必要以上の暴力が横行する家庭でした。ミキちゃんは好奇心旺盛で活発なアウトドア派のヤンチャ坊主です。活発なミキちゃんは遊びの度がすぎてよくモノを壊してしていました。母は帰宅した父に報告し、父は激怒します。理由も聞かずにミキちゃんを外へ出し、夜にもかかわらず家の鍵をかけます。頻繁に繰り返し外へ出され、時には洗濯干しに縛られていました。その度に「ママやパパはミキちゃんのことキライなんだ」と思いました。ミキちゃんはとにかく臆病な子どもでしたから夜の外が怖くてたまりませんでした。父だけではなく母も同じで助けてくれるのは近所のおばさんだけでした。ただ、母が時折優しくしてくれ母の膝の上は温かく唯一安心できる居場所でミキちゃんはそこが大好きでした。ずーっと座っていたかったです。
妹が生まれるとその唯一の安心の場を失い、ミキちゃんは今まで以上に不安が大きくなります。外に出されてお化けに食べられるかもしれないと思うと怖くて怖くて不安で毎日お化けの夢を見て毎晩おねしょを繰り返していました。そうするとまた両親から叩かれ罵倒を浴びせられミキちゃんは布団の中で声を殺してよく泣いていたのを覚えています。「どうしてミキちゃんのことたたくのママ」と。


Mikity塾長にとっての幼いころの悲しい記憶、心の傷というのは、両親からの罵倒・暴力でした。幼いながらに「大好きな両親に受け入れてもらえない」という悲しい経験をしたことで、「自分は必要ない」「自分がいなければ何も問題が起きない」と思うようになるのです。そのせいで人と話すこと・人と関わることを苦手に感じていたのです。しかし、この幼少期の体験はのちにMikity塾長の「天命」へと変わっていくのです。幼少期の自分と同じように心に傷を負った人を救いあげるという天命です。幼い頃の辛い経験は家族や周りの人にその存在を認められ、周りの人を信用することができるよう、ママや子どもたちをサポートする、子どもたちにとって大切な環境を作るという原動力へとなったのです。

あなたは幼いころ、どんな切ない思い・悲しい思いをしましたか?その時どう感じていましたか?どう思っていましたか?その時周りの人にどうしてほしかったですか?こんな風に幼いころの記憶と向き合ってみましょう。幼い頃のつらい記憶・経験というのはあなたが周りの人にそれを伝える、生かす、他の人の力になるために与えられた「資料」「経験」です。まさにそれがあなたの「天命」になると言えます。悲劇のヒロインになるのではなく、「自分が得た経験を他の人のために使おう」と考え方を変えてみると、心の傷が癒えていきます。ママ自身の心の傷が癒えていなかったり、幼い頃にきちんと愛されなかった・受け入れられなかったりすると、その傷を自分の子どもにも作ってしまうことがあります。まずは、ママ自身の悲しい記憶と向き合い、癒し、その経験が与えてくれたものに目を向けてみましょう。

第2章では「思い通りにならないイライラ」の裏にあるママの心についてお話ししました。消化しきれずずっと心に残っている悲しい記憶や、果たせなかった夢はどうやって消化すればいいのでしょうか?第3章では過去の記憶を書き換える方法についてお話していきます。

①傷ついた自分に気が付く
まずは傷ついた自分に目を向けてみましょう。「幼い頃こんな辛い経験をしたな」「こんなことで傷ついたな」というように傷ついた自分に気が付くはずです。そして、その時自分が欲しかった言葉を声に出して自分で投げかけてみるのです。「〇〇だったんだね。よく頑張ったよ!」というように、自分自身に優しく投げかけてあげてください。

