ハワイでの大事件
これは新型コロナウィルスが流行る前、娘が幼稚園の頃のお話です。海外旅行に行かれる方が増えた現在、教訓にして頂ければと思い、noteにしました。
娘が4、5歳だったと思うのですが、ハワイ旅行中にスーパーのおもちゃ売り場で高いところのものを触りたくて、パパに肩車してもらったらしいのです。でも、その上で暴れたみたいでバランス崩して頭から落ちたんです。
私は違う売り場を見ていて、直接その瞬間を見た訳ではなく、パパも動揺していてあまり詳しい状況は未だに分からないのですが、とりあえず娘は泣いてるけど、泣き叫ぶというより痛くてしがみついてるって感じ。
失神してないし、反応はあって、出血もしてなかったから、とりあえずタクシーで部屋に帰ったのですが、やっぱりグッタリしていて、コンドミニアムの日本人のコンシェルジェの人に相談したら、救急車呼ぶか、近くの救急病院に自分で行くか…日本人ドクターの診療所はもう終わってしまっていました。
幸い娘は海外旅行保険(親はカード付帯のでカバー)に入っていたので、コールセンターに電話しました。
そうしたら、シェラトンワイキキの玄関の右側地下にドクターズオンコールって言う23時までやってる所があるからって紹介してもらい、しかも保険証券を見せればキャッシュレスで大丈夫だと言ってもらえて、コンシェルジュにタクシー呼んでもらってすぐ行きました。
娘は夜も遅かったし眠いのと痛いのでぐったりしていて、氷で冷やしながらウトウトしてる状態。
クリニック着いて、パスポートやら保険証券やら見せて、日本人の方に書類の書き方教えてもらって、10分位したら呼ばれて、まず看護師さんに問診を受けました。
私も旦那も中学レベルの英会話位しか出来ないから本当不安だったんだけど、通訳の人が隣に付いてくれました。
で、しばらく待たされて先生がきて、
娘は病院大嫌いだからいつも行った瞬間から大騒ぎで、舌や耳を診られる時は泣き叫ぶのに、この日は静かで・・・それも本当心配で焦りました。
娘の反応や、耳の中の出血、瞳孔、たんこぶなどチェックして、嘔吐はないかとか聞かれたよ。
ドクターの見解では今のところ異常はないけど、「24時間は重要だから何かあったら大きい病院に行け」言われて、痛み止めをもらって帰されました。
娘は食欲もなく、相変わらずグッタリですぐまた寝ちゃって・・・。
その日の夜は私もパパも気が気でなくて、ほぼ寝れなくて朝を迎えました。
2人で手術になったらどうしようとか、飛行機取れたら日本に帰ろうとか悶々としていました。
翌朝、目が覚めた娘はやっぱり食欲なくて、目がうつろでぐったりしていて、ぶつけた所を痛がっていたので、昨日教えてもらった大きい病院に行くことにしました。
前日に保険会社に電話した時に、他の病院に行く際はもう一度電話下さいと言われていたので、電話したら同じ病院を紹介されて、そちらもキャッシュレスで受診出来ると言われました。
タクシーに乗って病院へ。
エントランスで頭を打ったって言ったら、救急の場所を教えてくれました。
受付でびっくりしたのが、昨日の受診情報(うちの住所とかね)が共有されていたこと。
呼ばれて看護士さんの問診受けて、ガウンみたいなのに着替えてって言われて少し待ちました。
アジア系の若めの男の先生がきました。
英語があんまりな私たちなので、言いたいことを言うためにも、昨日寝れなかった間に翻訳アプリで経緯を紙に書いたのを渡しました。
簡単な会話は出来たけど、難しいのはスマホの翻訳を使って会話。
診察は昨日とやはり同じで、たんこぶや出血、瞳孔、反応、歩行などを見られて、その結果異常は見られないとのこと。
脳内の出血が怖かったから、CTを取って欲しいってお願いしたんだけど、アメリカでは子供のCTは被曝して脳腫瘍になる恐れがあるからとかで、勧めませんとハッキリと断られました。その代わり、異変があったらまたきてねと。
で、「なんでこんなにグッタリしてるんですか⁇」って聞いたら脳震とうだと言われました。2、3日は安静にして下さいとのことで帰されました。
もう私たちも先生を信頼するしかなかったし、病院もカピオラニ病院と言うオバマ大統領が産まれたと言う、ちゃんとした病院だったし、とにかく娘の異変を見逃さないようにするしかもうなかったよ。
診察が終わって、部屋に帰ったらまたすぐ寝ちゃって・・・。
ただ、お昼寝から起きたら少し食欲も出て、少し喋ってくれるようになったから、ちょっとだけ安心したのを覚えています。
そこからは日に日に元気になって本当良かったのですが、ぶつけた所はずっと痛がっていて、特に寝る時は枕にあたると痛いみたいで氷で冷やしながら寝ていました。あと、髪結う時やシャンプーも痛いって言ってたから可哀想で・・・やっと10日位して、痛いって言わなくなりました。
その後は普通に生活で来ていて、後遺症も残らなかったから本当に良かったですが、その日は生きた心地がしませんでした。
今回の件で
・肩車は注意が必要!!
・子供の海外旅行保険は絶対に入るべき!!
(保険証券やポケットガイドをちゃんと持つ&現地の電話の掛け方の確認)
を読んで頂いている方に知ってもらえたらなと思って、恥ずかしながら書きました。
アメリカの場合、ご存知の方も多いと思いますが、医療費がびっくりする位高いので本当に助かりました。(今は更に円安ですしね)
自分ではどこの病院に行ったらいいのかさえ分からなかったら、日本語が通じるフリーダイヤルが本当にありがたかったです。何もないのが1番だけど、何かあった時の備えをしておかなきゃですね。
大人の海外旅行保険は、クレジットカードで旅行代を支払った場合に自動付帯のものもありますが、出発前に必ず確認が必要です。飛行機とホテルを別々に取った場合、適応されない場合もあるみたいです。
2023年夏に沖縄に台風が来て、飛行機が欠航になって帰って来れなくなった方達がいらっしゃって、その時にホテル延泊料金も保険がおりた方もいるそうです。こちらもどういう補償が付いているのか事前に確認が必要ですね。
長々書いてしまいましたが、我が家の教訓を生かして頂けたら、幸いです!
おまけ
ハワイの大事件繋がりで、すごいものを見てしまった事があります。MIUMIUの路面店から強盗数人がバッグを抱えて逃げ去って行くのを目撃しました。でも、アメリカは銃社会なので誰も追いかけたりしていませんでしたよ。私もあとから思い返したら、銃撃とかに巻き込まれなくて良かったなと
思いました。
怖いことばかり書いてしまいましたが、ハワイは大好きなので1年以内に行くことが私のWishリストの1つです。
(あ、アメリカに行く時はESTAの申請もお忘れなく~)
では、お読み頂きましてありがとうございました!!
Yuri