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コミュニケーションが苦手なのにオランダへ留学した話し
こんにちは、ゆいです。
私は大学生の頃オランダの大学へ留学していました。
留学していた、と聞けば外国人の友達がたくさんいて、海外でも通用するようなコミュニケーションスキルを持っているのだろうな、と思うかもしれません。
しかし私は逆、
確かに外国人の友達は確いるけれど、本当に"友達"と呼べる人は片手で数えられるほど。
コミュニケーションに関しては実は苦手。
友達といるより、断然1人でいる方が好きだし、大人数のシチュエーションになる事をできるだけ避けて行動しています。
それは今でもそうです。
一応普通に会社員として仕事をしているのですが、会社ではまあ基本仕事の話しかしないので、それほど苦労はしていません。
しかし仕事終わりに同僚とご飯に行ったり、遊びに行ったりすることは滅多にありません。
(子供が生まれる前も、誘われても行くことはほとんどありませんでした。)
そんな性格の私ですが、今回はコミュニケーションに苦手意識があるのに留学した話をします。
コミニュケーションが苦手、の度合い
コミュニケーションが苦手と言っても、人によってそのレベルは違うと思いますが、私の場合、仲がいい人と一対一で話すことは問題ありません。
しかし全く見知らぬ人に初めて会った時、または大人数のグループになると言葉がうまく出てこないことが多いのです。
大人数の会話になったとき、どうしても黙りがちになってしまいます。
あとになって、あのときこう言えばよかったなーと思うことが多々あるのですが、なかなか咄嗟に言葉がでてきません。
この苦手意識に気がついたのは中学生頃で、それから高校生、大学生となってもこの苦手意識変わらず、大学生では部活やサークルには一切はいりませんでした。
もしかしたら、苦手意識は治せる!と思う方もいるかもしれませんが、特に今の生活で苦労してはいないので、今はもうこのままありのままでいいのかな、と感じています。
またもしかたらコミュニケーションが苦手というより、一人が好きなので積極的に人と話す気がしないのかもしれません。
どうしても留学はしたかった
そんなコミニュケーションに苦手を感じる私ですが、大学生になったとき留学だけは絶対にしたいと思い、その夢を実現させました。
私の留学した国はオランダでした。
というのも、私は"オランダで暮らす"ことに小さい頃から憧れをもっていたのです。
私は小さい頃、夏休みになると毎年母の実家がある長崎に行っていました。
長崎にはオランダゆかりのものがたくさんあり、特にオランダの街並みを再現したテーマパークのハウステンボスには毎年行っていました。
そのオランダの風景やテーマパークではありながらオランダの文化が垣間見えるハウステンボスは小さいころから私の大好きな場所でした。
(なのでまあオランダ留学したきっかけはハウステンボスと言っても過言ではありません。)
いつかオランダへ行きたいと漠然と思っていたのですが、大学生になったとき、オランダの大学への交換留学制度があることを知りました。
そして絶対にオランダへ行こうと決意し、実際に留学をすることになります。
大学生になってもコミュニケーションに苦手意識はあったのですが、自分でも不思議なくらいオランダへ行きたい気持ちが強く、コミュニケーションは行ったらどうにかなるでしょ、という感じの非常に軽い気持ちでした。
なんとかなった留学生活
いろいろな留学の試験を潜り抜け、晴れてオランダへ留学することになったのですが、留学したはじめのほうは一人を好んで行動する癖が抜けず、友達が全くできませんでした。
さすがにせっかく留学しに来ているのに、友達一人もできずに私は日本帰ることになるのか、、
そう思っていたところ、たまたま日本語を教えている日本人の先生から、日本語のクラスのお手伝いをしてほしいと言われ、その授業に参加することになりました。
そしてそのクラスの学生数名からの日本語をもっと教えてほしい言われ、個人的に日本語を教えているなかで、親しい友達を作ることができました。
はじめは単に日本語を教えるだけだったのですが、だんだんと仲良くなり、勉強のあと一緒にご飯にいったり、連絡をとるようになりました。
(わずか2人ほどですが)
日本語を勉強している学生なので、日本に興味があり、日本に関することで話す話題が尽きず、私も不思議と一緒にいることがとても楽しく感じられました。
また、他の授業でたまたま隣になった学生とレポートを共同提出することになり(教授に今隣にいる人と作成してください、という少しむちゃぶりなことを言われ、最初はしょうがなく知り合いになったのですが)結局その友達は今でも連絡を取り合う親しい仲になりました。
ポツポツと友達ができると、友達の友達、といった具合に知り合いがどんどん増えていきました。(仲良くなったり、そうでなかったりいろいろですが。)
しかしながら友達や知り合いがどんどん増えても、やはりどこかコミュニケーションの苦手意識が抜けず、大人数で食事に出かけたり遊びに行くようなことはほとんどありませんでした。
幸運にもできた、本当に自分と気の合う数少ない友達と、その関係を大切するスタイルで留学生活をしていました。
授業が終わったら一人観光に行ったり、自分の部屋にかえってゆっくりする時間も多くありました。
勉強に関しては割とついていくのに必死で、コミュニケーションが苦手だとかどうとか、いい意味で考える時間がありませんでした。分からないことはきくしかなく、とにかく自分が言える言葉で必死に先生や周りの人に聞いていました。
というわけで、コミュニケーションは苦手だったのですが、実際行ってみたらなんとかなった留学生活なのでした。
まとめ
留学生活ときくと、色々な国出身の友達がたくさんできて、遊びに行ったり、夜は飲みに行ったり、というような生活を想像するかもしれません。
(実際そのような人を沢山知っているのですが)
しかし私のように、どちらかというと、一人または少人数を好む性格で、コミュニケーションに苦手意識があっても留学はなんとかなりました。
できた友達は少ないですが、それでも留学生活は決して無駄な時間でなかったですし充実したものだったと感じます。
もし私と同じようにコミュニケーションに苦手を感じる・または一人でいることが好きな性格で留学に興味がある人は、無理して周りに合わせたり、友達を作ろうとはせず、あくまで自分のペースで留学に挑戦してほしいなと思います。
ここまで読んでいただきありがとうございました。