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小規模保育園 卒園

今日は、愛する娘の卒園式だった。登園は29日まであるけど....
3年前、抱っこ紐で初めて歩いた道のりを、今日は娘が私達の手を引っ張ってくれました。 

保護者代表で謝辞を務めました。
慣れない文章作成や正書は大変だったけど、これも娘が生まれてきてくれたからできた経験。

〈謝辞 以外全文〉
寒さのなかにも、やわらかな春の日差しを感じられる季節となりました。
本日は、このような心温まる卒園式を開催して頂き、ご準備いただいた先生方に厚くお礼を申し上げます。また、ご来賓の皆様におかれましても、子ども達のために日頃よりご尽力いただき、誠にありがとうございます。
僭越ではございますが、保護者を代表して、お礼のご挨拶を述べさせていただきます。

およそ三年前の春、復職間もない頃、泣きながら私から離れようとしない娘に、後ろ髪をひかれる思いで送り出した日がありました。いつまで泣いていたのだろう、ご飯はしっかり食べたのだろうか、今日一日何をしていたのだろうと考えながら迎えに行くと、こちらの心配をよそに、娘は「とっても楽しくて居心地が良かった。まだまだここで、先生と一緒にいたい!」と言うかのごとく、先生にしがみ付いて離れず帰り渋り、涙したことがありました。意表を突かれたのと同時に、家庭的で安心して我が子を預けられる保育環境を作って下さっている先生方に感謝の気持ちで胸がいっぱいになったことを今でもよく思い出します。

先日、入園してから毎日、欠かすことなく続く保育園と家庭の日誌を読み返してみました。「今日はどんな一日を過ごしたのだろう」と、毎日、帰宅後真っ先に読んでいた日誌ですが、改めて過去のページを開くと、その時の我が子の様子や読後感が蘇り、暖かい気持ちになりました。
保育園からの欄には、仲間とのやりとりや、時に衝突、涙、思わず笑ってしまう出来事など大切な一瞬を枠いっぱいに記録して頂きました。家庭欄では、楽しいエピソードだけではなく、育児での悩みを日誌に吐露する日もありましたが、その都度、先生方が、子ども達だけではなく、保護者である私達にも寄り添い、助言を与えて下さり心強かったです。日誌内容は、成長に伴い、子ども達が主体になって問題を解決したり、仲間同士でお互いを思いやるといったエピソードが増えていったように感じます。このように、人として大切な土台が築けたのは、先生方が、常に子どもたちに誠実に向き合い、子ども達の自主性を尊重し、信頼し、何事も自分たちでやりぬく力を引き出すよう導いて下さったからだと思います。

私たち保護者も、沢山のことを学ばせて頂きました。保護者会で、(施設長)先生が「子育ては、未来や過去に目を向けるより、今という過程を共に楽しむことが大事」とお話しされたことがあり、とても胸に響きました。これから先、手放しで楽しめない時もあるもしれませんが、頂いた言葉を思い出し、一度しかない子どもの今に向き合っていこうと思います。

4月から子どもたちは、幼稚園生となります。新しい環境に戸惑うこともあるかもしれませんが、保育園で培われたものを大切に、日常に楽しみを見出し、心豊かに育っていけると信じております。
私たち保護者は、子ども達それぞれが、個性的で魅力的な「オンリーワンの人間」になっていくことを期待し、成長に寄り添い、共に楽しんでいけたらと思います。
最後になりましたが、保育園の今後のますますの発展と、本日参列のすべての皆様のご健康とご多幸を心より祈念いたしまして、お礼の言葉とさせて頂きます。
これまでお世話頂き、誠にありがとうございました。

令和6年3月20日
         保護者代表 ママちゃんぺ

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