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Dr.Noの「衝撃」ーイケオジの話でなかった・・・

007第1作『ドクター・ノオ』は言わずと知れた名作である。恥かしながら、この歳までこの映画を見ておらず、昨晩遅く初めての鑑賞。いくつか私には衝撃が走った。

え?これで32歳?

(タイトル画像のような)ボンドが登場した際、あたしはこの映画は30代後半から40歳くらいのイケオジの女好きスパイの話と思い込んでいたのだが、Wikipediaを調べてみると、1962公開時のショーン・コネリーはまだ32歳。「え?老けてない?」というか、「当時の32歳って、こんなに大人の雰囲気を醸し出していたの?」と第1の衝撃。あたしの32歳は20代をひきずって、やんちゃだったなあ・・・と思わず、比較。

あれ?これって『燃えよドラゴン』?

ボンドの年齢設定も衝撃だったが、あれ?ブルース・リー主演の『燃えよドラゴン』と設定が似ている!これが第2の衝撃。犯罪(といってもスケールはでかいが)の舞台は離れ小島。住民の立ち入りは禁止。地下に悪の巣窟が隠されている。ラスボスは中国系の謎の男。両手は過去の事故により、義手、主役の役割も組織の内偵・・・これ、そっくり『燃えよドラゴン』が借りている。Wikipediaによると、やはり『燃えよドラゴン』の脚本家がスパイの話ということで、この設定のみを借りたとのこと。

Dr. No in "Dr. No."
『燃えよドラゴン』ラスボスのハン

元々、ブルース・リーは主役の設定ではなかった      『燃えよドラゴン』

これが第3の衝撃。『燃えよドラゴン』にはローパー(ジョン・サクソン 白人)、ウィリアムズ(ジム・ケリー 黒人)、リー(ブルース・リー 東洋人)の3人のドラゴンが登場する。これもWikipediaによれば、ブルース・リーが関与する以前のプロットでは、ローパーが最強の男で、旧友ウィリアムズを殺された復讐で、ハンと最終決戦に臨むというものだったらしい。いやあ、でもそのまま進んでいたら、『燃えよドラゴン』はあんな衝撃を世界に与えていたかしら。あの映画はブルース・リーの存在感がすべてだもんね。まあ、ローパー演ずるジョン・サクソンの胸毛は、確かにショーン・コネリーっぽいけどね。

『燃えよドラゴン』公開当時、ジョン・サクソンは37歳、ブルース・リーは32歳(公開時には既にお亡くなりになっていた)。話は元に戻るが、この37歳の感じが32歳当時のショーン・コネリーに近い感じはするな・・・。

左がもしかしたら「最強の男」だったジョン・サクソン。胸毛がジェームズ・ボンドだな。

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