②セルフハグ
①のように、傷ついた自分に欲しかった言葉を投げかけるのに加え、セルフハグもしてみましょう。セルフハグとは言葉の通り、自分を自分で抱きしめてあげることです。本当に効果があるのか、疑問に思う方も居るかもしれません。しかし、実際にやってみた方の中には「気持ちよく眠れた」「心が落ち着く」などの効果を実感を得る方も!場所を問わず1人で手軽にできるので、ぜひやってみましょう。やり方は簡単です。まず両手を大きく広げて、自分を包み込むように抱きしめてあげます。イスや床に座った状態でも、立ったままでもOK。目を閉じて、ギュッと力強く30秒ほどハグしてみましょう。セルフハグの効果は、幸せホルモンと言われるオキシトシンが分泌される点にあります。オキシトシンは家族や友人、恋人など親しい人との会話やスキンシップなどによって分泌されるホルモンの1つ。ストレスを抑制させる働きがあり、分泌量が増えることで気持ちが安定すると言われています。ふと思い出したタイミングで抱きしめてあげてください。そのたびに気持ちが落ち着き、リラックスできます。セルフハグを繰り返すことで、傷ついた時の記憶が心の中で引きずらなくなれば手放し完了です!

③イライラすることの裏にある、自分の心に気が付き手放す
イライラした時、どうしても「イライラ」という感情に支配されてしまったり、「イライラ」にしか意識が向かなかったりしますよね。しかし大事なことは、「イライラそのもの」ではなく、「具体的に何が許せないのか」「具体的に何にイライラしているのか」ということです。例えば、子どもに何度も注意をしたり何かを教えたりしても返事をしてくれず、イライラする場合は「子どもが大きな声ではい!と返事をしないことが許せない」となります。許せない理由を明確にしてみるのです。そして、自分を苦しめている過去の記憶を書き換えていきます。例えば、「自分は小さい時から返事は大きな声でどんな時もしてきた。しないとひどく親に怒られた」という過去の記憶が足枷となってあなたを苦しめ、「大きな声ではい!と返事をしない」ことが許せなくなり、イライラしてしまうのです。しかしこれは必要のないルールです。なので、「どんな時も大きな声で返事をしなければいけないと思っていたことが間違っていました。このルールはもう必要ありません!おしまい!」といって脳の記憶を書き換えましょう。必ず最後に「おしまい!」と言って手放しましょう。

ここまで、イライラの背景にある心の傷や過去を癒す方法についてお話してきました。心の傷や過去を癒すことで、イライラは自然と消えていきます。イライラを解消すると同時に、ママ自身がずっと抱えてきた心の傷や過去の悲しい記憶が消化されていくので、ママの心もずっと軽くなります。イライラが消え去って、心が軽くなった毎日をどんな風に想像しますか?子どもへの愛おしさと愛がより強くなります。そしてもう二度と戻らない時間、子どもと過ごすその一瞬一瞬をより大切にかみしめることができます。子育ては長いようであっという間。かわいい寝顔を見れる瞬間。はじめて歩けるようになる瞬間。目を輝かせながら学校での出来事を話す瞬間。子どもはあっという間に大きくなっていきます。出来ることが少しずつ増え、やがて巣立っていきます。その間ママにとっては時間がまるでジェットコースターのように過ぎていくことでしょう。だからこそ、二度と戻らない一瞬一瞬を大切にするのです。イライラを手放して、笑顔あふれる毎日を送ってほしい。そして心から子育てを、子どもの成長を見守ることを楽しんでください。「子どもと過ごす何気ない毎日が何物にも代えがたい宝物」心からそう思えるでしょう。

子どもにぶつけてしまうイライラについてたっぷりお話してきました。いかがだったでしょうか?最後に、この記事の内容をまとめます。

■子どもへのイライラの正体は「思い通りにならないイライラ」!

■イライラの裏には「果たせなかった過去の夢」や「心の傷」!

■傷ついた心を癒すには・・・
「欲しかった言葉を投げかける」
「セルフハグ」
「悲しい記憶を書き換える」

■イライラを手放したあなたは子どもとの時間をより大切に出来る!

子育ての中で、どうしても自分の感情が抑えきれなくなってしまってイライラしたり、そのイライラを子どもにぶつけてしまうママは多いと思います。そのイライラの裏にある、ママ自身の心の傷や過去を癒すことで、イライラは解消されていきます。ママにとっての大切な宝物である子どもと笑顔あふれる毎日を過ごせるよう、この記事を書きました。このnoteが少しでも毎日子育てを頑張るママの支えになれたら幸いです。

この記事の感想、体験談、「実際にやってみた!」などのコメントがありましたらぜひお寄せください!お待ちしております!

#ライフスタイル
#仕事
#ワ ―ママ
#女性の生き方
#子育て


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?