娘とマサルくん7。
今回は、娘が決断するお話です
その時は、突然やってきた
「ママ別れるから」
連日の疲れで
夕飯中に箸を持ったまま
そのまま突っ伏して寝てしまう
そんな私が布団へ入る頃
娘が言ってきた
『え?え??あ、そぉ・・・』
「どうしたらいいの?」
『どうしたらって・・・』
娘はその時すでにラインで
マサルくんへ意を決して
別れたいと送った直後で
ジャンジャン電話が鳴り始め
「ママ!!電話来てる!!
どうすればいいの!!」
(あらそうですか??)
・・・私は寝てしまった
感情的になりたくないから
電話で話したくない
そう娘はラインで説明したらしく
さらなる本音を
マサルくんへぶつけて
ずっと自分が思っていたことを
やりとりしていたんだそうで
私が眠りに深くなっていた頃
娘は出かけると
言ったような??
マサルくんは
娘からの別れ話に驚いて
どうしても顔を見て話したいと
娘とのラインをつなげながら
どうにか電話で話すことができて
電話をつなげながら
真夜中に車を走らせ
我が家までやってきたそう
(う~ん、いいね!)
その翌日、休みだった私は
目覚めたはいいけど
そういえば!別れ話だ!!
思い出したのね
すでに娘が帰っているような
気がしていたので
どうなったかしらね、と
思っていたら
地震があってね
怖いーー!と娘が
私のところへ飛んできたの
『マサルくんどうだったの??』
すると娘は泣き出した
あれだけ会いたくないと
話していたわりには
会いに来たマサルくんと
直接話して別れたそうで
マサルくんと
本音でいろんな話をしたことで
将来のことやこれからのこと
改めて気が合うことを感じ
別れるまでに
冷たくしてしまったことを
後悔して反省して
驚くほど号泣していたのです
マサルくんは
元カノの葬式へ行くことを
娘へ許可をもらう時に
実はなぜか
いくつかの嘘をついて
話をややこしくしていてね
どうやら「いいひと」と
言われることが
彼の心の地雷らしく?
そう思われたくないために
どうでもいい他人のエピソードを
あたかも自分のことのように
娘へ話したことも
結果、別れへつながったという
理解し難い逆効果で
こんなことになってしまった
全てはあとの祭り。
マサルくん、何やってんだ?
あれだけ私に
噛みついていた娘も
さすがに号泣して
思うことがいっぱいの姿を
家族の前でさらけだすんだから
別れを切り出したとはいえ
娘の傷つき方も
見ていて辛くなってしまった
好きになりかけて
こうなってしまったのよね
そもそもは私がつないだバトン。
どうにかしてあげたいと
とても思えたし
私の胸は張り裂けきったままで
娘へかける言葉すら
私が見つからなくて
幕引きの朝は
とても天気が良かったことだけは
今でも覚えています
付き合いはじめてたった1ヶ月。
いろんなことがあったけど
濃厚で楽しかったし
ちょっと夢を見た気分でした