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娘とマサルくん3。

今回も娘の恋バナ、
マサルくん動きます!のお話です

クリスマスが終わってしまった。
結局、娘とマサルくんは
クリスマスを共に過ごさず
母としては
何だか~もどかしかった!
歯痒いんですけどーーー!!
私もクリぼっちでしたが
そこじゃない寂しさに
何度、胸が苦しいと思ったか。

まぁね、娘にも
事情があったわけで
時計を何度も見つめながら
とにかく、とにかく
1秒でも早く時間が過ぎて!
クリスマス終われーー!!
祈っていたけどね

一夜明けた昨夜、
マサルくんはバイトにやってきて
「ちょっとーーぉ
 クリスマスなにしていたの?」
抑えきれない私の本音が
つい口から噴き出してしまって

まず、
「私とマサルくんは友達よね?
 バイト仲間よね??」
確認してから
相手はうちの娘とはいえ
マサルくんの恋の話を始めると

『いや、僕としては
 クリスマス目的って
 思われたくなかったんです』

エェェェエェェ!!
あまりの誠実な彼の答えに
バブリーおばさん世代としては
頭をガツンと叩かれたようで
「感動しちゃったので
 ちょっと泣いてもいい?(笑)」
胸がしびれちゃったよ~

私の時代はさ
誰かとクリスマスを過ごせりゃ
ステキなホテルでディナーとか
高価なプレゼントとかって
あったもんだけどさ~~

こうなったら私から
どうしても聞きたかった
インタビューは続くんだけど

「浮気とかしちゃう??」
「いや、それはないです」

「でもさ、モテるよね?」
「いや、そんなことないですよ」

「(お正月目前で)
同窓会で焼けぼっくいに
火がついちゃったりする??」
「いや、ないですよ
もしそういう場所へ
行かないで欲しいって言われれば
僕は行かないですしーー」

どうやらマサルくんは娘のことを
今まで会ったことがない
「中学高校の同級生とは違って
会ったこと話したことないタイプ」
そう思ってくれているみたいでね
確かに娘は
ちょいと大人びた感じでは
あるんだけど・・・

そうはいってもね
矛盾しちゃうけど

マサルくんにも好みはあるし
未来もあるし、いろんな人と
お付き合いしたいだろうし
就職活動もあるから
お友達になってもらえれば
何だか・・・私が
無理させているなら
本当にごめんなさいね・・・
「いや、そんなことないですよ」

マサルくんは雰囲気とは違い
ゆっくり穏やかに話す人で
出てくる言葉にムダがなくてね

そして、私は
あまりに相手の気持ちを
大切にしすぎるマサルくんへ
どうしても話したかったこと
それは

実は私は子供達に
恋愛や結婚をしなくてもいいと
思っているところがあってね
でもね、あなたに会って
気持ちが変わったの
「あなたなら娘が付き合ってもいいと
初めて思えたのよ」
大げさに言えば世界規模で(笑)
・・・娘には絶対に
幸せになってもらわなきゃと
思っているからね

もし、もしマサルくんに
本当にその気があるなら
あの子のこと、
思いっきり連れ去っていいからね

母の私が口説き落としちゃった

あの時、マサルくんが
どんなリアクションをしたのか
どんな表情だったのか
仕事があったせいで
見届けなかったのが残念。
ただ、うれしそうに目尻を下げて
私に微笑んでくれたような
そんな覚えがあるけど・・・


それから。
ずいぶん残業しちゃって
帰りはマサルくんと同じぐらいに
なってしまったんだけど
ちょうど娘が遊び帰りで
一緒に帰ろうと連絡がきたので
「マサルくん、娘来るけど
どうする??」
彼は急いで私達を追いかけてきて
3人で話したんだけど
帰り際、私1人が先に帰って
娘とマサルくんを2人にしたら

マサルくんは本気で告白して
娘と付き合うことになったそう
「改めてちゃんと言うけど」
そう言ってたらしいけど
マサルくんは
娘をつなぎとめてから
帰っていきました

正直ビックリです!!
彼は何を考えていたんだろう
3人で夜遅くのマックで
話していた時も
今夜これだけは言ってしまおう
きっと心の中で考えていたのかな

後になって私へ
「つきあうことになりました」
律儀な彼はLINEをくれてね

『すごく大切にするし
 絶対に裏切るようなことは
 しないし
 今夜は楽しかったです』

そんなストレートな球が
投げられたならば

マサルくんへ初めて
自分がシングルマザーであること
そんな母親の子とは
つきあいづらいかも
しれないことを
事後報告にしてしまったことを
お詫びして
娘の人生の足かせにしていると
思っていることも話したのね

すると
「マイナスな部分とか
 悩みの種とは全く思いませんし
 気持ちも全く変わらないので
 本当に安心して欲しいです
 僕も輪に入って
 いっぱい楽しんでいきたいです!
 これから沢山よろしくお願いします」

返事を読んで泣きました(笑)
心に染みちゃってね

そして、心から安心して
マサルくんへ娘を託せると
ワクワクしちゃっているんだよ!
全力で守ってくれそうだわ

おせっかいママだけど
ステキな2024年を
迎えられそうじゃーーん

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