0.プロローグ

  このnoteは、私が高悪性軟部腫瘍と診断された時の、治療の経過を書いたものである。私が病気になったとき、自分の病名で検索してもあまり参考になるものが無かったので、書いてみた。読者の想定は同じ病気と診断され悩んでいる人や家族の人たち。



 2019年の年末頃から、左肩と首の間にあったしこりが段々おおきくなってきたような気がした。もともと2cmぐらいのしこりがあって、脂肪かなと思っていた。脂肪自体は大きくなったり小さくなったりするので、そのうちまた小さくなるだろう、と考えていた。

 だけど、しこりはどんどん大きくなり、なんだかドリアンの身みたいに房みたいに分かれてきて、なんだか心配になってきた。そこで、いつも通っている循環器の先生に聞いたところ、「これは外科ですね。」。外科と言っても同じクリニックの中で階が違うだけで、そもそもこの先生たちは兄弟である。

 かくいう外科の先生は、「外科と言っても私は消化器系専門だから。。」と前置きして見てくれた。だけど「これは取ったほうがいいねー」と即断。病院はどこがいい?と聞かれたが特にあてもないので、先生のおすすめで渋谷区のS病院に行くことになった。
これが2/3のこと。

 予約を取る日を決める際に、「まる一日取れる日がいいですよ」と言われてそうしたのだか、そんなこと気にせずに最短で行くべきだったかもしれない。

 そうこうするうちに2/14にS病院へ。先生はすぐ手術して取りましょう!っていう感じで、翌週にはCT取って、翌々週に手術の予約を入れてしまった。CTは念の為に撮っておきましょう、だった。2/17に造影CTを取って結果は19日に出ることになった。

つづく。

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