ファッションについて持論
答えは「自分に似合ったモノを着る」です
衣食住の最初にある通り、人間らしく生活するための必需品なので無くなりません。なので、真摯に向かい合う必要があるので、まとめてみました。
IT界隈や働き方改革やら、自宅勤務やら何やらで、スーツは古い、カジュアルがイケてる的な発想がありますが、そもそも自分は果たしてどんな格好がイケてるのだろうと考えたからです。
「どんな格好がイケてるのか?」に関しては早くから結論が出ていて「自分に似合ったモノを着る」です。
どんなに、高価だろうとブランドだろうと、いい生地だろうと、安モンだろうと、ファストファッションだろうと、古着だろうと、自分に似合ってなければダメだと思います。
こう考えると「ダサい服」というのは存在せず、その人に合っていればダサい服にはならないのです。ダサい服とは、「ダサい着こなし」のことであって、世の中にダサい服というのは存在しないんだろうなあっと。
若者がファッションに敏感にならざるをえない理由
この「自分に似合ったモノを着る」というのは実は若い人にとって難しいのです。若い人は成長段階にあり、刻々と自分というものが変わっていってしまうからです。なので、この時期には、コロコロと服装を変え、流行に流され、時には奇抜な格好をしたりもします。
それは、個性でも、センスでもなく「単なる迷い」なのでは?
なので、若くて自分に似合った服を選び、着こなすという才能を持っている人が、ファッション業界で頭角を現します。
総じて、人気のモデル、若くしてファッションセンスの高い人は、自分を理解し(天然で理解しているケースもままあり)、それに合った服を身にまとい、自分を表現するためにファッションを使いこなしている人と捉えることが出来ます。これはヘアスタイルやメイク、身に付けるアイテムなども含めて言えることかもしれません。
この、「自分に似合ったモノを着る」には、ある程度自分が確立され、体型もある程度決まってきて、ライフスタイルすら垣間見えてきて、他人から幾多ものアドバイスを受け、なおかつ自分にこれが似合っているかの判断基準を、ある程度持ち合わせないと難しいでしょう。
これには個人差がありと思います。自分を理解しているつもりでも、自分が好きなものと、似合っているものは必ずしも合致しないケースがアンバランスさを生み出します。好きなものを着る喜びと、似合っているけど嫌いなものを着るストレスの間に挟まれます。
大人なのにセンスが悪い人にはこの手のパターンが多いと思います。
なので、「自分に似合ったモノを着る」のは色々と難しいのです。
ただ、意識すれば、似合いもしない着もしない謎の洋服を買って後悔することも少なくなります。一番ダメなのは、「着ない洋服」を買ってしまうことです。
着ない服とはどんな服?
着ない服は長持ちします。クローゼットにはたくさんの服があっても、その中で着る服は数着という経験は誰しもしたことがあると思います。
なので、自然にお気に入りの服は洗いざらしになり、ボロくなってい行きます。一方、着ない服は長持ちする代わりに、着た時に「普段着ない感」が漂います。
TPOに合った服を着ろというのも重要ですが、それ以前に自分に似合った服を着ることが重要です。
では、ドレスのような普段着ることがない服は、いわゆる「タンスの肥やし」になってしまうのでしょうか?残念ですが、肥やしとなります。
年に数えるほどしかないパーティーのためにドレスを買い揃えることは無駄です。ドレスアップしなれていない人が、いざという時にドレスアップした時に浮き具合は、見られたものではありません。
女性にはこの「いざという時」に着物のレンタルをお勧めします。着物は体型をカバーでき、なおかつジャパニーズトラディショナルな正装です。
ハリウッドスターやセレブの衣装を見て、西洋のドレスをマネしようとするから、「いざというときの浮き具合」が隠せないのです。もっとも、毎週のようにドレスを着なければならない人は、ドレスが似合うように自然になってくるので、それは否定しません。
それと喪服のように「今日必要」ということもあるので、スーツは黒か濃いグレーを一着持っていれば、今時は真っ黒ではなくても失礼にはならないでしょう。ユニクロは格安の喪服を売ったら売れそうです。
定期的にクローゼットの中を見回りましょう
着ない服というのは、着る回数が少ない服です。着てもらえない服はやはり服として寂しいです。
断捨離の基準は、「使う頻度」です。それを考えると普段着ない服はやはりいらない服なのです。
そして、いつも同じ格好をする、というのもアリだと思います。なんせ、洋服に迷う必要がないのと、自分に似合った服が自然と確立されます。いつも同じ格好をしていると自然とファッションが自分についてきます。
ファッションを定額で購入するという考え方に基づいたサービスもありますが、やはり自分似合う服という発想よりも、いろいろな洋服と巡り合おう的な発想なので、若者向けと言えます。ただこれによって自分に合った服が分かるようになるかも知れません。
プロのスタイリストが選定した洋服をスマートに着こなせるのは、プロのモデルだけです。勘違いしないようにしましょう。
では服を選ぶ基準は?
ちなみに私は服を買うときに、明確な基準を自分で作ることにしました。
1.体型に合っている
2.古着か新品
3.原産国
4.今持っている服とどれくらいマッチする
5.特定の色の服を選ばない
などです。この選定基準として服を選ぶようにしています。
1.は最重要です。サイズがないなどは致命的ですし、イケてるように見えて羽織ってみて違和感を感じたらNGです。なので、私は洋服をECサイトで買うことができません。まあ、最近は返品が楽にできるので食わず嫌いかも知れませんね。
2.は個人的にリサイクルが好きだからです。まずはまだ着られるものを着るという考え方です。これが生理的にダメな人もいるので、それは否定しません。
3.は厳密な基準はないのですが、この服はどういう風に作られたのだろう?と思いを巡らせるという意味が強いです。古着でタグがかすれてて原産国がわからないものは、いい具合に迷います。
4.既存の服と何パターン組み合わせられるか?私は最低2パターン以上が購入条件です。でないと新しく買った服のためにまた新しい服を揃えなくてはいけなくなります。
5.これは、冒険心です。自分は青やグレーが好きですが、それを基準に青い服ばっかり揃えるのは、それはそれでつまらないものになってしまいそうです。なので、普段買わない色をあえて買う。
ただ、そうすると4に抵触する可能性があるので、色相環をよく見て考えます。
まあ、あくまでも私の意見ですので、読んだ人にちょっとでも参考になれば。